2024.05.27
【Q5】男性ホルモン補充療法ってどんなもの?
男らしさの要、モテるホルモンと言える「男性ホルモン」が加齢で減少すると聞いて、他人事ではいられないオヤジさんのためのQ&A。新橋消化器内科・泌尿器科クリニックの伊勢呂院長に答えていただきました!
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イラスト/STOMACHACHE. 文/大塚綾子 編集/菊地奈緒(Web LEON)
A.男性ホルモンを注射する、テストステロン補充療法が一般的です
そこで、男性ホルモンにまつわる疑問を掲げ、新橋消化器内科・泌尿器科クリニックの院長・伊勢呂哲也先生を訪ねました。
Q.男性ホルモンを補充する治療法はどのようなものですか?
先生 男性ホルモンのテストステロンを注射する、テストステロン補充療法が一般的です。2〜4週間に1回の頻度で注射を打ち、自覚症状が改善されたか様子をみていきます。この治療は保険適用なので、診療費が高額になる心配はありません。漢方薬を併用することもあります。
── 治療期間はどのくらいですか?
先生 テストステロン補充療法の治療期間に特に決まりはありませんが、最新の論文では半年間継続して投与すると、その後中止しても経過が良好である場合が多いと報告されています。当院でも半年を目安にしています。
── テストステロン補充療法に副作用はありますか?
また男性ホルモンの影響で、体毛が増えたり、髪の毛が薄くなることもあります。それに長く投与していると、自分の力で体内に男性ホルモンを作ることができなくなります。
僕としては、テストステロン補充療法を半年ほど続けてある程度症状が改善されたら、いったんやめて、サプリメントの服用や生活習慣を整えていく方向にシフトするのがオススメです。サプリメントは、薬や注射に抵抗がある人でも取り入れやすいのではないでしょうか。
── 男性更年期障害はどのくらいで治りますか?
先生 女性の場合は、閉経後5年を過ぎると徐々に症状が落ち着いてくるのでわかりやすいのですが、男性の場合は明確なサインはありません。年齢を重ねるうちに、症状が和らいでいくイメージですね。
先生 そうですね。中高年男性の3人に2人は、更年期の症状を自覚していないと言われています。病気ではなく症状なので、必ずしも治療する必要はありません。
逆に3人に1人は、更年期障害に悩まされていると言うことになりますよね。治療は基本的に半年ほどで終わり、結果も出やすいです。不調の原因を突き止めるためにも、気軽に泌尿器科を訪れてみてください。
伊勢呂先生のクリニック監修の男性更年期障害をサポートするサプリメントがこちら。主成分は、世界中の研究者から高い注目を集める、「山のうなぎ」とも言われるパワー食材・山芋に含まれるジオスゲニンで、活力をチャージ。「エイジハック」90粒(約1カ月分)6458円/活性研
● 伊勢呂哲也(いせろ・てつや)
大宮エヴァグリーンクリニック/東京泌尿器科クリニック上野/池袋消化器内科・泌尿器科クリニック/銀座美容メディカルクリニック/新橋消化器内科・泌尿器科クリニック理事長・院長。著書に『独立を考えたらまっさきに読む医業の承継開業』、『僕らは生まれ変わってもまた「泌尿器科医」になる』(ともにクロスメディア・パブリッシング)がある。YouTubeで泌尿器科と消化器科の専門チャンネルを開設。男性更年期障害を始め、さまざまな病気をわかりやすく解説している。
■ 新橋消化器内科・泌尿器科クリニック
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