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2024.11.29

第2回 飯島直子 【vol.03】

美しい人、飯島直子。「いくつになっても女性であることを楽しんだほうがいい」

新たに大人の女性の美しさに迫るグラビア連載「美しい人」がスタート。第2回に登場いただくのは飯島直子さんです。1988年に芸能界デビュー後、“元祖癒し系”として一世を風靡、その後も映画やドラマ、バラエティで活躍を続け、変わらぬ美しさが度々話題になる飯島さんの「美」の秘密とは?

CREDIT :

文/渡辺朋子 写真/野口貴司 スタイリング/奈雲恵里 ヘアメイク/馬田恵美 編集/森本 泉(Web LEON) プロデュース/Kaori Oguri

飯島直子 美しい人 WebLEON
▲ 左人差し指リング5万3900円/トーカティブ 表参道
Kaori Oguriさんをプロデューサーに据え、豊かな人生経験を持つ女性たちの、内面から醸し出される“大人の美しさ”に迫る、ファッションと融合した新たなグラビア企画「美しい人」。

第2回ゲストとしてご登場いただいたのは飯島直子さん。1988年に芸能界デビュー後、“元祖癒し系”として一世を風靡、その後も映画やドラマ、バラエティで活躍を続け、変わらぬ美しさが度々話題になる飯島さん。vol.01(こちら)、vol.02(こちら)に続き、最後のvol.03は大人なウエスタンスタイルで登場!
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▲ イヤカフ(L)3万8500円、イヤカフ(M)3万3000円/ともにトーカティブ 表参道
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▲ トップス6万6000円、スカート6万6000円、コート13万3100円/すべてマラン エトワール(イザベル マラン 青山店)、ブーツ28万9300円/イザベル マラン(イザベル マラン 青山店)、ベルト/スタイリスト私物
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【interview 03】

その人がいるだけで朗らかになれたり、どこか頼れる。そんな人になりたい

── 飯島さんがご自身のなかで大切にしているのは、どういった美しさですか?

飯島直子さん(以下、飯島) なんだろう? 特にないけど……。でも、女であることを忘れないようにはしています。ある時、うちの母親が「女は灰になるまで女なんだよ」と言っていて。聞いたのが結構前のことだったから、私は“すごいこと言うな、お母さん。そんな色気づかないで”って思ったんですよね(笑)。それはうちのおばあちゃん、“ばっば”から母が受け継いで私に伝えてくれた言葉なんですけど、その意味というか思いはすごく伝わりました。

母もおばあちゃんになってシミやシワがたくさんあっても、女さしさというか女を忘れていない人だったので、見ていてすごいなと思っていました。でもそれは男性のためとか誰かのためにとかいうことではなく、せっかく女に生まれてきたんだから、いくつになっても女性であることを楽しんだほうがいいなと思います。
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── お母さまも美しい方だったんですよね。

飯島 母親は美意識の高い人だったので、そういう部分は尊敬しています。私みたいにすっぴんで写真を撮ったりするような人じゃなくて、そこは姉も同じなんですよね。だから、私にはちょっとマネできないし、すごいなって思うんですけど、それを姉に言うと「いや、あんたのほうが不思議」って言われちゃうんです(笑)。

── 飯島さんが理想とする美しい人はどういう人ですか? 

飯島 やっぱり頑張っている人はカッコいいし、きれいだし、美しいなと思います。それは男性に対しても同じですね。うまく説明できないですけど、芯の強さがあって、ブレない人というか。やっぱり自分を強く持てるから人にやさしくできるじゃないですか。もちろん人間なのでブレることもたくさんあると思うんですけど、感情や心のコントロールができている人は素晴らしいなと思うし、そういう人間になりたいなって思います。

たまに菩薩のような人っているじゃないですか。だからといってお坊さんみたいなわけじゃなく、はっちゃけてたりもして、この人の持ってるオーラってなんなの? っていうような人。何をしてくれるわけじゃなくても、その人がいるだけでみんなが朗らかになったり、どこか頼れるというか、そういう人になりたいですね。
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── 恋愛、結婚についてもうかがいたいのですが、そういったことへの意識も変わってきましたか?

飯島 それは変わりますよ〜。だって私、2回も結婚してるんですよ(笑)。今のところは、もういいかなという感じですけど、そんなに決めてもいないんですよね。今は両親もいなくなって、旦那さんも子どももいないので、ある意味、本当にひとりなんですよ。こんなにひとりでいることって今までなかったので、本当にひとりだなっていう感じですけど、それを悲観的に思っているわけじゃなくて、人間っていずれはひとりなのよねっていう感じ(笑)。だから、意外とひとりも悪くないなと思ってます。
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▲ 右手薬指リング63万8000円/トーカティブ 表参道
── 20代、30代はお仕事もハードだったと思いますが、今はどうですか?

飯島 今は昔みたいなハードスケジュールでもないですし、その分、自分のことを考えたり、自分の生活を保てる部分もあるので、気分的にすごく安定しているなと思います。忙しいとやっぱりどうしても余裕がなくなってくるので、今がちょうどいいですね。最近はなんでもチャレンジしたいという気持ちがあるけど、若いときはそんな時間ないっていつも思っていて。そのときは気づかないんですよね。でも、今はそういう時間はいっぱいあるじゃんって思うし、仕事でもそうですけど、なんでもやるよっていう感じなので、バンジー以外だったらなんでもやりたいです(笑)。
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── 今後はどういうことを大切にしていきたいですか? 

飯島 今56歳なんですけど、これから出会っていく人たちを大切にしていきたいです。今まで出会ってきた人たちは、いなくなった人もいますけど、自分に必要な人だけが残っていると思っていて。自分も若い時の自分とは違うので、ここから先の人生は若い時とはまた違った目で人を見られるじゃないですか。こんなことを言ったら失礼ですけど、昔は人との出会いも仕事の一環っていう感じだったのが、今はそういう風には思えないというか。だから今、お仕事とかでもいろんな人に会えることがすごくうれしいし、大事だなと思うんです。本当に1日1日がすごく大事だなと思うようになったので、ここからの人生はそういう人との出会いを大事にしていきたいですね。
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● 飯島直子(いいじま・なおこ)

1968年2月29日東京都生まれ。モデルとして活動後、1988年に『11PM』のカバーガールで芸能界デビュー。レースクイーンとしても活動し、1989年にはカネボウ水着キャンペーンガールに選ばれる。『DAISUKI!』などで人気を集め、1994年にコカ・コーラ「ジョージア」のCMに抜擢されると“元祖癒し系”としてCM女王に。俳優としても数々のドラマや映画に出演。現在は映画『室井慎次 敗れざる者』、『室井慎次 生き続ける者』が公開中のほか、2025年はNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に出演。また、『飯島直子の今夜一杯いっちゃう?』(BSフジ木曜22時〜)も好評放送中。2023年から始めたインスタグラムは44万近いフォロワーを有し、話題に。
公式Instagram

※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

イザベル マラン 青山店 03-6427-3443
トーカティブ 表参道 03-6416-0559

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