早見優さんの内面から醸し出される“大人の美しさ”に刮目せよ!
しかしながら私たちは、どこまで「美」を感じ、味わう能力を持っているのでしょう? 世間で求められる「美しさ」はパターン化し、形骸化してはいないか、そんな思いから、今回の新しいグラビア企画「美しい人」が生まれました。
グラビアと言えば女性の若さとボディを売りにした企画が多い中、女性であるKaori Oguriさんをプロデューサーに据え、豊かな人生経験を持つ女性たちの、内面から醸し出される“大人の美しさ”に迫る新たなグラビア企画がスタートします。
第1回ゲストとしてご登場いただくのは早見優さん。1982年に歌手デビューし、今も自身が選んだフィールドで変わらず活動を続け、その年齢を超越した美しさが度々話題になる早見さん。はたして彼女の「美」の秘密とは?
早見優という生き方。「年を重ねるのは美しいこと」
【interview 01】
体力的には10年ぐらい前がベストかもしれないけれど、私は今が一番好き
早見優さん(以下、早見) お声がけいただけて、とてもうれしいです。社会がどんどんピーターパン症候群的になってきている中で、こういうメディアを通して、年を重ねるのは美しいことだというメッセージをもっと発信していけたらいいのかなと思います。
── 早見さんが考える女性の美しさというのは、どういうところに表れると思いますか?
早見 女性というか、人間の美しさはやさしさとか強さというところでしょうかね。やっぱり内面が充実していないと、表に出てしまうと思うので。年齢を重ねるとシワとかを嫌がる人もいますけど、私はそんなに嫌じゃないかなと思って。気にしてもそこにあるものだから、どうしようもないというか(笑)。20代の頃だったら多少不摂生をしても、一晩寝れば肌とかも元に戻っていたんですけどね。まぁ今も結構不摂生してるんですけど(笑)。
早見 デビューして2年は、お休みも1日ぐらいしかなかったですね。でも体が休まらないというより、精神的に休みたいっていうのはちょっと思ってたかな。いつも大人の人たちに囲まれていたので、同年代の子たちと一緒に時間を過ごしたいなとか。
── 10代、20代の頃と今とで、美しさに対する考え方は変わりましたか?
早見 その頃は美しさについてあまり考えていなかったかもしれないです。でも今は、毎日を楽しく過ごすことが美しさにつながっていくのかなと思います。よく昔はよかったよね、戻りたいねっていうお話も聞くんですけど、私はやっぱり今が一番好きなんですよね。もちろん体力的には10年ぐらい前がベストだったかもしれないですけど(笑)。そこは自分の体と向き合って調整していくのかなと思います。
早見 出産後に体型がなかなか戻らなかった時に、もう今は亡くなってしまったんですけど、デビューから私をマネジメントしてくれていた当時の事務所の社長に、「ちょっとお太りになられたんでは…?」と言われたことはありました(笑)。「えー、そうかな?」と言うと、「この写真を見て、ちょっと考えては…?」ってすごく丁寧な言い方なんですけど、はい、戻してね!っていう感じで(笑)。10代、20代は汗をかくのが嫌いだったんですけど、その頃から体を動かしたほうが精神的にも気持ちがいいし、ストレスがたまらないなと思って。 でも一番気をつけているのは寝ることですかね。寝ると割とリセットされるので、たまにお友だちと出かける時以外は基本、10時、11時ぐらいには寝ています。
── 30代からはどんな運動をされてきたんですか?
早見 出産後はヨガとかをやってましたね。ここ最近はK-POPにハマって、K-POPのダンスクラスに行ったり(笑)。あとは週に1回なんですけど、トレーナーさんと筋トレしたりとかですね。やらないよりはちょっとでもやっておけば、1年後にはやっといてよかったねっていう積み重ねなのかなと思います。そのトレーナーさんはいろいろとパーツを変えてトレーニングしてくれるんですけど、背中とかはいつもきつくて、「あーもうやだやだやだ!」って私がいつも弱音を吐くんです(笑)。でも、今日の写真を見てやっておいてよかった!と思ったので、トレーナーさんにも写真を見せなきゃ(笑)。実はこの企画をいただいたときから、私の中では“LEON計画”があったんですけど、全然それに乗れてなくて。
早見 本当は私の中には理想があったんですけど、今ちょうど夏休みで娘たちがアメリカから帰ってきていて、あれ食べよう、これ食べよう!って言ってるうちにどんどん計画が崩れて。もう楽しいからいいか!っていう感じで今日まで来ちゃいました(笑)。だから今日はきれいに撮っていただいて本当に感謝です。
── 運動以外で普段の食事も気をつけていますか?
早見 無理ができないタイプなので、食べ物のダイエットはあまりできなくて。お酒をいただくときは炭水化物をちょっと減らしたりはしてますけど、実は割とジャンクフードが好きで、ポテトとかも大好きなんです(笑)。やっぱり我慢をするのが一番ストレスがたまっちゃうので、食べたいと思ったときは食べるんですけど、食べたいときにちょっと食べて自分の心を満たして、明日から少し頑張ろう、という感じですね。
※vol.02に続きます。
● 早見優(はやみ・ゆう)
9月2日、日本生まれ。3歳からグアムやハワイで育つ。14歳でスカウトされ、1982年に『急いで!初恋』で歌手デビュー。『夏色のナンシー』などのヒット曲を持つ。1991年に上智大学比較文化学部を卒業し、翌年には「地球サミット」に参加。持ち前の語学力と国際感覚を活かし、歌手、タレント、女優にとどまらず、幅広く活躍。現在はNHKラジオ『ラジオ深夜便ビギナーズ』(毎月第3土曜)にレギュラー出演中。7月31日には自身が作詞を担当したNight Tempoとのコラボ曲第2弾『DISCO de DISCO』がリリースされ、大きな話題に。
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