2023.12.23
オヤジ、初めてのクリームを塗る、の巻……
メンズ美容の研究家・藤村 岳さん(50歳)が、同世代のオヤジさんに向けて、美容アイテムをセレクトする連載がスタート。第1回は、ベタつくからと敬遠されがちな「クリーム」に注目。オヤジの肌にこそ、必要なんです。
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文/藤村 岳 イラスト/ミツミマリ 編集/菊地奈緒(LEON.JP)
枯れ感出しても、肌枯れするな! オヤジさん向け「初めてのクリーム」はコレ
確かに大人の男の魅力の1つは適度な枯れ感ではありますが、本当に肌が枯れてムダに老けるのは御法度。洗顔後はローションで水分を補給した後に乳液など油分の入ったもので、フタをしてやる必要があります。そしてこんな寒さと乾燥が厳しい時季にはリッチなクリームが最適なんですね。
かくいう僕も昔はクリームが苦手だったので、その気持ちよくわかります。ズバリ、ベタつきを感じるのは、量を間違っているから。パール1つ分、サクランボ大などの表記があるので、必ずチェックして用量を守りましょう。また、一気に顔に塗りたくるのではなく、皮脂分泌が多い額や鼻周りなどのTゾーンは少なめに、カサつく頬やあごは多めになどメリハリをつけるのも大切。この辺りは駆け引きに長けたオヤジさんなら、すぐに会得できるはず。
さて、前置きはこのくらいにして、今冬、オヤジをリッチに彩るクリームを4つご紹介いたしましょう。初めてのクリームにコレを選んでおけば、間違いなし!
スイスの絶品クリームは、肌の上でとろけてエモい
ハチミツ、プロポリス、ローヤルゼリーの3つを世界で初めてオイル形状にブレンド。その抽出技術も特許を取得した製法で、化学物質や有機溶媒を一切使用せず、マイクロ波と超低温や超音波微粉砕などのサイエンスが生み出す化学現象によるもの。とろりと心地よいコクのあるテクスチャーは絶品。
普段はクリームとして朝・晩に使えるうえ、週に1~2回はマスクとしての使用もオススメで、肌が透ける程度にたっぷり塗布して顔全体を1~2分間マッサージ。オイル状に変化したら、5分放置してから濡れた手でなじませると今度はミルク状に再度、変化。ぬるま湯で洗い流すとと、あら不思議、もっちりとした肌へと変身するという算段です。
この自由に変化するエモいクリーム、オヤジの肌にこそ、お試しあれ!
あの高級食材配合で、かぶりつきたくなる肌へ変身!?
さらにその他の成分も、次世代レチノールとして話題のバクチオールでシワ対策を、奇跡のりんごから採取されたリンゴ幹細胞エキスはくすみや新陳代謝の正常化を、ビタミンCの172倍の抗酸化力を持つフラーレンで抗酸化を、と全方位的な布陣なのです。
肌に乗せるとふわりととろけるような軽さ。ベタつきとはいっさい無縁のその質感は、クリーム嫌いのオヤジさんでもきっとトリコになることでしょう。冬季限定なので、ぜひ、お早めにゲットしてくださいまし。サプリや食品も充実しているBI-SUは、内側からのケアも同時に叶えてくれるので、個人的にもかなりお世話になっているんです。
軽くほどける質感がヤミツキ。発酵職人が手掛ける逸品
そんな中で、新鋭ブランドの発酵職人が目をつけたのは京丹後の古代米「黒米」。老化防止に欠かせないと言われる抗酸化物質のアントシアニンをたっぷりと含んでいるんですよね。黒米に、明治時代から続く老舗麹店とともに1万種の中から300種の酵母を試し、その中からアルコールをほぼ産生しない酵母「サッカロミセスベローナ」を加えて発酵させました。
するとこれまた美容界で話題のペプチドをはじめとして、ポリフェノールやアミノ酸、ビタミンなど738種もの低分子発酵由来成分が生まれたとのこと。さらに京都らしい丹波の黒大豆由来の「黒豆ペプチド」も配合して誕生したのが、「FAS ザ ブラック クリーム」。
コレ、肌にいいに決まってるわけで、僕も愛用中。スルスルっとほどけるような柔らかな塗り心地で、軽いのにしっかりと肌を包んでくれます。
若き日のアノ肌を即効で味わえる。翌朝、驚愕!
まず美容液を塗布してからマスクを重ねます。導入美容液「PTレア HR コンセントレート」は、独自のコーティングプロセスを施した「マクロインフュージョンテクノロジー」を採用。この画期的な浸透技術で大きな生体分子を肌に送り込み、瞬時に効果をもたらすというわけ。
真骨頂のモイスチャライザー「PTレア HR クリームマスク」は、マスクと言いつつもクリームと同じ使い方ができるゆえ、今回ご紹介。気になる成分は、整肌成分の「プラチナム マルチペプチド」と、ココンチ独自の「セルラーコンプレックス」を贅沢に配合。全方位的なエイジングサインに作用し、徹底的に肌力の底上げに寄与してくれるんです。
すごいと感じたのは翌朝のハリ具合。パッツン! というのがふさわしく「若い頃ってこうだったよな」と鏡の前で嘆息したほど。
ということで、質感もお値段もリッチなクリームならオヤジさんの冬枯れ対策にもってこい。この機会に固定概念を覆して、肌も心もやわらか〜くしてくれるクリームで厳しい冬を乗り切りましょう!
● 藤村 岳(ふじむら・がく)
男性美容研究家・エッセイスト。1973年、東京生まれ。大学卒業後、植物関連の雑誌・書籍の編集者として、ハーブやアロマテラピーの知識を得る。その後、料理、健康などの生活情報誌に携わる中、男性が読む美容記事を、美容ライターという毎日ヒゲを剃らない女性が書くことに違和感を覚え、独立。男性美容のパイオニアとして活動中。テレビやラジオ番組のほか、講演・イベントにも出演。男性用コスメのマーケティングやコンサルティングも行う。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』『男の身だしなみ100の基本』。
HP/男性美容研究所
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