2024.03.03

渋谷をとことん満喫するホテルって何⁉ 「ホテルインディゴ東京渋谷」に泊まってみた！

ホテルが位置する街の個性と、その土地ならではの歴史やカルチャー、アートなどをゲストに提供することをテーマにしたホテルブランド「ホテルインディゴ」。昨年8月に」国内4軒目となるホテルが渋谷に誕生しました。渋谷をとことん満喫するホテルの中身とは？

CREDIT :: 文／長谷川あや

インターコンチネンタル、ホリデイ・インなど、19のホテルブランドを持つ、ホテルグループ、IHGホテルズ&リゾーツが手がけるホテルブランド「ホテルインディゴ」。耳慣れない方もいらっしゃるかと思います。同ホテルブランドは、2024年1月現在、全世界に149軒を超えるホテルを展開しており、日本には2020年に「ホテルインディゴ箱根強羅」が初上陸。現在は国内に4つのホテルを有していますが、今回は2023年8月にオープンした、日本で最も新しい「ホテルインディゴ」ブランドの「ホテルインディゴ東京渋谷」をレポートします。

訪れる都市にあったら、ぜひチェックしたいホテルブランド

まずは「ホテルインディゴ」ブランドについてざっくりご説明しますね。「ホテルインディゴ」のテーマは、それぞれのホテルが位置する街の個性と、その土地ならではの歴史やカルチャー、アートなどをゲストに提供すること。地域の魅力を深堀りし、「ネイバーフッドストーリー」を届けることを標榜していて、同じ「ホテルインディゴ」の名を冠するホテルでもホテルごとにまったく異なる個性を放っています。

ホテルによって、新築の場合もあれば、別のホテルからリブランドされたケースもあり、後者の場合、多少、客室が手狭になることもあるのですが、「お見事！」と膝を打ちたいくらいに、お洒落にまとまっているのです。使い勝手も◎。訪れる都市にあったら、ぜひチェックしたいホテルブランドのひとつです。

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日本では、2024年1月現在、「ホテルインディゴ東京渋谷」のほか、「ホテルインディゴ箱根強羅」「ホテルインディゴ軽井沢」「ホテルインディゴ犬山有楽苑」の4軒が展開されています。

で、昨年オープンしたばかりの「ホテルインディゴ東京渋谷」をひと言でご紹介すると、「インテリアやアート、食などを通して、ガチで渋谷を表現するホテル」といったところでしょうか。

みなさんは、「渋谷」と聞いて、何を思い浮かべますか？ご存知のとおり、渋谷は国内外問わず多くの人が集い、さまざまなカルチャーが混在する街。というわけで、「ホテルインディゴ東京渋谷」は、そんな渋谷の多様性、アートや音楽、ファッションをテーマにした、インテリアデザインやアートで彩られています。

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レセプションは12階。チェックインカウンターは洋服の型紙（パターン）をかたどったもので、バックボードにはデニム生地が使われていました。渋谷の象徴ともいえるハチ公や、レコードのモチーフも随所に。渋谷はギネスブックで「世界一レコード店が多い都市」に認定されたこともあり、最盛期には200を超える店舗が存在していたそうですよ。

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客室の窓から眺める、渋谷の街に目が釘付けに

お部屋のほうも見てみましょうか。客室は272室。今回、筆者は「プレミアムルームツインベッドスクランブルビューバスタブ付き高層階」に宿泊しました。25㎡と決して広くはありませんが、ほかの多くの「ホテルインディゴ」ブランドのホテル同様、なかなかスタイリッシュです。洗面スペースには拡大鏡があり、バスルームに椅子が用意されていました。かゆいところに手が届くサービス、さすがです。

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▲ 晴れた日には富士山や東京スカイツリーなどが楽しめる客室や、スクランブル交差点を見下ろすことができる客室も！

