2022.10.08
「カッコいい大人」の条件ってなんだ? 読者の共感を集めた5記事をセレクト
現在公開中の特集「大人の“カッコいい”を取り戻せvol.05」はLEON.JPが読者と共に「カッコいい大人の条件ってなんだろう?」というテーマについて考えるべく始めた特集です。すでに第5回目を迎えましたが、ここでは記念すべき第1回特集から厳選5記事をご紹介!
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文/LEON.JP編集部
そこで、先の見えない混沌とした現代にあっても、しっかりと覚悟をもって社会と対峙しているカッコいい大人を編集部の目でピックアップする特集「大人の“カッコいい”を取り戻せ」をスタート。現在はシリーズ5作目を公開中ですが(こちら)、ここでは記念すべき第1回特集から厳選5記事をご紹介!
■ローランド/実業家
自分にハッパを掛けるためにビッグマウスを叩くんです
── コロナの影響で、ご自身の周辺がデジタル化していると感じますか?
ローランド 世の中が変わっていくことは肌で感じますが、それでなにかを変えようとは考えていなくて、自分の生き方の根本は変わらないですね。僕自身はもともと接客業という、シンプルかつエッセンシャルな世界にいたし、大切な人へはメールではなく手紙を書くようにもしています。
LINEが広まったことで、紙の手紙を書くことの価値が上がっていますよね。さらに実際に人と会うとなったら、その価値がより高まる。むしろ、そういう時代に入ったと思います
■ 魔裟斗/元K-1 MAX世界王者
自由に、媚びずに ── 二十歳の頃からずっとこのスタイルで生きている
スーツ越しにも分かる鍛え抜かれた体に、何事にも動じないであろう落ち着いた受け答え。真っ直ぐな眼差しでインタビューに答える魔裟斗さん──そんな誰もが憧れる男の中の男に、現役時代のことを聞いた。
魔裟斗 K-1でデビューをした当初は、魔裟斗(というキャラクター)を演じている部分もありました。ですが、そうしているうちに自然とそれが自分になっていくんですね。役者が何かの役を演じているうちにそれがプライベートにも入ってくると言いますが、それに近い感覚です。それからずっと変わらずに今まで来ています。
■三浦崇宏/The Breakthrough Company GO代表取締役×石井洋/LEON編集長
【対談】広告界の風雲児が語る、カッコいい大人論
三浦 「それはありがとうございます。うれしいですね!」
石井 「まず伺いたいのは、三浦さんが思うカッコいい大人像、もしくは実在のカッコいい人を教えていただきたいです」
三浦 「わかりました。ちなみに、大人ってLEONでいうと何歳くらいなんですか? 僕はいま36歳なんですけど、LEON世代からしたらまだまだひよっこですよね、きっと」
■平野啓一郎(小説家) × 石井洋(LEON編集長)
カッコいい大人とは自分の内面を自然体で更新していける人
平野 「ありがとうございます」
石井 「著書では、自分にとっての“カッコいい”とは何か?を考えることは、いかに生きるべきかを考えることであり、カッコいい人は人生の指標になりえると。今回の特集では、“大人のカッコいいを取り戻す”ということがテーマなのですが、今はカッコつけることは、カッコ悪いと捉えられる時代でもあるわけですよね」
平野 「そもそも“カッコいい”は、しびれる、鳥肌が立つといった素朴な体感で、自分はこういうものにしびれるんだ、という自己発見でもあります。一方、カッコつけるというのは、その対象に憧れて実質が伴ってないのに表面だけを繕うというイメージです。
メッシを目指してサッカーの練習を頑張っている少年は、表面ではなく実質を磨いているわけで、カッコつけるとは言いませんよね。カッコつけるというのは、最初からネガティブなニュアンスがあったんです。カッコつけマンなんて言葉もありました」
■パンツェッタ・ジローラモ/「LEON」カバーモデル
女の子にすぐにガッツクのはダメよ❤︎
ジローラモ “Affascinante(アファシナンテ)”かな。英語の“クール”とは少し違ったニュアンスで “魅力的”という意味のほうが近いですね。年を取ることによって出てくるチャーミングさ、魅力、そういうものを含んだカッコ良さです。あと、ミラノの方言では“GAGA(ガガ)”なんて言い方もありますね。「あなたはGAGAですね!」みたいな感じで使います。
── 見た目だけじゃなく、カッコ良さには「中身」も影響するということですね。
ジローラモ 人生で経験してきたことが、その人の顔や所作、ファッションににじみ出てくるという考え方ですね。だからイタリアでは「大人のカッコ良さ」を自然と身につけている人が多いのかもしれません。あとは「俺はまだイケてるぞ。まだまだカッコいいぞ!」と思っている人も多い。そういった自信がカッコ良さにつながっているのかもしれません。女の人も同じで、イタリア人は年をとっても「私は美人」と思っているから、みんな妙に色気があるんですよ。