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2020.01.17

開業1年以内! プロが選んだ最新「モテるホテル」はどこだ?【リゾート編】

男を格上げしてくれる「モテるホテル」、今回はリゾート編をお届け。『週刊ホテルレストラン』の元編集長・岩本大輝氏に、2019年にオープンしたホテルの中からハズレなしのプロパティを独自の視線で選んでもらった。今年のヴァカンスはココへ!

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取材・文/古関千恵子

作り手が旅好きだからわかる、通に響く贅沢リゾート

2019年に開業したシティホテルの傾向として、作り手の“個”が感じられるホテルが増え、その分、ユーザーの好き嫌いが分かれると、分析する岩本大輝氏。その傾向がリゾートホテルにもみられるといいます。では、具体的にいうと?

「沖縄・読谷町にオープンした『グランディスタイル沖縄読谷』は、沖縄にありながらビーチではなく、あえて“二人でおこもり”する贅沢さを表現しています。

また、「北海道・定山渓温泉の『シャレーアイビー定山渓』は香港の財閥の会長夫人が、世界中のラグジュアリーホテルを旅し、一方で30年以上通う北海道への愛ある視点で作り上げています。

さらに伊豆高原の『UMITO the salon IZU』は、ホテル客室の備品やステーショナリーの商品企画・生産を手掛け、自身も旅好きな女性社長の感性と経験が生かされています」。

作り手が大の旅好きであることも、ツボを押さえたサービスや空間づくりのポイントになりそうです。

「ニューオープンのホテルへ訪れることは楽しいですよね。一方で、自分が気に入ったホテルを使い続けるからこそ感じられる楽しさもあります。ぜひ、お気に入りを見つけて、リピートする楽しさも味わってください」。

■01 「ハレクラニ沖縄」

100年以上、世界中のゲストから愛されるハワイの伝統的ホテル

▲ハレクラニのアイコンであるオーキッドマークは、150万個のタイルを使用し、描かれています。
ワイキキビーチに創業して100余年、不変のエレガンス、温かいおもてなし、数えきれないほどのリピーターに愛され続けている、羨望のホテル・ハレクラニ。その2軒目となるのがコチラ。
1.7キロにわたる海岸線に面し、360の客室はすべてオーシャンビュー。広さ50平方メートル以上を確保した室内は、ハワイ同様「セブン シェイド オブ ホワイト」(七色の白)をテーマに、さまざまな風合いの白で彩られています。
8万7000平方メートルの敷地には、ミシュラン2つ星シェフ川井寛康氏監修のレストランや、ハレクラニの象徴であるオーキッドマークが描かれたプール、温泉施設をしつらえたスパなど、えりすぐりの施設が揃っています。

「1981年来のハワイのハレクラニのオーナー企業であり、国内ではザ・リッツ・カールトン東京など素晴らしいホテルを世に送り出してきた三井不動産が、グループ会社の直営という形でハレクラニ沖縄をオープン。施設や人への思いも、近年国内で開業するホテルの中では別格です。
ハレクラニが何よりもすごいのは、日本はもちろん世界中の本物を知るゲストから愛され、育てられ続けているホテルだということです。えてして開業したてのホテルは、サービスが未熟なもの。そしてホテルはゲストに育てられながら成長していくもの。ハレクラニ沖縄に滞在したゲストが、帰り際に『楽しかったわ。でも、ハレクラニというブランドなら、ココをこうするといいかもね、がんばってね』と、愛ある言葉を残していくことがあるとか。きっと時を重ねるごとにステキなホテルになっていくのだと思います」。

ハレクラニ沖縄

住所/沖縄県国頭郡恩納村名嘉真1967-1
室料/デラックスオーシャンビュー4万5000円~
URL/https://www.okinawa.halekulani.com/
予約・お問い合わせ/☎098-953-8600

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■02 「グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート」

“二人でおこもり”する贅沢を追求

▲フリーフォームのプールのくぼみは、いわばカップルシートのようなもの。温度調整ができるので夜や早朝、冬でも快適!
「誰もが海に憧れる沖縄にありながら、あえて“カップル、おこもり”にこだわったホテルです。旅慣れた大人のためのホテルで、13歳以上、2名の利用に限定しています。おこもりして二人の時間を充実させるために、館内での過ごし方の選択肢を幅広く取り揃えています」と岩本大輝氏。

たとえば、読谷の街と海とサンセットを望むインフィニティプール。いくつもの曲線を描くフリーフォームになっています。くぼみにすっぽりハマれば、誰の目線を気にすることのない、二人だけの世界。夜はプールの底が星空のようにライトアップされ、ロマンティックなナイトプールに。温水調節ができるので365日、プールが楽しめます。
「館内にはいたるところに書籍が置いてあり、ある意味、ホテル全体がライブラリー。客室も、二人で過ごすには十分な広さ。テラスにはデイベッドが置いてあり、寝るも、読書をするも、お酒を飲むも、自由です」。

グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート

住所/沖縄県中頭郡読谷村字瀬名波571-1
室料/スーペリアツイン4万2400円~(税・サ込、朝食付き)
URL/https://glamdaystyle.jp/
予約・お問い合わせ/☎098-987-8300

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■03 「シャレーアイビー 定山渓」

自然豊かな札幌の奥座敷で、我が家のようなくつろぎを

▲冬には白銀の世界、秋は素晴らしい紅葉、季節を満喫するスペース「雪見台」。定山渓の季節の移ろいを一幅の絵画のように愛でられます。
自然美にあふれる札幌の奥座敷、定山渓。四季折々の風情がある豊平川のほとりに2019年夏オープンしたコチラ。日本の伝統と現代性が融合した旅館スタイルのホテルです。

「香港の財閥のホープウェルグループの会長夫人アイビー・ウー氏が、世界中のラグジュアリーホテルを旅した経験と、30年以上前から通っている“北海道LOVE”な視点でオープンしたホテルです。
 ホテルというよりは、どちらかというと“家”のような感覚。 “入り込む”接客を大切にし、“家に帰ってきた”と感じてもらえるようなサービスを心掛けているそうです。こうした姿勢は、本当に心地よいのは単に豪華な施設や杓子定規な接客ではないと、オーナー自らが経験を通して感じてきたから。

 26の客室はスイートクラスの広さ(約70平方メートル)があり、すべてに温泉付き。施設はスパ、サウナを含む大浴場、フィットネスジム、ラウンジなども備えています」。

シャレーアイビー 定山渓

住所/北海道札幌市南区定山渓温泉東三丁目231
室料/デラックススイート5万4333円~(税・サ、1泊2食付き、2名利用時1名料金)
URL/https://www.chaletivy.com/ja/jozankei/
予約・お問い合わせ/☎011-595-2088

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■04 「ふふ 河口湖」

森とシームレスにつながるリゾートで富士山と向かい合う

▲富士山と河口湖、森を感じられる4階のコーナーの「ふふラグジュアリープレミアムスイート」。
河口湖の向こうに泰然とそびえる霊峰・富士。「ふふ 河口湖」は周囲の森に溶け込んだ環境の中、富士山と思う存分対峙できるロケーションにあります。

館内にはリゾートが誕生する前、森だった頃のモノクロームの写真が飾られ、そこにあったケヤキの大樹や土中に眠っていた石は、ホテルの家具や備品となって再生されています。そんなストーリーのあるリゾート空間です。
「これまで『熱海 ふふ』や『箱根・翠松園』など、スモールラグジュアリーなリゾートを得意とするカトープレジャーグループの、最新のリゾート。富士山を眺められる贅沢な地に、60~135平方メートルまで利用シーンに合わせたスタイルの施設が誕生しました。

富士山が見えるお部屋でひたすら富士山を眺めて過ごすも良し。自然を活かしたロビーラウンジ、テラスで河口湖の自然を感じるも良し。温泉もありますし、レストラン『山のは』では、河口湖でしか出会えない日本料理も味わえます。

ひっそりと過ごしたい人におすすめしたい、新しいデスティネーションリゾートです」。

ふふ 河口湖

住所/山梨県南都留郡富士河口湖町河口字水口2211-1
TEL 0555-73-9573
室料/木漏れ日スタイリッシュ スイート4万6750円~(税・サ・2食付き  ※入湯税別)
URL/https://www.fufukawaguchiko.jp/

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■05 「UMITO the salon IZU」

10室のみのリゾートに込めた、旅好きのこだわり

▲手入れの行き届いた芝生の庭の向こうに、相模湾が広がります。
大室山のふもとにある、伊豆高原の別荘地。相模湾の眺めが愛でられるコチラ。

「有名ホテル~外資系ラグジュアリーホテルまで、客室の備品やステーショナリーの商品企画・生産を手掛けるイヴレス株式会社の社長にして、自らも世界中を旅する山川景子氏が手掛けるリゾート。世界観はもちろん、わずか10室だからできるカスタムメイドなサービス。山川氏の感性が光っています」。
10室のみの客室は、部屋タイプが多彩。バスタブに浸かりながら相模湾が眺められる客室や露天風呂付きのスイート、広さも35~61平方メートルまであり、「次はどの部屋に泊まろう?」と選ぶ楽しみにもなります。また、地元出身のシェフによる伊豆ならではのフレンチも、滞在の目的になりそうです。

「ホテルのことをよく知り、旅慣れている人が作ると、ユーザーが求める細かな部分までわかっているなと感じます」。

UMITO the salon IZU

住所/静岡県伊東市八幡野1253-25
室料/コンフォートデラックス(朝食付き)2万2140円~/人
URL/https://umitothesalonizu.com/
予約・お問い合わせ/☎0557-51-2610

最新「モテるホテル」はどこだ?【シティホテル編】はこちら

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