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2023.07.03

LEONなオヤジ必見! サンローラン×国立新美術館「蔡國強 宇宙遊―<原初火球>から始まる」

アートを始めとする芸術文化を幅広く支援する「サンローラン」が、国立新美術館とともに現代美術家・蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)の大規模個展「蔡國強 宇宙遊―<原初火球>から始まる」を開催。この夏、必見の展覧会です!

CREDIT :

文/大塚綾子

大迫力! 火薬を操るダイナミックな作品群「蔡國強 宇宙遊―<原初火球>から始まる」

サンローランが支援の現代美術家・蔡國強の大規模個展。LEONなオヤジはチェックせずにいられない!?
▲ 「原初火球 THE PROJECT FOR PROJECTS」のP3 ART AND ENVIRONMENTでの展示風景。1991年 撮影/萩原義弘 提供/蔡スタジオ
世界的に活躍する現代美術家・蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)の大規模個展「蔡國強 宇宙遊―<原初火球>から始まる」が、サンローランと国立新美術館の共催により開幕しました。蔡氏の代名詞とも言えるのが、火薬を使ったドローイングやインスタレーション、屋外爆発プロジェクトなどのダイナミックな作品。

2008年の北京オリンピック開閉会式での花火を使った演出は、アートファンならずとも印象に残っているのでは? 東洋古来の哲学や思想に立脚し、風水や占星術にもつながる宇宙や目に見えない世界に魅了されると同時に、現代社会が抱えるさまざまな問題への思いを原動力にした作品を生み出し、国際的にも高い評価を受けてきました。

かつては日本を活動拠点としていた蔡氏の大規模な個展が、東京で開催されるのは8年ぶり。今回は彼のキャリアにおけるマイルストーンとなった、約30年前に東京で開催された展覧会「原初火球-The Project for Projects」を芸術的ビッグバンの出発点として捉え、作家として歩み始めた中国時代、芸術家としての重要な形成期であった日本時代に遡り、アメリカを拠点に世界で活躍する現在までの足跡を辿ります。
サンローランが支援の現代美術家・蔡國強の大規模個展。LEONなオヤジはチェックせずにいられない!?
▲ 「胎動II:外星人のためのプロジェクト NO.9」の制作風景。1991年 提供/蔡スタジオ
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展覧会に先立ち、30年前に爆発プロジェクト『地平線:外星人のためのプロジェクトNo.14』を地元の友人たちと協働で行った福島県いわき市の海岸で、サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロからのコミッションワークである白天花火『満天の桜が咲く日』を実施。東日本大震災で亡くなった犠牲者への鎮魂と希望への願いを込めて打ち上げた4万発の花火が、いわきの空を彩りました。
国立新美術館の展示では、柱も壁もない2000㎡もの広さを誇る企画展示室で、歴史的インスタレーション『原初火球』を再現するとともに、ガラスと鏡を使った新作の火薬絵画を披露。LEDを使った大規模なキネティック・ライト・インスタレーション『未知との遭遇』も配され、作品の中を自由に歩きながら体感できる空間に。国内の国公立美術館と蔡氏が所蔵する約50作品や、知られざる貴重なアーカイブ資料や記録映像などが一堂に会するこの機会をお見逃しなく。
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サンローランが支援の現代美術家・蔡國強の大規模個展。LEONなオヤジはチェックせずにいられない!?

■ 蔡國強 宇宙遊―<原初火球>から始まる

期間/2023年6月29日(木)〜8月21日(月) 
開館時間/10:00〜18:00 ※金・土曜は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
休館日/火曜
会場/国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
TEL/050-5541-8600(ハローダイヤル)
観覧料/一般1500円、大学生1000円 ※高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)は入場無料 ※障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料
HP/https://www.nact.jp

サンローランが支援の現代美術家・蔡國強の大規模個展。LEONなオヤジはチェックせずにいられない!?

● 蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)

1957年中国・福建省泉州市生まれ。上海戯劇学院で舞台美術を学んだ後、1986年に来日。筑波大学に在籍し、1995年まで日本を拠点に活動。東京、取手、いわきなどで製作する中で、火薬の爆発による独自の絵画を開拓して、一躍注目を集める。1995年にニューヨークに拠点を移して以降は、ますます活躍の場を広げ、2006年にメトロポリタン美術館、2008年にグッゲンハイム美術館で回顧展を開催。世界的に最も影響力の大きい芸術家の一人。2005年にはヴェネチア・ビエンナーレ初の中国パヴィリオンのキュレーターを務め、展覧会企画にも才能を発揮。2008年の北京オリンピック、2022年北京冬季オリンピックでは、開閉会式視覚特効芸術と花火監督を務め、世界中の人々を魅了した。2015年に故郷の泉州で実現した爆発プロジェクト『スカイ・ラダー』は、同名のドキュメンタリー映画として、NETFLIXで全世界に配信されている。(撮影/ADRIAN GAUT)

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