2018.12.12
【問題】知ってる? 18K、YG、PG。読めないと恥ずかしい、記号の意味
「18K=18禁」「YG=YGエンターテイメント」「PG=ペロ○○」ではございません。すべてジュエリーの記号になるのです。基本的なものですが、いまさら聞くのも気恥ずかしいという方のために、あらためて解説いたしましょう。
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写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/稲田一生 イラスト/林田秀一 テキスト/池田保行(04)

今さら聞けない、謎の記号の意味を知っておく
お店のスタッフさんに「こちらのYGのリングは……」などと説明されても、わかっている風を装いながら、頭の中は「???」だとしたら、隣にいる女性に自分が無知なことを見抜かれますよ。そこで、今さら聞けない基本の「き」、ジュエリーにまつわる謎の記号についておさらいしておきましょう。
● ジュエリー用語 その1 「18Kと24K」
なぜこのように24以下の数字を使うかというと、伝統的に金の純度は24分率で表されるのが一般的で、100%の純金を「24K」と書き表します。つまり18Kとは、18/24ですから0.75、つまり75%が金で25%は銀や銅などの金属が混ぜられているんです。
ジュエリーでは「24K」より「18K」を用いることが多いのですが、その理由は、純金は柔らかく傷がついたり変形しやすいから。「24K」のジュエリーは変形しやすいのでファインジュエリーではあまり用いられないのです。
ちなみに金の純度を1000分率で表す場合もあり、「18K」は75%を意味する「750」つまり750/1000と刻印されていることもあります。もうひとつちなみに「K」が前にくる「K18」という表記もあります。これは日本の国産の金製品を表すときの表記法として決められているものです。
● ジュエリー用語 その2 「YG」

「Y」は「Yellow」ですので黄色のこと。一般的には純金に銀と銅を混ぜ合わせて、黄色い発色を生み出します。このとき銀より銅の含有量が多くなるほど、「YG」は赤味を増していきます。
● ジュエリー用語 その3 「PG」と「RG」

ジュエリーブランドによっては「RG」と表記して「ローズゴールド」または「レッドゴールド(RG)」と呼び方を変えていますが、パラジウムを含まず、銅の含有量を増やすことで赤みを高める手法もあります。
これについては日本のジュエリー協会の規格表記に明確な規定がないので、ブランドごとに様々な種類があるのだそうです。日本人の黄味がかった肌色と相性が良いので、人気の高いジュエリーです。
● ジュエリー用語 その4 「WG」

シルバーやプラチナと見分けがつきにくいのですが、以前はシルバー<ホワイトゴールド<プラチナという価格の違いがあったので店頭で見分けもついたのですが、近年はホワイトゴールドの価格が高騰していて、プラチナの地金価格を逆転しています。
● ジュエリー用語 その5 「PT」

100%の純プラチナは少し黒味がかっているためパラジウムなどの金属を混ぜた「Pt950」や「Pt900」などがありますが、海外ではファインジュエリーに用いるプラチナの純度は950以上と規定されているため、そのほとんどは「Pt950」です。
● ジュエリー用語 その6 「SV」

● ジュエリー用語 その7 「925」

スターリングシルバーは12世紀ドイツで開発され、のちに英国の法定品位を得たことで世界的な価値を得ます。現在では基準が変わっていますが、彫金やデザインなどにもジュエリーとしての価値があり人気が高いのです。
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