6000円台から買える！ 大人も使える“お手頃万年筆”

近頃どうやら万年筆がブームみたいです。ただでさえ文字を書かなくなったと言われる現在。にわかには信じられませんが、実はだからこそ筆記具の趣味性が高まり、よりアナログ感のある万年筆が人気を集めているのだとか。そうした状況を受けて、昨今はエントリーモデルとしてリーズナブルな万年筆も多数リリースされているんです。

かつては万年筆＝文豪的な印象がありましたが、ブームが後押しする形で、プライスだけでなく機能性やデザインの幅も広がっています。そこで今回は、3万円以下のお手ごろ万年筆をご紹介したいと思います。

かねてよりリーズナブルな万年筆はあるにはありましたが、デザインがイマイチ…なものが多かった気がします。昨今は、お手ごろ価格でもウン十万円クラスに見劣りしないデザインのものも多く、万年筆に興味がないという人でも、思わず使ってみたくなるはずです。

創業地・広島県呉市がかつて軍港都市だったことが社名の由来である老舗。このバルカロールは、シンプルなストレート金属ボディが特長。スリムながら程よい重量感があり、ペンの重みだけでスラスラと軽やかな書き心地に。鮮やかブルーと錨ロゴが、春夏スーツに合います。

日本最高峰の品質を目指し、富士山の標高を名付けた3776シリーズ。このセンチュリーは、インクの乾燥を防ぐスリップシール機構をキャップに採用しているのが見どころです。ボディはクリアなブルゴーニュカラー。14Kゴールドのペン先との配色は、エレガントにして色気あり。

1915年に創業したスイス唯一の筆記具ブランド。スイスの美しい自然からインスピレーションを得たカラフルなボディが特徴の849は、スリムなシルエットも魅力です。ボールペンと変わらない感覚で使えますからね。お手ごろな価格は、カラバリで揃えたりプレゼントにも。

ウッドを採用したボディこそ昔ながらの重厚感ある万年筆顔ですが、実はこれノック式なんです。つまり、ボールペンのようにワンノックで書けるってこと。1963年の登場以来ロングセラーを記録し続ける同モデルは、貫禄の見た目とは裏腹にビギナーに優しい1本です。

滑らかな書き心地と美しい造形から、“ライティング ジュエリー”と称されるパリ生まれのウォーターマン。なかでもこちらの「エキスパート デラックス ブルーCT」は、チーゼル模様を纏ったニッケルパラジウムのキャップとブルーのボディがパリジャンスタイルを演出してくれます。

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