• TOP
  • GOURMET
  • 彼女との熱帯夜を盛り上げる! 本格インドネシア料理店

2018.09.02

vol.68「アユンテラス」(渋谷)

彼女との熱帯夜を盛り上げる! 本格インドネシア料理店

今回ご紹介する店はとてもオーセンティックで、彼女が喜ぶこと必至。渋谷で21年間、本場インドネシアの料理と文化を伝え続ける「アユンテラス」の魅力をお伝えします!

CREDIT :

写真/中川 司

本誌LEONでYULI*YULIとして16年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン&バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します!

料理もインテリアも本格派!の
インドネシア料理店

残暑が厳しくエスニック料理が美味しい季節が続きます。前回同様、店内に入った瞬間にその国にトリップできる、そんな本格インドネシア料理店「アユンテラス」をご紹介しますね。バリ好き、バリに行ってみたい方も、東京にいながらバリ気分を味わえること請け合いよ!
null
場所は、ロータリーのあるJR渋谷駅西口から代官山方面に歩いて10分ほど。桜丘町の坂を上りきったところに、東南アジアの空気感が漂うお店が見えてきます。
このところご紹介しているインターナショナル・レストランは、母国の方がオーナーであることが多いけれど、「アユンテラス」のオーナーは日本人の柴田氏。いまから21年前に、このレストランを始めたきっかけをお聞きしてみたら、インドネシアとのゆかりの深さを感じさせる素敵なエピソードを教えてくださいました。
null
椅子やテーブルも現地から取り寄せた。
柴田氏が中学・高校生だった頃、ご自宅前にあったというインドネシア大使館。当時、インドネシア旅行に出かけたお母さまが、現地で知り合った人から大使館に届け物を頼まれ、それが縁となり大使館員と再婚し、インドネシア・バリ島のウブドに移住することになったのだそう。そうして、インドネシアに魅了されるようになった柴田氏ですが、家がアユン河の側にあったことから、帰国後に「アユンテラス」と名付けたインドネシア料理店をオープンしたのです。なんて運命的!
null
まず、お店のインテリアからして、どこもかしこもインドネシアなの。チーク材のしっかりしたテーブル、ブラック&ブラウンの藤で編み込まれたお洒落な椅子、思わず欲しくなっちゃうテーブルマット。それに、棚や壁に飾られた数々のオブジェやイスラム教徒の太鼓を利用したライトなどなど……。ちなみに、スタッフもインドネシアの特産品バティックで作られた制服を着用する徹底ぶりです。
PAGE 2

日本人好みの甘辛スパイシーな本格料理

バリ島とジャワ島出身のふたりの料理人が作る料理も、もちろん本格的! お皿もカラフルなインドネシア製よ。甘辛スパイシーな味が、日本人の味覚にも合うのはご存知ですよね。オススメの3品をご紹介。
null
「ゆでた野菜のピーナッツソースサラダ」1190円
一品目は「ガドガド」、いわゆる野菜サラダです。ガドガドとはごちゃ混ぜ、混ぜるという意味なの。茹でたキャベツ、小松菜、もやし、ゆで卵、トマト、ニンジン、厚揚げを好みで混ぜ、甘辛いピーナッツソースでいただきます。上に載っているのは、クルプックという海老センベイのようなもの。インドネシアの代表的な家庭料理のひとつです。
null
「ミックスのサテ」(6本) 1490円
お次は、インドネシア風串焼き「サテ」。ビーフは、甘辛しょう油と赤玉ねぎのスライスで。チキンにはピーナッツソースとフライド玉ねぎを。マトンはココナッツミルク、玉ねぎ、ニンニクのソースを合わせて。三種それぞれの味を楽しんでね。
null
「野菜たっぷり、甘辛焼きそば」1100円
そして、日本でもお馴染みのメニュー、甘辛焼きそばのミーゴレン。キャベツ、小松菜、ニンジン、玉ねぎ、トマトなどの野菜がたっぷり入っています。上に載っているのはバワンゴレン、油で揚げたニンニクです。インドネシア料理には欠かせないもの。ゴレンとは“揚げる”という意味で、ちなみに、ナシゴレンは炒飯ね。
null
「アユンテラス」で見つけたインドネシアの食器で、こんな愛らしいものを発見。お皿の縁にあしらわれた顔は、お米の神さまなんですって。欲しい(笑)!
PAGE 3

もちろん、お酒も本場のものが多数!

null
左/「ビンタンビール」720円、右/「アラック オブ バリ」830円
甘辛なインドネシア料理には、やっぱりビールでしょ! というわけで、インドネシアを代表する「ビンタンビール」も美味しくいただけるけれど、バリ島産のお米から作られた最高級蒸留酒「アラック オブ バリ」も、ぜひお試しを。まろやかで癖になる味よ。
null
現地の装飾品に囲まれて、ふたりの時間を楽しんで。
私もそうだけど、インドネシア、特にバリ島が好きな人にとって、「アユンテラス」はたまらないお店。現地の装飾品に囲まれながら、本格的なインドネシア料理を楽しめるんですもの。実際、お客さまはバリ・フリークの方も多いらしく、バリの旅行話で盛り上がることもしばしばとか。彼女と足を運んでバリ気分が盛り上がったら、本場のバリ島まで行くってことになっちゃうかも、ね!?
null

■ アユンテラス

住所/東京都渋谷区桜丘町 20-12 ル・カルティエ桜丘102
営業時間/ランチ11:30〜15:30(L.O.15:00)、ディナー18:00〜23:00(L.O.22:30)
無休(※夏季休暇、年末年始を除く)

URL/https://www.frangicafe.jp/cafe.html

予約・お問い合わせ/☎︎03-5458-9099

null

● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2018年7月7日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が11周年を迎えた。

エスニック料理に興味がある方は、コチラもぜひ!

● vol.20「ロングレイン」(恵比寿)
オーストラリア発! スパイスたっぷりのモダン・タイフードで東京の夜空に乾杯❤
● vol.36「ファイヤーキング カフェ」(代々木上原)
待ち合わせはもちろん、食事デートもお洒落にキマるギャラリー風・老舗カフェ
● vol.63「スパイスカフェ」(押上)
暑気払いデートは、スパイスパワー溢れる料理でキマリ!

登録無料! 買えるLEONの最新ニュースとイベント情報がメールで届く! 公式メルマガ

登録無料! 買えるLEONの最新ニュースとイベント情報がメールで届く! 公式メルマガ

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        彼女との熱帯夜を盛り上げる! 本格インドネシア料理店 | グルメ | LEON レオン オフィシャルWebサイト