千葉の人気住宅メーカー社長が“潮の香り”漂う艶男（アデオス）に変身!?

新時代のカッコいい大人像を模索するWeb LEONでは、日本の経済を動かす社長＝BOSSにもカッコ良くあってほしい、という願いを込めて、LEONスタッフが総力で社長をカッコ良くする新企画「変身！ BOSS LEON」をスタート。第2回のゲストは千葉県の君津市に本社を置く人気住宅メーカー、クレバリーホーム社長の松田芳輝さんです。

「幸せがずっと続く家」をテーマに災害に強い丈夫な家づくりで人気の住宅メーカー、クレバリーホームは、千葉だけでなく北海道から沖縄まで全国に140店舗あまりをフランチャイズする住宅メーカーグループです。俳優の坂口憲二さんが登場するテレビCMでもおなじみですが、こちらを率いるのが御年54歳の松田芳輝社長。

184cmの長身と厚い胸板にスーツを颯爽と着こなすお洒落ジェントルマンは、ご自身もサーフィンを愛する生粋のマリンボーイ。仕事柄、普段は堅めのスーツ姿がほとんどですが、実は以前からLEON風の遊び心のあるスタイルにも興味があったそうです。

この日、松田社長を変身させるべく、君津市内のクレバリーホーム住宅展示場に乗り込んだ「TEAM LEON」は以下の5名。Web LEON副編集長／高橋 大、スタイリスト／稲田一生、ヘアメイク／hanjee、カメラ／田中駿伍、そしてライター／桃沢もちこ。まずは事前に松田社長から聞き取りをした普段の服装のこだわり、希望する変身の方向性、ファッションに関する悩みなどをもとに、高橋＆稲田コンビが本日のスタイリングの方向性を説明します。

ふだんはオーソドックスなスーツ姿がほとんどで、なかなか冒険できないという松田社長ですが、今回はあえて自分では絶対選ばないようなコーディネートに挑戦したいと意欲満々。社長のライフスタイルの原点でもある「海」をキーワードに、衣装から靴、時計、メガネなど小物に至るまで一式すべて、LEON臭(笑)漂うアイテムをご用意。思い切って艶っぽいスタイルに挑戦していただくことに！

衣装が決まると次はヘアメイクです。こちらも松田社長から日頃のこだわりや悩み聞いたうえで、本日のコーディネートに合いそうなスタイルを提案。変身のひとつのキーポイントとして、今回は付け髭をチョイスしました。「実は自分は髭がカッコよく生えないので、やってみたかったんです」と松田社長もノリノリ。ヘアメイクが終わると、着替え。さあ、変身です！

じゃ～ん！ 松田社長が変身した姿で登場。どうです、この迫力満点の洒落男ぶり！ 北野武監督の映画に出てませんでした？(笑) 変身テーマは“潮の香り”のする艶男（アデオス）。開襟の白シャツ、白いジャケットをベースに、胸元にはシルバーのネックレスと、目元は完全には隠さない薄色のサングラスで艶っぽさを演出、さらに付け髭で大人の男のワイルドな魅力も足してみました。もともと男っぷりの良い松田社長ですが、LEON風アイテムのおかげで、ちょい不良（ワル）な雰囲気も加味され、なんだかメッチャ、モテそうです。

それではクレバリーホーム住宅展示場を舞台にした松田社長のファッションシューティングをご披露いたしましょう！

── それではカッコ良く変身した松田社長にお話を伺いましょう。まずは変身の感想を。普段とはだいぶ違うスタイルになったと思いますが、感想はいかがですか？

松田芳輝さん（以下、松田）　あんまりこういう冒険的な服装はしたことがなかったけれど、やりたいという思いはあったので良かったです。自分の振れ幅がなんとなく見れたというか、あぁこんな風になれるんだという思いはありましたね。

──  髭も生やしてみてどうでしたか？

松田　休みの日なんかは結構伸ばすこともあるんですけど、髭が薄いというのかまばらできれいには揃わず、ちゃんとしっかりした髭を体験したいと思っていたのでうれしいです(笑)。

── それは良かったです(笑)。では改めてクレバリーホームの社長になった経緯を教えてください。

松田　元々は株式会社クレバリーホームの親会社である株式会社新昭和に約30年いたんです。入社してからはビルやマンションの大型建設物の現場監督に配属されました。10年くらい現場経験を積んで、その後は商品開発や仕入れ、購買などの業務を15年。2022年に株式会社クレバリーホームの代表になりました。

