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2024.11.23

旅慣れオヤジにこそオススメしたい、五島列島リトリート・トリップ【前編】

次のホリデーの滞在先を探しの貴兄に朗報。手付かずの自然と知られざる歴史、日々の疲れもしっかり癒してくれるハイレベルな宿。日本にいながらプチ外国気分すら味わえるデスティネーション・五島の魅力を前後編でじっくりお伝えします。

CREDIT :

写真・文/矢吹紘子

五島列島 WebLEON 五島リトリート 温故知新
突然ですが、五島と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか? その昔、隠れキリシタンが多く住んだ信仰の島ということはうっすらご存知かもしれませんが、五島の魅力は実に奥深いのです。なにせ海も山も規格外だし、ご当地フードもユニーク。そして旅の目的になる“強め”なホテルがちゃんとあって、おこもり型のステイだって楽しめるという点が、LEON読者貴兄に推したいポイントでもあります。
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▲ 抜群の透明度を誇る、五島を代表するビーチ「高浜海水浴場」。福江港および空港からそれぞれ40分ほどのドライブ。
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▲ ユネスコの世界遺産に登録されている上五島の「頭ヶ島の集落」は、禁教期に移住してきた潜伏キリシタンが信仰を続けた場所。
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まずはざっとおさらい。五島列島は長崎県の南西に浮かぶ、総人口5万2000人ほどの島々の総称です。空港のある福江島へは、福岡または長崎から飛行機でアクセス可能。ほかにも長崎港や佐世保港などからフェリーで繋がれています。各島の間はというと、フェリーや高速船が主な交通手段。サイズ感はそこそこあり、福江島をぐるりと一周するとなると、クルマで丸一日かかるほど。
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パートナーと自分へのご褒美♡ オーシャンビューの絶景ホテルで癒やされる

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▲ 「五島リトリート ray by 温故知新」のエントランスホール。スタイリッシュながら清廉としていて、どこか教会を連想させる。
「祈りの島」である五島にも、みなさん好みの宿はもちろんございますよ。「五島リトリート ray by 温故知新」は、島のシンボル・鬼岳の麓に佇む全26室のホテル。今年7月にはミシュランキーにも選出され、注目度は急上昇中なのです。ココ、何がすごいかというと、まず圧倒的なビュー。デザインを手掛けた故・橋本夕紀夫氏による設計コンセプトはずばり「The View」とのことで、全客室が東シナ海に面したオーシャンフロント。しかもテラスには露天風呂も備えていて、プライバシーを保ちつつ日常を忘れてリフレッシュするにはパーフェクトすぎます。
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客室にはセルフで豆から挽いてコーヒーを淹れられるキットやセレクトされた書籍、ポータブルスピーカーも。部屋にこもって一日過ごしても、飽きることがありません。ローカルの職人による器やグラス、サステナブルなアメニティ類、着心地のいいルームウエアのほか、粋なデザインの浴衣風ローブまで完備。大切なヒトとの旅ゆえ、服を脱いでリラックスしつつも、おしゃれさはキープしたい。そんなアナタの欲求にもしっかり応えてくれるのが嬉しいし、デザイン好きなパートナーなら会話のネタもつきませんね。
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美食に舌鼓を打ち、バーで一杯。メモリアルな夜を約束してくれる

島のあちこちに自生する椿のオイルを取り入れた極上スパや、海の幸、山の幸共に恵まれた五島の“味”を堪能できるレストランもハイレベル。とっぷりと日が暮れた後は、クラシックなカウンターバーで一杯やるのもオツなもの。ホテルから目と鼻の先の鬼岳の山頂まで足を運んで、天の川が広がるダイナミックな星空観察へと洒落込むのもアリですよ。
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ウォーキングでひと汗流して、朝風呂へドボン。チェックアウトまで至れり尽くせり

