2024.07.17
【Q3】彼女から「足が臭い」と言われます……
夏になると、俄然気になる体のニオイ。いつの間にか“スメハラ男”になっていたなんて、さわやかオヤジの風上にも置けません。そこで、ニオイ問題を解決してもらおうと、「銀座ケイスキンクリニック」の慶田朋子院長を頼りました!
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イラスト/STOMACHACHE. 文/大塚綾子 編集/菊地奈緒(Web LEON)
A.素足で靴を履かないこと。1日1回は足を洗いましょう
Q.彼女から「足が臭い」と言われます……
慶田先生(以下先生) 人間の体の中で面積あたりの汗腺が一番多いのが手のひらと足の裏で、そもそもすごく汗をかきやすいんです。手のひらは常にオープンでこまめに洗うと思いますが、靴や靴下を履いている足はどうしても蒸れますよね。そこで、大量の汗が皮脂や古い角質を分解する過程で、イソ吉草酸や酢酸という成分を発生させ、独特のツーンとしたニオイになるんです。
先生 一日中靴を履いていると、足が蒸れてニオイも生じやすいです。裸足で靴を履くと余計蒸れるので、靴下を履くほうがいいですね。また垢が溜まっている状態=細菌が分解する材料が多い、ということ。1日1回は足の指の間や爪の裏などまで、きちんと洗いましょう。毎日同じ靴を履かないことや、履いた靴はしっかりと乾燥させるのも大切です。
── 足に限りませんが、男性のニオイには同性より女性のほうが敏感な気がします。
また最近の研究では、イソ吉草酸のニオイには、40代男性よりも20代女性のほうが敏感なことがわかっています。若い娘さんが「お父さんの足が臭い」とよく言いますが、実際に感じているということですね。
● 慶田朋子(けいだ・ともこ)
銀座ケイスキンクリニック院長。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。東京女子医科大学卒業後、東京女子医科大学病院、聖母会聖母病院などを経て、2006年に有楽町西武ケイスキンクリニック開設。2011年に銀座ケイスキンクリニッククリニックへ移転リニューアルオープン。『切らないハッピーリバースエイジング』を掲げ、最新の照射治療と職人的注入治療を組み合わせた施術が、絶大な信頼を得ている。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)、『365日のスキンケア』(池田書店)など。
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住所/東京都中央区銀座1-3-3 G-1ビル5・6F
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