前編では、おふたりの別格さの真髄、恋愛観、そして人生観を聞かせていただきましたが、予想の斜め上を行く、目からウロコの回答の数々が飛び出しました。後編のテーマは「一流の男」と「お金」です。
「別格な一流の男性は“気の利きよう”も別格です」
叶 恭子さん(以下、恭子)「わたくしは見た目至上主義です。なので、見た目がわたくしの考えるグッドルッキングのレベルであって、美しければ、ある程度のことはそこそこ全部許せます。そもそも何を言っていようが、あまり聞いてもいないのですが。
でもそれは、“見た目の一流”の話です。“生きていく上での一流”の男性は、また別なところにいます。そのふたつが揃っている人はほぼいません。本当に稀なケースです」
── では“生きていく上での一流”とは、いったいどんな男性でしょうか。
恭子「まず、わたくしよりも資産を持っていて、お金の価値観が同じくらいであること。少なくともこれ(左手中指に光る、ゆうに20キャラットは超える1粒石のビッグダイヤモンド)の値段がある程度(資産価値として)わかっている人。ただ、これはわかりやすい例で言っているだけで、ダイヤモンドが全てなわけではありません。
なお、わたくしはプリンセスカットの四角カッティングのダイヤモンドは、いくら大きくクオリティーが高かったとしても、あまり好きではありません。同じカラット数でもラウンドブリリアントカットよりも約20%安くなります。これらのようなことも知っていると、流石だなと思います。
ちなみに、米野球界のスーパースターとして一時代を築いたアレックス・ロドリゲスが以前、ジェニファー・ロペスに婚約指輪として贈ったプリンセスカットの約15カラットのダイヤモンドリングは約7億円とも報道されておりました。
資産をお持ちの人は、わたくしもそうですが、一瞬にして全部見えている。例えば、シューズはフェラガモだとか、これは3年前のモデルだとか、すぐにわかる。なぜかというと、わざわざ見ているわけではなく、それらが日常的に周りにあるからです。
わたくしの言っておりますことは価格の問題ではなくクオリティーのことなのですが、最終的には行きつくところ、それらの超上質なものたちは安くはないということになります。
それからとても大切なことですが、どなたにでも"にわか一流"のチャンスはあります。にわか雨のようなものです。それはわたくしたちにとっての一流ではありません。本当に一流である真髄、ずっと一流をどれほど長い期間維持できているかということが、それもまた"一流の証"です」
恭子「わたくしには当たり前に、普通に、スケルトンのように見えて感じることです。その人が普段何を見聞きしているか、行動範囲ですとかも、たわいない会話の中から感じ取っています。
スケルトンのようにわかるから、プレゼントもわたくしにとってはお金の問題ではなく、なおかつお金の問題でもある。わたくしは“気の利きよう”としてお話しているのです。
それがどこから来るかと言いますと、余裕です。その例えとしてのダイヤモンドのお話です。プレゼントしてあげたいと思えて、その箱がもうすでにわたくしの目の前にあるということですよね」
美香「私は見た目について、こうでなければいけないというのは全然思っておらず、基本的には清潔感があるかどうかが大事なことです。
やっぱりケアをしているかどうかは、細かいところに出てくると思うのです。お肌とか袖元とか襟元とか。そういうところの清潔感は凄く大事ではないかと思います。
あとは、ご自身を大切にできていれば他人様に対しても思いやりをもつことができると思います」
「叶姉妹買いと金の延べ棒」
恭子「好きなものを好きなように買えるお金があれば、それで良いのではないですか」
美香「お金は大事ですよね」
恭子「別に、金の延べ棒でも良いのですよ」
美香「そういえばずいぶん以前に、プレゼントとして渡された質素な袋を開けてみると、金の延べ棒にリボンが直接かけられて入っていて、彼も姉も私もジョークとしてとっても笑ったことがありました。
その発想は、少なくとも一般的にはジョークではないと思いますが、この世界観としては私たちは“流石一流のジョーク”というカテゴリーで分かり合えることでした」
── やりくりをされているんですね!?
恭子「やりくりと言いましても、あなたのご想像されていることとはかなり違うと思いますが、お金の管理のことですね。美香さんのお金の管理は凄いですよ。というのは、わたくしが凄く使っちゃうからでしょうね。そんなつもりは無いのですが」
── 恭子さんが美香さんにお買い物を止められることもあるのでしょうか。
恭子「そんなことは日常茶飯事ですよ」
美香「どうぞと言ったら、とてつもないようなお買い物をしてしまいますから。近年は相当マシにはなりました。昔はもうそれはひどかったです。
今では普通に皆さんがよく使っている“叶姉妹買い”という言葉があるのですが、それは『ここからここまで全部頂くわ』という買い方を、皆さん面白がって“叶姉妹買い”と名付けているようですね。例えば、姉はサイズの入らない、いわゆる履けないシューズもデザイン性や欲しいからというシンプルな考えでおりますので『ここからここまで』という言葉が発生するのでしょう」
「これからは男性もお肌を綺麗にすることが大事だと思います」
美香「お肌が綺麗なことは大切だと思います。今、男性でもお肌のケアをされている方がたくさんいらっしゃいますよね。姉のグッドルッキングガイたちと海外でロイヤルスイートに泊まっている時に、姉と一緒に彼らもシートマスクをしています。やはり超一流のモデルたちは、違うのだなと思いますね」
恭子「男性も今後は、お肌を綺麗にすることを大事だと考える人とそうでない人に分かれるでしょう。それは余裕がある人と余裕がない人の違いだと思いますね」
● 叶姉妹(かのうしまい)
セレブリティライフスタイルプロデューサー。天才的なプロデュース力と類いまれなセンス、ハイパーゴージャスなボディを持ち、老若男女問わず長年、圧倒的な支持を得る。
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Spotify Podcast「叶姉妹のファビュラスワールド」
叶姉妹と、叶姉妹が愛する大切な皆さんが声でつながる新しい交流の場。寄せられたお便りや質問に、恭子さん、美香さんそれぞれが本音で向き合い、答えていく。音声ならではの親密な対話を通じて、先の読めないこの時代に自分の指針をもって人生を生きるためのヒントをお届け。毎週火曜18時頃配信。
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■ 日めくりカレンダー「あなたの心にファビュラスを」
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■ たかの友梨「エステファクト SCシートマスクEX」
2023年9月、叶姉妹は23年ぶりに「たかの友梨ビューティクリニック」のアンバサダーに就任。恭子さんは、自身が愛用する「エステファクト SCシートマスクEX」のパッケージにも登場。お肌にハリと潤いを届けるシートマスクは、1枚につき25mLの濃厚美容液をたっぷり含んでいる。1枚入り550円、10枚入り5500円。
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