旅先の朝は、ついつい朝寝坊しがちですよね。でも、ココは(何度もしつこいですが)目の前が東シナ海。しかも方角的に東を向いているので、朝日が抜群にキレイなのです。朝風呂はもちろんのこと、せっかくだから朝食前に二人揃って軽くウォーキングなどいかがでしょうか? ホテルから徒歩10分圏内には小さな展望台があって、ちょっとしたハイキング気分も味わえますよ。
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椿にうどん、ブランド牛。個性豊かな島の“味”を堪能

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▲ 五島うどんは手延べの際に椿の種から絞った油を練り込んでいるため、細麺ながらコシが強くのびにくい。スープはあご出汁が定番だ。写真提供/(一社)長崎県観光連盟
「五島リトリート ray by 温故知新」のあまりの充実度に、ホテルにこもってしまいたくなるのは重々承知ですが(笑)、島のローカルフードも必食なのです。2大フードはズバリ、うどんとビーフ。島に自生する野生の椿の油を使った手延べうどん「五島うどん」は、五島の人たちにとってソウルフードのような存在。一方、ブランド牛の「五島牛」は日本最古の家畜牛ともいわれる黒毛和牛種で、恵まれた大自然の中で育てられるため赤身と脂身のバランスが抜群。ステーキや鉄板焼きはもちろん、牛丼や煮物などメニューのバリエーションも豊富です。
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五島に来たら「五島リトリート ray by 温故知新」に連泊して、ホテルの日、外に出る日と分けるのが賢いなと実感しました。ミシュランキー選出後は、国内からの予約も殺到しているとのことなので、ぜひ早めのチェックを。次回は島で必見の教会建築と、さらなるおすすめホテルをご紹介します。
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アプリから宿、フライト、レンタカーまで手配できる! 旅のプランニングには「Booking.com」が便利

今回の五島トリップには「Booking.com」のアプリを使いました。コレ、何が良いかというとホテルなどの宿泊施設はもちろん、実は航空券やレンタカー、ロケーションによってはタクシーやアクティビティなどの予約もできるという点。さらに「WALLET」という独自のポイントシステムがあり、宿泊すると約14日後に個人アカウントにポイントが付与されます。それらを1ポイント=1円相当で新たな宿泊予約に使えるほか、アクティビティやタクシー(前払いのみ)にも利用OK。宿泊施設での現地払いは不可だったり、ポイント付与対象外の宿もあったりはするものの、物理的にも気分的にもお得なサービスであることは確か。
Booking.com
▲ 予約時にポイントが使える宿泊施設には「WALLET対応」のアイコンが付いている。支払い情報のページで現地支払いではなく、「今すぐ支払う」を選べばOK。
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アクティビティに関しては、旅行先によってサービスの展開バリエーションに差があるよう。残念ながら五島では出番がなかったのですが、世界中の主要な観光地なら何かしら見つけることができます。例えば、東京や関西から五島にアクセスする際にトランジット先となる可能性が高い福岡や長崎なら、カスタムメイドのプライベートツアーや、史跡や神社仏閣をめぐるショートトリップ、ビーチでのピクニック体験とバラエティ豊かなコンテンツがラインナップ。早くも次の五島行きを検討しているワタクシ、次回はちょっと寄り道するのも良いかなと目論見中。「Booking.com」のアプリを使うことで、旅の楽しみがグッと広がりそうです。
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五島リトリート ray by 温故知新

住所/長崎県五島市上崎山町2877
TEL/0959-78-5551
HP/五島リトリート ray by 温故知新 Booking.com
アクセス/福江空港から車で10分、福江港から車で15分。
客室料金/ 11万4400円~(税サ込)、2名1室利用時、1泊2食付き
※長崎県は宿泊税なし

● 矢吹紘子(やぶき・ひろこ)

ライター、編集者、通訳案内士。小誌のほか『BRUTUS』『POPEYE』などライフスタイル誌を中心に記事を執筆・編集。ロンドン大学で修士課程修了後、プライベート通訳としても活動。京都を拠点に海外からのVIPゲストの旅のキュレーションやアテンドを行なっている。
Instagram/@hiroko__yabuki

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