2024.06.09
女性美容家より「40~50代男性に、シミ・シワ・たるみ注意報♡」
年齢をそれなりに重ね、シミ・シワ・たるみが気になり始めたオヤジさんにエイジングケアは不可欠。ただ、あれこれ気になりすぎて何から手を付けたら……とお悩みの人も多いかと。そこで、どんなところに注意して、何をしたらいいのか、事情通の女性美容家にうかがってみました。
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写真/トヨダリョウ 文/島田恵美 編集/菊地奈緒(Web LEON) 撮影協力/松倉クリニック代官山
何から手を付けていいかわからない。美容に気を遣うことに抵抗がある。もしかしたら肌に無頓着で、まったく気づいていないなんて人もいるかもしれません。
ただ、事情はどうあれ、老化は着実に進むわけで放置は禁物です。そこで急遽お集まりいただいたのが、ビューティエディターの松本千登世さんと松倉クリニック代官山の貴子先生。オヤジ世代のエイジングの実情と打つべき対策について、ざっくばらんに語っていただきました。
女性美容家より【1】「女は自分のため、男の美容はモテるため、でいいと思います」
貴子先生(以下、貴子) スマホを操作している時のあご下のたるみと眉間のシワですね。シャツを着た時に首がシワシワしているのも気になります。
松本さん(以下、松本) シャツの襟でキュッと抑えられて、たるんでいるように見えるアレですよね?
貴子 そうです、シワのたるみみたいな。
松本 確かに眉間や首は、男女問わず老け見えしがちな部位ですよね。首の場合、女性は後ろ側を髪で隠すこともできますけど、男性は露わになって、たるみジワが目に付いちゃう。そのうえ汗をかいたりしたら、老けてる&不潔みたいなことに……。
女性美容家より【2】「シワは浅いうち、深く刻まれる前にケアしないと!」
貴子 たとえばサーフィンを長くしている方だと、目尻のシワがひどくて、ニッと笑った時に頬までシワが入っちゃったりするのをよく見ますね。おでこのシワが刀で切られたみたいに深く刻まれてしまっている方も男性に多いかと。あと首のシワも気になります。
松本 男性は女性より皮膚が厚いので、その影響もありますよね。
貴子 皮膚が厚いぶん、折りジワが目立っちゃうんです。
松本 そう、まさに折れてるっていう感じ。
貴子 そうなるとなかなか完全には治りにくいです。LEONの読者には日焼けしている方が多そうなので、注意していただきたいです。
女性美容家より【3】「薄毛だけじゃない、生え際にシミができていませんか?」
松本 シミが濃くなった、どうしたらいい? みたいな感じですね。
貴子 シワの前回でも言いましたが、女性の感覚からすると、今になって!? 遅すぎない? というのが、男性は多いですよね。日焼けが肌によくないことを知識として知っているのに、紫外線対策を後回しにしちゃう。それでシミが濃くなったり増えたり、盛り上がってイボになったり……。
── 確か、男性にはシミがイボになったものが目立つということでしたね?
貴子 ええ、しかも髪が薄くなった生え際に結構できているんです。おでこはもともと日焼けしやすい部位ですが、薄毛になるといっそう無防備になって余計に日が当たりますよね? そこにシミができて、さらにイボになると。そういうのを取り除くと一気に若返って見えるんですよ。
女性美容家より【4】「たるみは輪郭と目の下に出る。ブルドッグ顔になったら要注意」
貴子 第1回でも言いましたけど、スマホを触っている時のあご下は、特に気になっちゃいます。たるみって、そういう何気ない瞬間に露わになりがちかと。
松本 「正面顔より斜め45度から見た顔のほうが老けている」と言われるように、たるみは顔を斜めから見るとよりわかりやすいんです。つまり自分じゃない他人の目から認識されることが多いので要注意です。
── しかも、鏡を正面から見る時は、口角を上げたりして表情を作っていますからね。そうじゃない時の斜め顔なんてたぶん隙だらけです……。
松本 あと、たるみは目元も深刻です。目の下がたるんできた、影になって疲れて見えるといった声をよく聞きますから。上まぶたには無頓着な男性が多いですが、実は結構たるんでいて視界が狭くなっていたりも。だから、輪郭と併せて目元もしっかりケアしてほしいです。