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2022.06.12

【箱根のオーベルジュ/日本料理編】

今度の週末、箱根のオーベルジュへ行かない? に最適な「ふふ 箱根」

食事の美味しいラグジュアリーリゾートとして人気の「ふふ」シリーズ。今年1月には箱根強羅に「ふふ 箱根」がオープンしました。東京からクルマで1時間半で行ける手軽な立地に美食・温泉・絶景が揃った注目の施設をご紹介します。

CREDIT :

文・写真/古関千恵子

▲ 傾斜を活かし、高い位置から箱根連山を望むロケーション。温泉大浴場も絶景自慢。
オーベルジュとは、フランス発祥の宿泊施設を備えたレストランのこと。はじまりは、シェフが新鮮な食材を求めて郊外へ拠点を移し、シェフの味を求めてファンがクルマで訪問。美味しい食事にはワインがつきものだけれど、飲んでしまうと、その日にクルマでは帰れない。そこで、宿泊施設の必要性が出てきたわけです。

東京からクルマで約1時間半の箱根は、実は日本のオーベルジュ発祥の地で、美食自慢のホテルの激戦区。美味しいものを食べて、自然に癒されて。至福のショートトリップも、箱根ならば、気軽です。

箱根連山の中央、どの部屋からも四季折々の山並みが

河口湖、奈良、日光、京都と、この4年で新リゾートが続々とオープンしている「ふふ」ブランド。2022年1月26日に箱根強羅に「ふふ 箱根」がお目見えしました。これまでも食事に定評のあった「ふふ」。箱根ではどんな食体験が待っているのでしょう?
▲ エントランスで出迎える小松石。箱根火山によって形成され、真鶴のみで採掘される石材が要所に。
その前に、まずは「ふふ 箱根」について。ごろごろとした岩が多い強羅という土地柄と、近隣の真鶴でのみ採掘される、箱根火山によって生まれた小松石が、デザインのポイントになっています。小松石はエントランスに鎮座している巨岩に加え、インテリアやアート、引き出しの取っ手などにも使われています。
そして立地も絶妙。ちょうど箱根連山の中央に位置し、ぐるりと山並みに囲まれています。傾斜を活かし建てられているため、どの部屋からも高い位置から四季折々の山並みの眺望が楽しめます。岩に込められた力強さと、客室の竹かごに飾られた草花の可憐さ、箱根の自然が日本情緒を漂わせながら、巧みに取り入れられています。
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ディナーは20品から好きなものを組み合わせるプリフィックス

「ふふ」といえば、食。「日本料理 山の笑(やまのえ)」では、他の「ふふ」とは異なり、夕食は自分の好みで組み合わせられるプリフィックススタイルを採用しています。
▲ ロビー館の2階にある「日本料理 山の笑」。厨房の活気が伝わってきます。
前菜「箱根雲海」、煮物椀、お造りと続いた後に、メイン料理の進め肴は、14種類(日によって品数は違います)の料理から好きなものを3品選びます。シェフのおすすめは、季節の味わいと食感が楽しい春巻きや二つのソースで味わう国産豚の香味焼き、味噌仕立ての和風ブイヤベース「香味鍋」に鉄板焼きの「黒毛和牛フィレステーキ」(追加料金あり)など、どれにしようか、悩んでしまいます。でも、大丈夫。三品以上をオーダーしたい場合は、1品につき2000円で追加できます。
さらに、食事ではお茶漬け、自家製蕎麦、筍の釜焚き御飯の3品からひと品をチョイス。水菓子は黒糖わらび餅、緑茶スープをかけたプディング、お煎餅アイスから一品を選びます。ちなみにお煎餅アイスは、南部せんべいとアイスを合わせた、斬新かつ美味なる組み合わせ。同系列の熱海「ATAMI 海峯楼」にも供されるスイーツで、再会に感激です。
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ふふ 箱根の朝食名物は、“強羅ごろごろカレー”! 

朝食は「食籠(じきろう)」と呼ばれる、一段重箱のような陶器に、先付やおひたし、焼き魚、そして調理長自慢の出汁巻卵などが、彩も鮮やかに盛り付けられます。山形産コシヒカリの釜炊きのごはんも、ゲストが席に着くタイミングに合わせて準備されます。炊き立てのごはんの香りに、昨晩、「はちきれそう!」とお腹をさすっていたのもどこへやら、食欲がむくむくとわいてきます。
▲ 食籠を中心に炊き立てのごはんや強羅ごろごろカレーなど、品数も豊富に並びます。
各地の「ふふ」の朝食には名物の一品が用意されていますが、ここ箱根では「強羅ごろごろカレー」がそれ。ズッキーニやカボチャなど大きな野菜がごろごろと入り、香辛料が効いた大人のビーフカレーです。

「日本料理 山の笑」ではプライバシーを考慮し、テーブルが配置されています。おすすめは窓辺のカウンター席。窓の向こうに雲が湧いたり、流れたり、明神ケ岳や明星ケ岳の移り行く風景を、二人並んで眺めながらいただく朝食もオツです。
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全室温泉付き! 広さ50平方メートル以上の和モダンな客室

客室は渡り廊下で結ばれた4棟に分かれ、8タイプ39室。各部屋からは、斜面の立地を生かし、“山の上からみた箱根連山”のビューが楽しめます。客室によっては箱根大文字焼を望むところも。
▲ 広々としたリビングとテラスをもつ、ふふラグジュアリープレミアムスイート。
すべての客室で家具が異なりますが、どこか自宅にいるようなくつろぎを感じるのは共通。ベッドのマットレスはシモンズ社と共同開発した“スリープレジャー”、心地よい眠りを導きます。そして全室に温泉付きです!

憧れは3室のみの「ふふラグジュアリープレミアムスイート」。広さ102~120平方メートルもあり、最上階から山の眺望を満喫できます。
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2種の温泉と温熱沐浴で、カロリー消費⁉

全室に温泉があるけれど、眺望がみごとな温泉大浴場も滞在中に一度は利用しないと!  もちろん一度といわず何度でも、いつまでも眺めていたい、一幅の名画のような眺めです。折重なる山並みを見下ろし、日本昔話に描かれる里山のよう。

湯上り場所には、ビールやコーヒー牛乳、アイスバーなどが用意してあるのも、うれしい気づかいです。
▲ 一ノ棟の5階にある、温泉の大浴場。ビューのコンセプトは“山の上から望む山”。
温泉の効果を最大限に引き出すコツは、入浴する順番。まず大浴場、続いて客室の温泉に入るのがおすすめ。というのも、大浴場と客室で泉質が異なるからです。大浴場は大涌谷温泉で、乳白色の硫酸塩温泉。角質を洗い流してくれます。客室は強羅温泉で、無色透明の塩化物温泉。お肌の保湿効果が続きます。大浴場でお肌ツルツル、客室で潤いを長くキープさせるわけです。
SPA 桧香(ひのか)の発酵技術を使った「えん発酵温熱木浴」も、ぜひおためしを。湯船のようなボックスに満たした、ヒノキパウダーで全身を包む温熱木浴。微生物による発酵の熱がじんわりと芯から温まり、驚くほど汗をかきます。その後にトリートメントを受ければ、効果もアップしそう!  美味しいものをお腹いっぱい食しても、汗をたっぷりかけば、罪悪感(?)も流れていくようです。

■ふふ 箱根

住所/神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-807
HP/https://www.fufuhakone.jp/
TEL/0570-0117-22

料金/スタイリッシュスイート8万2800円~、コンフォートプレミアムスイート9万9300円~、ラグジュアリースイート15万4300円~、ふふラグジュアリープレミアムスイート27万5300円~

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