2018.07.15
野尻湖畔の静かな森に佇む隠れ家ホテルは、別荘感覚で訪れたい
大正時代より避暑地として親しまれてきた野尻湖の湖畔に建つ「野尻湖ホテル エルボスコ」。客船をモチーフにして清家清氏がデザインした建物は、親しみやすさと落ち着きのある空間で、豊かな自然を愛でながら大人のふたりにふさわしい静けさが楽しめます。
- CREDIT :
文/いとうゆうじ
この静なる環境がもたらしてくれるのは、言葉の要らない親密なひと時。そのムードをひと際高めてくれるのが、ホテル全体のデザインです。
ホテルのいたるところに本当の大人っぽさが溢れています
インテリアは、自然を美しく見せるミッソーニカラーなど現代の“色”採用しながらも、ひっそりと落ちつく別荘のような居心地の良さに満ちています。ライブラリーには地元ゆかりの作者の蔵書も多数。廊下はプライバシーに配慮し、稜線に沿って奥行きある造りに。客室棟のところどころには湖が見渡せるサンデッキ。
ライブラリーには、地元ゆかりの作家さんの作品も多数。のんびり読書といきましょう。
すべての客室の広いピクチャーウインドウから、緑豊かな景色が望めます。写真は、スーペリアツインの客室。
客室廊下は、プライベートに配慮し、稜線に沿った奥行きのある造りに。
ダイニング「moment」は、森に囲まれた静かなビストロ、といった雰囲気。
ライブラリーには、地元ゆかりの作家さんの作品も多数。のんびり読書といきましょう。
すべての客室の広いピクチャーウインドウから、緑豊かな景色が望めます。写真は、スーペリアツインの客室。
客室廊下は、プライベートに配慮し、稜線に沿った奥行きのある造りに。
ダイニング「moment」は、森に囲まれた静かなビストロ、といった雰囲気。
このため、最初は1泊だけで訪れたゲストも、リピートの際は2泊以上ステイする人がほとんどとか。それだけ、このホテルで過ごす時間が特別なものということなのです。
本宅的フレンチに〆の蕎麦、朝カレーで、元気な大人も大満足
さらにさらに、館内には信州産蕎麦をいただける「SOBA BAR」があるのも、飲んだ後の〆好きな大人男子には、うれしい限り。部屋に戻る前に、これまた信州産のウイスキーとともにざる一枚、な〜んて大人な夜の過ごし方が堪能できるのです。
ちなみに、朝食は、ダイニングでビュッフェ形式。人気の特製の朝カレーもいただけますよ。
四季折々で表情を変える眺望もご馳走のうち
目に映るものすべてにいちいち感想を述べるのではなく、景色や時間を心で感じて必要な言葉だけをふたりで共有する――。そんな関係の大人の男女にふさわしい、森の中の隠れ家ホテルでした。
◆ 野尻湖ホテル エルボスコ
住所/長野県上水内郡信濃町大字古海4847
アクセス/関越自動車道〜上信越自動車道〜国道18号
URL/http://www.nojirikohotel-elbosco.com
ご予約・お問い合わせ/026-258-2111
●料金/2万520円〜(1名・1泊2食付き、税・サ込)
いにしえの時代より、人と密接な関係にあった神秘的な月を宿名に冠した宿「月夜見の座」。伊勢の杜に佇む3棟6室の贅沢な空間で、広々とした森を眺めながら、ふたりでぼんやり過ごすという最高の時間を過ごせます。
日本三大名泉のひとつと謳われる岐阜県下呂温泉の名旅館「しょうげつ」。全21の客室から飛騨の美しい眺望を楽しめる、静かで、ゆったりと寛げる宿です。飛騨牛や鮎など、地元の滋味を堪能できる料理も格別。
伊東でも屈指の眺望を誇るスモールラグジュアリーホテル「ホテルふたり木もれ陽」。ドリンクのみならずスナックや夜食までオールインクルーシブとサービスも満点。すべて100平米以上の広~い客室でゆっくりおこもりするのにピッタリですよ!
石川県加賀市の山代温泉、その高台に建つ全17室の温泉旅館「べにや無何有(むかゆう)」。「無何有」とは何もないこと、無為であること。ゆっくりと流れる豊かな時間を楽しむ大人のための宿なのです。