2022.08.14
醸して、ととのって、愛も深まる!? 近江八幡の一軒宿「旅籠 八…」
京都や大阪から1時間ほどのアクセス圏内にある風光明媚な城下町・近江八幡。築193年の旧畳商家を改装した隠れ宿「旅籠 八…」(はたご わかつ)に、カップルで貸切利用できる薬草サウナが登場。さっそくお邪魔してきました。
- CREDIT :
文/矢吹紘子
▲ 門を入ると睨みをきかす狛犬。なんと室町時代もので、その昔滋賀県内の寺院に置かれていたものだとか。
▲ 九谷焼の壺にいぐさ。その新鮮な香りに心がシャッキっと。エントランスゲートでのちょっとしたセレモニーが非日常へといざなう。
▲ 旧喜多邸は文政12年(1829年)築。数寄屋建築の母家と離れ、土蔵で構成されている。
▲ 門を入ると睨みをきかす狛犬。なんと室町時代もので、その昔滋賀県内の寺院に置かれていたものだとか。
▲ 九谷焼の壺にいぐさ。その新鮮な香りに心がシャッキっと。エントランスゲートでのちょっとしたセレモニーが非日常へといざなう。
▲ 旧喜多邸は文政12年(1829年)築。数寄屋建築の母家と離れ、土蔵で構成されている。
薬草サウナで身も心も醸され、ととのい、空っぽに
自らを発酵させるかのごとく低温でゆっくり温まり、日頃何かと酷使しがちな体としっかり向き合う。さらには心の中までもしっかりと見つめ直そうという試みでもあるのです。
▲ 母家と同時代に建てられた2階建ての蔵を改装してサウナを新設。リトリート宿泊プランでは贅沢にも貸切で利用することができる。
▲ 入り口を入ると階段が。草履に履き替えて2階へ上がる。
▲ 2階には着替え用のスペースが。質感豊かな土壁に、味わい深い木の梁。ひとつ一つのディテールに圧倒される。床に敷かれているのはカザフスタンのアンティークキリム。
▲ 浴衣に着替えたら、仄暗い照明のもと、サウナへと続く螺旋階段を降りる。足元がぬるま湯でうっすら満たされこのアプローチにより、神秘的な気持ちに。
▲ ふと気がつくと、苔と石。それらを照らすライティングがなんともドラマティック。まるで洞窟風呂のよう。
▲ こちらが「醸し風呂」と、水風呂ならぬ水瓶。水は敷地内の井戸から引いた井戸水で、肌がスベスベになると好評なのだとか。15℃前後と、ほどよい水温。
▲ 母家と同時代に建てられた2階建ての蔵を改装してサウナを新設。リトリート宿泊プランでは贅沢にも貸切で利用することができる。
▲ 入り口を入ると階段が。草履に履き替えて2階へ上がる。
▲ 2階には着替え用のスペースが。質感豊かな土壁に、味わい深い木の梁。ひとつ一つのディテールに圧倒される。床に敷かれているのはカザフスタンのアンティークキリム。
▲ 浴衣に着替えたら、仄暗い照明のもと、サウナへと続く螺旋階段を降りる。足元がぬるま湯でうっすら満たされこのアプローチにより、神秘的な気持ちに。
▲ ふと気がつくと、苔と石。それらを照らすライティングがなんともドラマティック。まるで洞窟風呂のよう。
▲ こちらが「醸し風呂」と、水風呂ならぬ水瓶。水は敷地内の井戸から引いた井戸水で、肌がスベスベになると好評なのだとか。15℃前後と、ほどよい水温。
▲ 中は大人2名がゆったりと横になれるサイズ感。サウナストーンめがけてセルフロウリュウをすれば、天井から吊るされたヨモギと、足元の藁の香りがふわっとたちこめ、至福のリラックスタイム!
▲ サウナ後は新設されたギャラリーで休憩。オーナーの集めた古物や骨董品を、宿のアメニティとともに販売もしている。壁にはアフガニスタンの民族Yakub Khaniにより織られた1960年代のラグ(11万円)。その下に横たわる木はなんと1000年前のものだというから驚き。
▲ その日の体調に合わせたお茶を飲みながら、ほっと一息。こちらは滋賀・朝宮産の紅茶。生姜のドライフルーツの自然な甘みが、醸された体に染み渡る…!
▲ 中は大人2名がゆったりと横になれるサイズ感。サウナストーンめがけてセルフロウリュウをすれば、天井から吊るされたヨモギと、足元の藁の香りがふわっとたちこめ、至福のリラックスタイム!
▲ サウナ後は新設されたギャラリーで休憩。オーナーの集めた古物や骨董品を、宿のアメニティとともに販売もしている。壁にはアフガニスタンの民族Yakub Khaniにより織られた1960年代のラグ(11万円)。その下に横たわる木はなんと1000年前のものだというから驚き。
▲ その日の体調に合わせたお茶を飲みながら、ほっと一息。こちらは滋賀・朝宮産の紅茶。生姜のドライフルーツの自然な甘みが、醸された体に染み渡る…!
大切な人とのひと時を「八」(分かつ)ための場所
▲ 夕食はレストラン「溜ル」で。生きたままに発酵させた近江熟成牛や、オーナー自ら育てた近江米など、地元や近隣の食材をふんだんに使った季節がわりのコースをいただける。外来利用も可能(2万2000円~)。
▲ 滞在中に利用できる「art cafe 氵(さんずい)」。昭和初期に建てられた2階建の蔵を改装したカウンター形式のティーサロンで、日本茶と和菓子のセットなどを提供する。13:00から16:00は外来利用もOK。
▲ 夕食はレストラン「溜ル」で。生きたままに発酵させた近江熟成牛や、オーナー自ら育てた近江米など、地元や近隣の食材をふんだんに使った季節がわりのコースをいただける。外来利用も可能(2万2000円~)。
▲ 滞在中に利用できる「art cafe 氵(さんずい)」。昭和初期に建てられた2階建の蔵を改装したカウンター形式のティーサロンで、日本茶と和菓子のセットなどを提供する。13:00から16:00は外来利用もOK。
トラディショナルやラグジュアリー一辺倒ではない、これまでにないアプローチは斬新のひと言。日頃から頭も体もフル回転の現代人にとっては、このうえない贅沢な時間になるはずだし、なによりもパートナーとの愛も断然深まりそうです。
旅籠 八...(はたご わかつ)
住所/滋賀県近江八幡市玉屋町6
アクセス/J R近江八幡からタクシーで5分
HP/https://wakatsu.jp
TEL/0748-36-2745
●リトリート宿泊プランは11万円~(大人2名、1泊2食、サウナ付き) 。サウナの外来利用は10:30~14:00(1時間半貸切)、完全予約制で1名1万円(4名まで)。
● 日本にいることを忘れてしまいそうな最高のリゾートです!
● 都心から1時間で行ける、最高の“バケレン”なんです!
● 富山の山深で目の覚めるような前衛料理に出合えます!