── 現場監督をされていた時に、厳しい扱いを受けたと聞きました。

松田　うちの父は親会社である新昭和の現在の社長なんです。社長の息子ということで、現場で働いてる職人さんたちの風当たりは当時すごく強かった。今の時代、会社の社長の子供だったら、甘やかしたりへりくだることがあると思うんですけど。その時代は試されるというか……「お前どのくらい現場のこと知って入社してきたんだ？」「重たいもん持てんのかよ」「スコップの使い方知ってんのか」など散々“指導”を受けましたね。

── 今だとパワハラになっちゃいそうですね。どうやって乗り越えたのでしょう？

松田　昔からモトクロスっていう オートバイに乗っていたので、体力には自信がありましたし、力もありました。だからスコップを使うのは人一倍上手くて（笑）。荷物を担がされたら、職人さんより重たいものを持ち、スコップの使い方も褒められるようになって、時間をかけて気に入られていきました。

月に1回安全大会というバーベキューをしながら、職人さんたちで飲み会をやるんですけど。 僕はお酒も結構強いほうなので、一緒になっていつも飲んでいたらだんだん認めてくれるように。後々、所長として現場を統制できるようにもなってきて、現場監督時代が人生の中でも一番勉強になりました。

── 会社のアピールポイントを教えていただけますか。

松田　クレバリーホームは、タイル張りの住宅を世の中に出したパイオニア的な会社です。創業から27年経った今もタイル張りの綺麗で、頑丈な家を作り続けています。見た目の美しさだけでなく、建物の耐震性もあります。タイルを建物に貼るってことは、建物自体も頑丈にしないといけないので。そのおかげで、東日本大震災ではクレバリホームの家が多数残ってるという実績がありました。

なおかつ、いつまでも綺麗な外壁タイルでメンテナンス費用がなるべくかからない家。頑丈で長く住める綺麗な家というのが大きなアピールポイントですね。

──  一昨年の春に短編映画、『たからばこ～守るべきもの～』を作られましたよね。反響はありましたか？

松田　かなり反響がありました。映画を制作するのはハウスメーカー史上初なんですけど。お客さんからも「こういう思いで家を作ってるならぜひ働いてみたい！」という声もいただいて、うれしかったですね。

賞にもいくつかノミネートされて、スペインで行われたマドリード国際映画祭2024では主演の奥田瑛士さんが「外国語映画部門最優秀主演男優賞」を受賞するという快挙を成し遂げました。家を作ることに対して大切な想いがあるので、これからもっと多くの人に届いてもらいたいなと。

── 社員さんにとって、どういう会社でありたいか教えてください。

松田　クレバリーホームのスタッフであることがステイタスになってるというか。うちで働いてることをうれしく思ってくれて、未来性のある会社だなっていう希望をみんなが持ってくれるようにしていきたいです。

── ちなみに社内の雰囲気は？

松田　スタッフたちは実直で真面目で黙々とやっているので、事務所の中はわりと静かです。リアクションも控えめ（笑）。もちろん素晴らしいことなんですけど、僕的にはもうちょっと活気が欲しいという思いもあったので、社内で今年のテーマを作ったんです。

「生気勇躍（せいきゆうやく）」。 緻密でしっかりするところもありながら、いざとなったら勇ましく勇猛に仕事をこなしていこう！ という。自分で勝手に作った造語なんですけどね。

── いい言葉ですね。

松田　この両面を上手に出しながら仕事していこう、という思いがあります。加盟店さんにも共有してるし、自分自身の座右の銘にもしている。テーマを掲げてからは、うちの社員も積極的に意見を言うようになってきました。前より活気づいて良い雰囲気になってきてるかなと思います。

── プライベートはなにをしていらっしゃいますか。

松田　ほとんどサーフィンですね。ちょっと旅行へ行くにしても山の中よりも海の近く。ひとりだと波に乗れそうな海を探して〜みたいな感じです。家族でキャンプもやったりしますけど、場所は常に海。家族で行く時は、波がなくてもいいですけど（笑）。まあみんな海が好きだし。この前、伊豆に行った時も海の近くでしたね。

── 夢ってありますか？

松田　将来の夢は息子とふたりでサーフィンの大会に出て、ふたりで優勝すること。長男とは一緒にサーフィンをしていて、小学校5年生くらいからずっと毎日のように一緒にやってるんです。今彼は19歳ですけど、腕を上げてきまして、一度大会で優勝したこともあります。若いんで、上達も早いです。

夢は僕がマスタークラスっていうちょっと上のクラスに出て、長男はメンクラスに出て、親子揃って大会で優勝したいです。

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