2023.04.02
東京までギリギリ通勤圏で実現させた理想の邸宅
コロナ禍でリモートワーク化が進むなか、東京ではなく地方に拠点を置きつつ、理想の住宅をつくるという決断を下した人もいます。
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写真/平郡政宏 文・編集/秋山 都
「‟銀座あたりで10時30分まで飲める距離”で一軒家を建てました」
「これは杉板の表面を焼いて炭化させた焼杉です。耐久効果に優れていて、長期間使用すると経年変化で味も出てくるんだそう。なにより、この黒くスタイリッシュな外観が気に入りました」
大好きな家具や小物をゆったりと配置
「この土地を最初に見に来たときは秋だったので紅葉が見事でした。那須は春が遅く、桜もまだ咲いていませんが、これからは新緑が美しい季節。ここで春を迎えるのは初めてなので、とても楽しみにしています」
「ほとんど以前の家(都心の集合住宅)で使っていたものなんです。ここへ来るきっかけで購入したのは薪ストーブの前に置いたピエール・ジャンヌレのイージーチェアとインゴマウラーのペンダントライトくらいでしょうか。やはり集合住宅はスペースが限られていたので、同じ家具でもゆったりと置くことで違う表情を見せてくれるようです」
快適なリモートワークを実現する書斎スペース
「那須は野菜が有名ですが、ミルクやチーズも美味しくて。水がいいから米や豆腐など何でも美味い。だからリモート勤務しながらも、いつもランチが楽しみです(笑)。どこでも同じように仕事ができると思っていましたが、ここに来てから一層集中できるような気がしますが……気のせいかな(笑)」