▲ 晴れた日には富士山や東京スカイツリーなどが楽しめる客室や、スクランブル交差点を見下ろすことができる客室も！

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そして、客室の窓から眺める、渋谷の街に目が釘付けに。何度も足を運んでいる街なのに、上空から眺める渋谷がこんなに新鮮とは！筆者がステイした客室からは遠くには代々木公園も見えました。時間とともに変化していくこの景色を肴に飲めます（笑）！

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▲ わかります？ベッドサイドランプはレコード盤に針を落としているところをイメージしたデザインになっているのです。
▲ レコードは、総支配人のレベッカ・ソーンさんによるセレクト！
▲ こんなところにもハチ公が！いろいろなところに隠れハチ公が潜んでいるので、本気で探してみるのも楽しいはず（笑）。

▲ わかります？ベッドサイドランプはレコード盤に針を落としているところをイメージしたデザインになっているのです。
▲ レコードは、総支配人のレベッカ・ソーンさんによるセレクト！
▲ こんなところにもハチ公が！いろいろなところに隠れハチ公が潜んでいるので、本気で探してみるのも楽しいはず（笑）。

すべての客室に、8枚のレコードのジャケットがディスプレイされているのも同ホテルならでは。数量に限りはありますが、リクエストベースで、レコードとプレイヤーを借りて、客室で楽しむこともできます（Bluetoothスピーカーに繋ぎます）。

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アートに囲まれて、食事やお酒を楽しむことができる「Gallery 11」

で、ですね、実はオヤジさんたちにいちばん力を込めてオススメしたいのは、11階のレストラン「Gallery
11（ギャラリーイレブン）」に併設するテラス席だったりするのです。その面積、約300㎡！渋谷、いえ東京でも滅多にお目にかかれない、解放感あるテラス席を囲む豊かな植栽、そして、林立する高層ビル群──。いい気が流れていそうな、気持ちのいい空間です。週末には、DJによるパフォーマンスが行われているそうですよ。

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気になる料理は、イタリア出身のシェフによる、地中海や中東、アフリカといった世界各国の調理法をベースに、日本のエスプリや渋谷からのインスピレーションを加えたものが中心。渋谷でフレッシュチーズを製造している「SHIBUYA CHEESE STAND（渋谷チーズスタンド）」のチーズを使ったメニューも気になるところです。

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▲ 左上から時計回りに、「渋谷チーズスタンド」のブッラータチーズを使った「ししとうとブロッコリーの餃子」（4ピース、1870円）、「ラムパイ」2310円、「サツマイモコロッケ」（2ピース880円）。いずれも税込・サービス料別。
▲ 渋谷を感じさせるシグネチャーカクテルも要チェック！左奥から時計回りに、ブラッディメアリーベースのカクテルに、ハチ公ソースとチーズを添えた「メアリー&ハチ公」1650円、「HITS エスプレッソマティーニ」1760円、渋谷の老舗レコードショップ「マンハッタンレコード」をイメージした、「マンハッタン、スパン」1760円、8種類のフレーバーとハチ公をかけたジンベースの「ハチ香」1870円。いずれも税込・サービス料別。

▲ 左上から時計回りに、「渋谷チーズスタンド」のブッラータチーズを使った「ししとうとブロッコリーの餃子」（4ピース、1870円）、「ラムパイ」2310円、「サツマイモコロッケ」（2ピース880円）。いずれも税込・サービス料別。
▲ 渋谷を感じさせるシグネチャーカクテルも要チェック！左奥から時計回りに、ブラッディメアリーベースのカクテルに、ハチ公ソースとチーズを添えた「メアリー&ハチ公」1650円、「HITS エスプレッソマティーニ」1760円、渋谷の老舗レコードショップ「マンハッタンレコード」をイメージした、「マンハッタン、スパン」1760円、8種類のフレーバーとハチ公をかけたジンベースの「ハチ香」1870円。いずれも税込・サービス料別。

