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2021.12.12

【第53回】

小松菜奈似モデル「モラハラ夫にGPSまで付けられて心をエグられました」

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか? 「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠された恋愛事情に迫ってみる連載です。

CREDIT :

取材/林 伸次 写真・構成/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。

テーマは今どきの美女たちの”悩める恋愛事情”。美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫ります。第53回のゲストは前回に引き続き、モデルの菜奈さん(28歳)。

前編では、真面目だった高校生の頃の淡い恋愛や、モデル業界の厳しさをお話いただきました。後編ではついに! 現在の菜奈さんの恋愛について伺います。
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仕事はデキるけどモラハラな夫との日々

── それでは、モデルとして仕事を始めてからの恋愛はどうでしたか。

「あ、私わりと早くに結婚していたんですが、ようやく今年離婚したんですよ。3年半争って」

── あらら、そうだったんですか。3年半も。どんな相手だったんですか。

「外資系の会社員で、よく言う“スペック”という意味だったら問題なしって感じの人。結婚して、子供ができて、でも本当に大変でした」

── どう大変だったんですか。

「妊娠中からもうすでに彼の浮気が始まってたんですが、言動や行動がちょっとサイコパス的で、心を抉ることを色々されました。GPSも付けられましたね。子供が生まれたら変わるかな〜って思ってたけど、やっぱり変わらなかった」

── そうか、変わらないですよね。

「はい。だよね、とは思いながらも凄く信じてたからショックだし、全部が初めての経験だったから」
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夫の浮気が離婚の理由なのに、親権は取られてしまいました

── でも自分が遊んでるのにGPS付ける、なんてことするんですか。

「多分、自分がしてるから疑心暗鬼になっちゃってるんですね。もちろん私は浮気なんかしてないですが、よく見る昼ドラのドロドロのやつを超えた日々でした。それでもう私が無理になっちゃって、別れを切り出したら逆ギレされて」

── え!? 向こうがキレたんですか。

「はい、もう話し合いができなくて。だから3年半揉め続けて、離婚調停になって、浮気の証拠も取って慰謝料はもらいましたけど、親権は向こうに取られました。今は私が養育費を払っています」

── え~、それは辛い。本当に、辛いですね。

「辛いです。例えば、モデルとして大きな仕事を取れたとしても、社会的には日当のアルバイトの人、としか見られなくて……。でも向こうは外資の会社員で、経歴があるわけじゃないですか」

── そういう社会的立場で不利になったりするんですか。え〜、世の中って……。

「そう思いました。この地球にいたくないって」
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今は、“お兄ちゃん”みたいな人と付き合っています

── 今こんなに良い笑顔で笑えているのに、そんな辛いことがあったんですね。今は幸せに暮らせていますか。お付き合いしている人はいるんでしょうか。

「はい。年上なんですけど、駆け引きなく真っ直ぐで、ちょっと兄妹みたいな感覚の人とお付き合いしています」

── どこで知り合った人ですか。

「バーでひとりで飲んでる時に声をかけられました。彼は忘年会の5次会とかで、凄く酔っ払ってたみたいです(笑)」

── あ、酔っ払った勢いでナンパしてみたんですね(笑)。うまくいって良かった! どうしたらそうなれるのか、男性は気になると思うので、教えてもらっていいですか。

「危害を加えない、フラットな人間だよ、って態度がいいんじゃないかなって思います」

── 初めて声をかける時には“君のこと狙ってます”じゃなくて、友達のように?

「そう、まずは友達枠に入る。『ご飯行こうよ!』みたいな。その後、仲良くなってから、『好き』って言う」

── 最初は友達としてフラットに入ってきてくれるとうれしいんですね。

「うんうん、警戒しちゃうんで」
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自由な心で、素直に思いを伝えてくれる人に惹かれます

── すると、菜奈さんが警戒心を解いて、ついつい好きになってしまう男性はどんな人ですか。

「自由っぽい人かな。真面目な人っていっぱいいるじゃないですか。この日本に沿うように、ノーマルでいることに一生懸命になる人。そうじゃなく、それを超越して『僕は好きなことやって生きていくよ』って出来る人」

── そんなイイ男は少ない(笑)!  今の彼はそんな人ですか。

「ん〜、そう思います!」

── 彼とは結婚を考えていますか。
「私は結婚に対してトラウマになっちゃってるんで、例えば子供ができて、生まれた記念に籍を入れる、とかでいいと思うんですよ。籍なんていつでも入れられるし、事実婚でいいと思うんです」

── そうか、今は事実婚って多いですからね。

「はい、彼は結婚したいって言ってくれていますけど」

── 結婚したいって男性から言われるのはいいですよね。あの、最初は友達として仲良くなったとして、そこから恋人関係になりたい場合、どうしたら上手くいくんでしょうね。菜奈さんの場合はどうですか。

「そうですね、不器用でも、どストレートに頑張って気持ちを伝えてくれるとうれしいです。それから、私の友達の話になりますが、彼氏がいる時に『僕、君のことが凄く好きだから』って告白されて、その時には彼氏がいるって断ったらしいんです。でも2年後に彼氏と別れたら、その人が『ずっと好きだったんだよ』って言ってきてくれて、一途だなって思って好きになったみたいですよ。今日デートだって言ってました(笑)」

── 一途か〜!  やっぱりそれだ。男子たち、やっぱり一途に想いを伝えるのがいいみたいです。今日はありがとうございました!

【林さんから〆のひと言】

モデルと言うと、とてもゴージャスな世界を思いますが、菜奈さんは淡々とお仕事としてこなしている語り口が印象的でした。でも、男性関係も大変だったりして、頑張り屋さんなんだなあと感じました。今は幸せそうでなによりです!

■ bar bossa(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間 / 月~土 19:00~24:00
定休日 / 日・祝
問い合わせ/TEL 03-5458-4185

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。近著に小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)、『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)など。最新刊はcakesの連載から大人論を抜粋してまとめた『大人の条件』(産業編集センター)。

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