だからこそ、我々はいつでも「モテ」を意識し、「モテ」る術を追求し、「モテ」の意味を探ってきました。しかし、その「モテ」が独りよがりになってはいけない。そこでより広い見地から現代における「モテ」について考察すべく、「モテ」に一家言ある世の著名人、知識人の皆さまに幅広く意見を求めてきました。今回はそんな中から選りすぐりの4本をご紹介します。
■茂木健一郎/脳科学者
脳科学的に見たら、モテる男の条件は明快です!
でもだからこそ、「カッコ良く生きたい」「モテたい」という人たちをよく観察していました。自分自身は「モテる」人には入っていませんが、科学者的に言うと、膨大な観察データから「モテる」を語ることには自信があります(笑)。
今やAI(人工知能)やビックデータの時代ですよね。この状況で日本の男性に特に欠けているのは、「求められる男性像とは何か」についての研究です。LEONの読者は比較的研究熱心かもしれませんが、とはいえ、「従来型の男のファンタジー」の中で生きている方がまだ多い。
時代はものすごいスピードで変化しているのに、女性との関係でも、「従来型の男のファンタジー」を使ってしまう。そこでズレが生じているんです。つまり、その時点で「情報戦に負けている」ということです。
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■白坂亜紀/銀座クラブオーナー&ママ
銀座ではモテる男は威張らない。でもとことん威張る男はモテる
中には「俺が俺が」じゃないですが、常に自分が中心じゃないと気が済まないお客様もいらっしゃいます。「俺も夜の銀座で飲めるようになったんだ」と威張りたくなる気持ちもわかりますがが、そういう方は正直モテません(笑)。やっぱり人を大事に思う、周囲に対する思いやりがある人がモテるんです。それが基本です。
でも、どうせ威張るんだったら、誰にでも威張ればモテます(笑)。どんな相手に対してでも威張れれば、それはキャラですからね。実際、そういう方がいらっしゃって、その方は大きな商社の常務になりました。普通、上にペコペコして、下に威張るタイプは一番嫌われるじゃないですか。でもその方はお客様にも威張ってましたから(笑)。そういう人って逆にかわいいなと思って見ていました。クスッとしちゃうじゃないですか。
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■野呂エイシロウ/放送作家・コンサルタント
モテる男には、学歴もルックスもお金も関係ない!
人と仲良くなるコツは、相手の話を聞くことですね。女性でも仕事相手でも、自分の話なんてしなくて大丈夫。天気の話でもその人の持ち物でも、色んなことを気にしていれば話のきっかけなんていくらでもあるから。
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■ パンツェッタ・ジローラモ/タレント
わがままな美人はライバルが少ないから意外と口説きやすいことも
「中身が綺麗な人。話すうちにどんどんチャーミングに見えてくるから、やっぱりそういう人は気になりますネ。外見にしたってちょっと磨けば光るというか。例えばクルマに乗る女性はやっぱりカッコイイし、仕事をバリバリこなす女性も魅力的ですネ。あと、旅によく行く人も話が合って良い。とにかく文化的、知的レベルが高いかどうか、そして、その人が何に興味があるのかの方が気になってしまいます。でも、若い時は見た目の美しさばかりに気を取られて、長続きしなかったことも、いっぱいありましたけど(笑)」
── 美人でも口説きやすい美人、口説きづらい美人ってあるの?
「あると思いますね。特に過去に男性にトラウマを感じたことがある女性は口説きづらいかも。そういう彼女には安心感を抱かせることが大事だと思います。何回も一緒にご飯食べたりとか、ドライブを一緒に楽しんだりとか。
逆にわがままな美人は口説きやすい場合があるかも。周りの人は気難しそうだと思い込んでいるから、なかなかアプローチしようとしません。だから意外と美人の場合はライバルが少ないことも多いんですよ。それに一見気難しそうに見えても声をかけたら違う場合もあるしネ」
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