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この価格帯のものを提供していると思うと身が引き締まります
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「この価格帯のものを提供していると思うと身が引き締まります」と杉本さん。その時々で、「これぞ!」と思う食材を厳選し、それらを使って、五感で楽しむことができる時間を演出したいと言います。
そんなとびきりスペシャルなコースは、杉本さん本人のご挨拶からスタートします。こういうシチュエーションに慣れていないとなんだかこそばゆい感じもしますが、この非日常感もまた良いんです!
食材の調達から構成、演出、調理まで、すべてがオートクチュール
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「ヴィーガンのコースを作ってほしい、フランスで食べたあのひと皿が忘れられないといったご要望をいただいています。最近は、私が『ル・ムーリス』(パリの三つ星レストラン)でお出ししていた料理を食べたいというリクエストをいただきました。どんなお客様に召し上がっていただけるのだろうと考えながら、食材を仕入れ、料理を作るのはとても楽しいです」
そんな杉本さん自らの特別演出を楽しむためにも、予約の際にはスケジュールの確認が必要です。
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エンタテインメントの世界でいうと、作・演出・出演すべてを手がける野田秀樹さんのような感じ(ちょっと違うか)でしょうか? 食事のあと、次の予約を入れて帰るゲストも少なくないそうです。
メニューが入った封筒は、蝋で封がしてありました。行ったことないし、行く予定もありませんが、「晩餐会」という言葉が脳裏に浮かびます
ボリュームや味付けまでゲストファーストの特別な晩餐
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赤いパウダーは、海老の頭や殻、尾などをじっくりローストして粉末状にしたもの。ガンベローニ全体を味わい尽くすことができます。このあたりでようやく気付きました。「アンティミテ」は、音や香りも含めた食体験、いわば、「食」の総合エンタテインメントなのだと!
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アスペルジュソバージュを添えて」。どちらも主役を演じるにふさわしい、フォワグラと鮑という高級食材のそろい踏み。しかも山のモノと海のモノで相性悪そうですが、喧嘩しないどころか、ともに頂点を目指そうとばかりにお互いを高めあっています。
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このシチュエーションでプロポーズされたら、どんな女性も「はい」って言うレベル!?
この日、もしかしたら、私は日本でいちばん幸せな人だったかもしれない。そんな自分勝手な感傷に浸りながら帰路につきました。食事のあと、杉本さんに感想を聞かれ、ため息まじりに「おいしかったです」としか言えなかったのは心残りですが……。それと、お酒。取材時は緊急事態宣言中でした。アルコールをサーブできるタイミングなら、ワインのペアリングもお願いできます。きっとまた、別の時空に飛び立てることでしょう。
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「これだけの代金を頂戴し、最高級の食材を惜しみなく使うのですから美味しいのは当たり前。お客様の期待を超える演出をしたいですし、何が出てくるかわからないけれど、美味しくて非日常をご体感いただける、そんなコースをお届けします」
誰にも聞かれていませんが、私、このシチュエーションでプロポーズされたら、とりあえず、「はい」って言いますね。まあそんな予定もないので、季節ごとに、この美味しくて、楽しくて、驚きでいっぱいの、スペシャルな時空間に身を委ねることができる甲斐性を身に付けたいと思っております。
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「ル サロン アンティミテ」
住所/東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル 東京 本館中2階 メインダイニング「レ セゾン」
営業時間/入店時間17:30〜20:00
定休日/ホテルに準ずる
HP/https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/les_saisons/plan/_le_salon_intimite.html
TEL/03-3539-8087
コース価格/1組2名12万円(個室料・税込、サ別、飲み物別)。予約は2名から受付、10日前までに電話で予約を
注意事項/子供は10歳より。男性はジャケット着用