2023.02.15
IWC、パネライetc 一目置かれる大人の時計、サステナモデル4選
長い歴史を誇る名門の本格時計も、いまや地球環境に配慮して作られる時代。しかもルックスにヒネリを効かせたものが目白押し。そこで実力派ブランドのなかでも、先進のエコ素材を採用した個性的かつファッショナブルなモデルをピックアップしました。周囲に一目置かれること請け合いです。
- CREDIT :
写真/鈴木泰之(Studio Log) スタイリング/四方章敬 文/長谷川 剛(TRS) 編集/長谷川茂雄
サステナ時計はワンランク上のお洒落の目印です
もともと腕時計は、持つ人の感性やステイタスを表すバロメーターのひとつでもあります。ゆえに、本格時計にエコロジカルな要素を求めることは、本気で環境問題に向きあっている表明となります。
つまり、お洒落に気を使うだけでなく、サステナブルなライフスタイルにも賛同する意思がある、そんな考えを表現する手段として、サステナ時計をさり気なく着ける大人が増えているのです。
しかも名門が打ち出すサステナ時計は、ブランドの威信が掛かっているので、しっかりラグジュアリーなルックスや質感を備えています。
加えて、サステナ時計は、斬新な素材使いやデザインにより、着こなしがブラッシュアップされるという効能もあって、いま断然注目度が高いのです。
今回は、そんな話題のモデルを厳選してご紹介しましょう。
◆ モテるサステナ時計 その1 「パネライ」
ケースのみならずストラップまでサステナブル
優れた耐磁性や300m防水、それに3日間のパワーリザーブに加え、この一本はケースに再生素材を含有する独自の「eスティール」を採用し、時計全体の重量の半分以上を再生素材で構成しているところが最大のポイントかと。
また、付属品に関してもきちんとエコロジカルで、同梱される二本のストラップも、それぞれリサイクルPETを用いたファブリック製とリサイクルラバー製という徹底ぶり。
とことん地球をいたわる潜水時計は、ブルーベースの配色も目を引きますよ。
◆ モテるサステナ時計 その2 「IWC」
独特のシワ感が落ち着きを醸すエコベルト
独自の自動巻き上げ式であるペラトン機構も、セラミックパーツを投入し耐摩耗性をアップ。さらに現代的なライフスタイルにマッチすべくパワーリザーブも余裕の60時間。
そして何よりうれしいのが、着け替え用としてサステナブルなストラップが新たにオプションとして加わったことです。
その名も「ティンバーテックスR」は紙素材をベースとしており、石油由来の合皮などとは異なり、素材の80%が天然の植物繊維であるのがミソ。
レザーにはない有機的な不揃いのキメも特徴で、腕元が味わい深く落ち着いて見える次世代ストラップなのです。大人の貫禄にこの上なくマッチしますよ。
◆ モテるサステナ時計 その3 「ブライトリング」
人気エコブランドとのコラボによる精悍クロノ
実は、アウターノウンはサーフィン界のレジェンドであるケリー・スレーターが主催するブランド。それゆえ海に優しいアイテムを積極的に打ち出しています。
このコラボモデルに付属するストラップも、海洋に廃棄された漁網などのナイロンから再生するエコニール®️ヤーンを使用。
ストラップにあしらわれた「OK」マークがカジュアルさをさり気なく引き立てます。またこの特別モデルはケースにDLCブラックコートを施しており、従来モデルとは異なる精悍なルックスも見逃せませんよ。
◆ モテるサステナ時計 その4 「トム フォード タイムピース」
本気のエコにしてクール&スタイリッシュ
最新コレクションである「N.004」は、オーシャンプラスチックをケースに用いた、環境配慮型モデル。
ポイントはこのエコ・プラスチックにはバージンプラスチックや海洋廃棄物以外のプラスチックは使用しておらず、その素材輸送もカーボンニュートラル。
さらにスイスでの生産に関しても太陽エネルギーで行うなど、徹底的にサステナブルが貫かれています。もちろん付属するストラップも完全なエコ素材。
とはいえルックスは飽くまでクール&スタイリッシュ。これがトム フォードの本気です。
■ お問い合わせ
IWC 0120-05-1868
オフィチーネ パネライ 0120-18-7110
トム フォード ジャパン 03-5466-1123
ブライトリング・ジャパン 0120-105-707