2023.07.27
酒場の達人、牧野伊三夫さんと高円寺はしご酒
目まぐるしく時代が変化しているなか、モテるオヤジはどうあるべきか? 過去の価値観にとらわれず、しなやかにしたたかに現代を生き、男女を問わず皆に好かれる「愛されオヤジ」たちをご紹介する本特集。今回は画家の牧野伊三夫さんの登場です。
- CREDIT :
文・編集/秋山 都(LEON.JP) 写真/吉澤健太
【04】牧野伊三夫さん(画家)
酒場でこそ「愛されオヤジ」の実力が発揮される
1.驚きのある待ち合わせ場所
試してみると、暑かった1日でかいた汗を流してからお会いするから体臭も気にならないし、なによりさっぱりと爽快! 壁一枚隔てているとはいえ(筆者は一応オンナですので)、同じ屋根の下で互いに裸になるというのはちょっとドキドキするものですが、同時によそ行きの仮面が脱げてしまい、なんだか素直になれるから不思議です。ヨコシマなLEON読者のみなさまにおかれましては、デートの後半に入浴(岩盤浴とかね♡)をプランする方も多いかと思いますが、いきなりスタートにもってくるの、おおいにアリですよ。化粧もとれちゃうし、互いに素をさらけ出せますから。
2.お会計が気にならない、町の名店で呑む
3.基本は聞き上手
▲ 「一徳」の店主・木下卓也さんは「一徳バンド」ボーカルとして音楽活動もしている。その歌声は人呼んで「高円寺のトム・ウェイツ」。
▲ 「一徳」ある日のメニュー。全部食べたい。
▲ 「ハムカツとメンチカツのあい盛り」。
▲ 「冷やしトマト」。
▲ 牧野さんは愛煙家。桜の樺細工の煙草入れ、年期が入ってますね。
▲ 「もつ焼きや焼鳥も適当に」オーダー。
▲ 「一徳」の店主・木下卓也さんは「一徳バンド」ボーカルとして音楽活動もしている。その歌声は人呼んで「高円寺のトム・ウェイツ」。
▲ 「一徳」ある日のメニュー。全部食べたい。
▲ 「ハムカツとメンチカツのあい盛り」。
▲ 「冷やしトマト」。
▲ 牧野さんは愛煙家。桜の樺細工の煙草入れ、年期が入ってますね。
▲ 「もつ焼きや焼鳥も適当に」オーダー。
店主の木下卓也さんが音楽活動していることにも触れ、「この曲が最高なんだから」とさりげなく宣伝。店内でかけてもらった曲はバリバリのブルースでした。「本日の〆はナポリタン~♪」という歌詞につられ、たまらなくナポリタンを食べたくなっちゃった。
4.雰囲気と趣向を変えた2軒目へ
5.下ネタはチラ見せくらいで
6.お酒は美味しく呑む、作る
7.いつの間にか隣のお客とも……
8.「愛されオヤジ」の夜は更けない
● 牧野伊三夫(まきの・いさお)
画家。1964年、福岡県生まれ。東京の広告制作会社でグラフィック・デザイナーとして勤めた後、画家として活動。酒好き、風呂好き、料理好きとしても知られる。近著にエッセイ『アトリエ雑記』(本の雑誌社)。