2018.08.31
ダイヤを贈る時、絶対忘れてはいけないこととは?
ダイヤモンドをギフトとして贈る際に気になるのは、やはり価格でしょうか? あるいはサイズやカットなどでしょうか? ダイヤモンドはどれも同じ、と思っていませんか? 実は、品質だけでなく、ダイヤモンドは産地も重要なのです。
- CREDIT :
文/秋山 都 イラスト/林田秀一
ダイヤモンドも「エシカル」がキーワード
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採掘に雇用された現地の人々が、不当労働を強いられるシーンなど、ダイヤモンドにまつわるブラックな要素を浮き彫りにしたこの作品は、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、大きな話題を呼びました。
その後、国連やダイヤモンド業界の努力により、紛争ダイヤモンドはなくなったといわれていますが、1980年代~90年代に起こったことがモデルになっている本作品は、あながちフィクションとは言えないわけで……ダイヤモンドは一点の曇りもなく輝きますが、その流通経路は必ずしもクリアに見渡せないのが事実。ウエディングやアニバーサリーなど人生の喜ばしい節目を祝福してくれるダイヤモンドが、戦争や紛争に関わっているとしたら・・・……考えたくもないですね。
私たちの手の上で輝くダイヤモンドにも、さまざまなストーリーが秘められています。その石がここまでたどってきた日々に思いを馳せるのも、これからのダイヤモンドとのつきあいにおいては大事なことかと。贅沢なアイテムの裏で誰かが泣いている、なんて想像したくないから、ダイヤモンドもエシカル(倫理的)であるのが重要、というわけです。
ダイヤモンドが養殖!? 驚きのラボ栽培ダイヤモンドとは
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希少性が高いとなれば、必然的に高価になります。ゆえに、誰でもが持つことができるわけではなく、ではどうするか、と頼るのはいつも科学の力。キャビアなら人工、クロコダイルなら型押し、うなぎなら養殖、と私たちは常に希少なものを少しでも多くの人が楽しめるよう、研究と努力を重ねてきました。
ダイヤモンドの世界も然り。いままで人造ダイヤモンドといえば、天然とは比べるまでもなく輝きも、カットの品質も劣るものばかりでしたが、2000年代に入ってからその“養殖”テクノロジーが飛躍的に向上。パッと見ではわからないものも多くなり、中国で展開される実に14%のダイヤモンドが人工であるという調査結果が明らかにされるなど、マーケットは驚きを隠せませんでした。
そこへ、デビアス グループが自ら人造ダイヤモンドによるブランド「Lightbox」というコレクションを発表。9月から販売をスタートさせるというニュースが飛び込んできました。LDG(Lab-Grown Diamond)とも呼ばれるそのダイヤモンドは、50年に及ぶ研究の結果、研究室で栽培された、言わば“養殖”ダイヤモンド。
ホワイトだけではなく、ピンクやブルーなどのカラーダイヤモンドも“栽培”されるというから、気軽に楽しむのはLightbox、永遠の輝きを慈しむなら天然のダイヤモンドとTPOに応じて使い分けられたらいいですね。え、私? 自分で買うならLightbox、プレゼントしてもらうなら天然のダイヤモンドです、もちろん!
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