2022.06.11
featuring 岡田哲哉
IWC ポルトギーゼとGST アラーム。この2本があれば、それでいい
お洒落な男性なら誰もがステキな時計を持っているものです。そこでこだわり男子に、こっそり愛用時計にまつわるエピソードをインタビュー。実に興味深いお話がアレコレと飛び出します。
- CREDIT :
写真/小澤達也(Studio Mug) 文/T.Kawata 構成/長谷川 剛(TRS)
IWCで最も歴史が長いコレクション「ポルトギーゼ」
岡田さんは、かつて視力矯正ツールと認識されていたアイウエアを、ファッションアイテムとして昇華させた、我が国における立役者のひとり。その岡田さんが愛用する時計と聞けば、皆さまも気にならずにはいられますまい。
もったいぶらずにまいりましょう。岡田さんの愛用時計として外せないのが、自動巻きのIWC ポルトギーゼ。1930年代の終わりに誕生し、IWCのなかで、最も長い歴史を誇るコレクションとして知られています。
自分へのご褒美として買った念願の名品
ポルトギーゼは、以前から機械式時計が欲しいと思っていた岡田さんが、デザインに一目惚れし、1990年頃からずっと憧れていたモデル。「全部が好き」との一言からも、並々ならぬ愛情が伝わります。
この頃、ポルトギーゼが洒落者や時計愛好家から人気を集めていましたが、もしかすると、火付け役は岡田さんだったのかもしれません。
NATOベルトが業界関係者に大好評
「実は2008年頃、革アレルギーになってしまいました。最初は理由が分からなくて、カーフのベルトに変えてみたのですが、これもダメ。そこで、革が付けられないと気づき、思い付いたのがNATOベルトでした。そのとき、アイビーっぽくストライプにしてみたんです」
その結果、ベルトも文字盤もモノトーンゆえ、幅広いコーディネートに合わせやすく、周囲からも大好評。意外な組み合わせが関係者の目に留まり、過去に何度か時計専門誌の表紙を飾ったこともあるのだとか。
海外出張はいつもIWC GSTアラームで
「スポーツシーンに使えることが、チョイスの第一条件。また、海外出張でアラーム機能が役に立つかなと思い、選びました。出張には、いつもGSTアラームを付けて行き、現地では、スーツ、カジュアルの境界なく合わせていますよ。でも私は眠りが深くて、実はこのアラームでは目覚められないんです(笑)」
「高い関心を寄せていた、ポルシェデザインに通じるセンスを感じさせるルックスが魅力。私は、このチタンのグレーのニュアンスがとても好きなんです」
この2つの時計があれば、それだけで幸せでいられる
「時計はこの2つでいいんです。ずっと憧れていて、手に入れた念願の時計。手にした時から、いまだに気持ちが変わっていません」
どうですか、この一途な思い。余談ですが、岡田さんは自動車も「気に入ったものが一台あればいい」そうで、愛車が1993年式のポルシェ964だと、こっそり教えてくださいました。
● 岡田哲哉さん (グローブスペックス代表)
1959年、広島生まれ。小学生の時に、父親の転勤でニューヨークに移住し、帰国後は青春時代を東京・青山で過ごす。大学を卒業後、某都市銀行に就職。のちに転職し、大手眼鏡販売会社2社に勤務し、ニューヨーク駐在も経験。1998年に独立し、グローブスペックスを設立する。現在は国内の3店舗を運営しながら、7つの海外ブランドの総代理店も務める。国際眼鏡展示会・ミドで2017年(代官山店)、2018年(渋谷店)のベストアワードを受賞。2020年に国際眼鏡展示会・ビジョンエキスポにて、世界トップ5の眼鏡店(京都店)としてファイナリスト賞を受賞。
HP/http://www.globespecs.co.jp/
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