2018.10.18
Interview 【vol.4】
村田諒太はなぜ「強いことが一番格好いい」と思うのか?
LEONはお陰様でこの秋に創刊17周年を迎えました。これを記念して各界で活躍する皆さんに「アナタにとってLEONってなんですか?」と尋ねてみました。第4回はプロボクサーの村田諒太さんです。
- CREDIT :
文/竹内虎之介(シティライツ) 写真/斉藤翔平
LEONはいい意味で自意識が高い人が読む雑誌
僕自身“熱中”とは、“want to“と“have to“が一緒にある時に生まれやすいものだと思っています。人間ってどうしても自分に甘いところがありますから“やりたい”だけではなかなか100%の力を出せなかったりする。そういう時に危機感がうまく作用することがあります。
逆にやらなきゃいけないことに自ら意味をつけて、やりたいことに置き換える方法もあります。そして、どんな仕事だろうと、どんな状況だろうと現状に甘んじず、情熱と誇りをもって前に進もうとする男は格好いいと思いますね。
LEONは“憧れを与えるものだと思います”
僕が中学の時にボクシングを始めたのも、ボクシングならそれをはっきり証明できると思ったからです。僕にとってはきっと強いことが一番格好いいことなんでしょうね。
あと、LEONって憧れを与える雑誌だと思うんですが、それが読む人のモチベーションになるのであれば、すごく良いことなんじゃないでしょうか。
僕自身のモチベーションは、お話ししたとおり強くなりたいというもので、それに対して金メダルが目標でした。でも、いざ獲ってみると、その先に違う風景が広がっていた。結局先の見えない階段なんですよね。上ってみて初めて見える景色がある。
ボクシング人生はオリンピックで終わりだと思っていたのにそうじゃなかった。そういう意味ではゴールはひとまずのゴールでしかなくて、その先に必ず何かあるんです。だから人生の挑戦に終わりはない。あとはもう勇気の問題ですね。
■ 取材班は見た!
都内某美容室にて……
MEMO:LEONとの出合いは行きつけの美容室。以来、カットの時にパラパラとページをめくるように。大好きなクルマや日頃欠かせないジャケット、スーツをチェック。夫婦で愛用するブシュロンのアクセサリーにはついつい目が止まってしまうそう。
● 村田諒太 (むらた・りょうた)
プロボクサー。奈良県生まれ。帝拳ボクシングジム所属。2012年ロンドンオリンピックボクシングミドル級金メダル。2017年10月22日、王者ヌジカムと再戦、7回終了TKO勝ちでWBA世界ミドル級チャンピオンに。2018年4月15日、エマヌエーレ・ブランダムラに8回TKO勝ちを収め、初防衛に成功。
◆ Information
2018年10月20日(土)、米ラスベガスで世界ミドル級王者として2度目の防衛戦が決定。対戦相手はWBAが指名した挑戦者、同じくミドル級2位のロブ・ブランド。世界が刮目する歴史的一戦は、スポーツに特化した映像配信サービス、DAZN(ダゾーン)でも放映されるので要チェックです!
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