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そんなわけで、客室でもホテル内のパブリックスペースでも今の「渋谷」を満喫できることが、同ホテルの最大のウリなのですが、この際、渋谷の街そのものもとことん楽しんじゃいましょ！客室のTVに映し出される「ネイバーフッドマップ」は、ネイバーフッドホスト（＝スタッフ）の声をもとに作成したもの。周辺のおすすめスポットや、「ホテルインディゴ東京渋谷」にゆかりのあるローカルスポットが紹介されています。

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▲ ファッションとアートの融合をテーマにしたファッションブランド「COTÉ MER（コートメール）」。着物を使用したジャケットなど、複数の異なる素材を組み合わせた、一点モノを制作しています。
▲ 「COTÉ MER」がデザインした、スタッフのユニフォーム。ユニセックスの巻きスカートは、黒留袖や大島紬、藍染めなどをつなぎ合わせて作っています。足元はストリート感が漂うドクターマーチンのブーツで統一！

▲ ファッションとアートの融合をテーマにしたファッションブランド「COTÉ MER（コートメール）」。着物を使用したジャケットなど、複数の異なる素材を組み合わせた、一点モノを制作しています。
▲ 「COTÉ MER」がデザインした、スタッフのユニフォーム。ユニセックスの巻きスカートは、黒留袖や大島紬、藍染めなどをつなぎ合わせて作っています。足元はストリート感が漂うドクターマーチンのブーツで統一！

例えば、「ホテルインディゴ東京渋谷」のスタッフのユニフォームは、着物や古着をアップサイクルしたデザインで知られる、渋谷のキャットストリートのアパレルブランド「COTÉ MER」が手がけたもの。「ネイバーフッドマップ」には、その「COTÉ MER」をはじめ、前述の「SHIBUYA CHEESE STAND」、ホテルから徒歩数分の場所にあるレコードショップ「diskunion ROCK in TOKYO（ディスクユニオン）」などが掲載されています。

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▲ ネイバーフッドマップに掲載されている「SHIBUYA CHEESE STAND（渋谷チーズスタンド）」。東京・清瀬市で生産されたミルクを使用し、渋谷で作ったチーズは、ホテルのレストランでも使用されています。
▲ ここにもハチ公が⁉ 「SHIBUYA CHEESE STAND」の看板犬。

▲ ネイバーフッドマップに掲載されている「SHIBUYA CHEESE STAND（渋谷チーズスタンド）」。東京・清瀬市で生産されたミルクを使用し、渋谷で作ったチーズは、ホテルのレストランでも使用されています。
▲ ここにもハチ公が⁉ 「SHIBUYA CHEESE STAND」の看板犬。

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渋谷の「今」を体感できる「ホテルインディゴ東京渋谷」。渋谷という街に喝采を送り、また、新たな渋谷の魅力に迫る同ホテルで過ごす時間は、遊び慣れたオヤジさんたちにとってもエキサイティングなものになるのではないでしょうか。

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▲ 館内にある2000枚を超えるレコードは、「ディスクユニオン」から仕入れています。
▲ 道玄坂小路に面した、3階のメインエントランスにあるネイバーフッドカフェ「Shibrewya（しぶるや）」。ホテルオリジナルブレンドのスペシャルティコーヒーや、シグネチャーアイテムの「ハチ公ワッフル」を食べつつ一息つけます。もちろん電源やWi-Fiも完備！
▲ 「ハチ公ワッフル」（テイクアウト888円、イートイン904円・税込）。

▲ 館内にある2000枚を超えるレコードは、「ディスクユニオン」から仕入れています。
▲ 道玄坂小路に面した、3階のメインエントランスにあるネイバーフッドカフェ「Shibrewya（しぶるや）」。ホテルオリジナルブレンドのスペシャルティコーヒーや、シグネチャーアイテムの「ハチ公ワッフル」を食べつつ一息つけます。もちろん電源やWi-Fiも完備！
▲ 「ハチ公ワッフル」（テイクアウト888円、イートイン904円・税込）。