【2023年 新作時計】「ゼニス」の一歩先行くスケルトンウォッチ

昨年登場したデファイ スカイラインに今年、スケルトンダイヤルが仲間入り。そのフレーム構造のデザインは、ダイヤルにちりばめられていた、かつてのダブルZロゴをモチーフにしています。十字の星にも似るフレームに加え、スモールセコンドを３時位置から６時位置に移したことで、美しいシンメトリーが創出されました。

大胆ながら居住まい正しく、時計が悪目立ちしない。そのサジ加減が、実に絶妙です。

また、頑強なデファイ エクストリームは、半透明なダイヤルからメカをチラ見せするスケルトンで、凍てつく氷河を表現。ゼニスのスケルトンは、多彩な創造性にあふれています。

八角形のケースと14面ベゼルは、1969年に誕生した初代デファイからの継承。搭載するムーブメントは、同じく1969年に生まれたクロノグラフの傑作エル・プリメロの3針バージョンです。

スモールセコンドの針が、細かな1/10秒ステップを踏んでいるのが、エル・プリメロである証。四芒星形のスケルトンブリッジの間からは、ハイビートを刻むテンプとシリコン製脱進機の姿が覗いています。シンメトリーなデザインを引き立てるため、デイト表示を外したことも好印象。

ブレスレットはインターチェンジャブル式。ラグの間のボタンを押すだけで取り外せ、付属のラバーストラップと簡単に付け替えられます。

“グレイシャー”とは“氷河”との意。エクストリームの名の通り、過酷な自然環境に挑む屈強なコレクションの新作は、凍てつく荒涼の風景からインスピレーションを得ました。14面体ベゼルとプッシュボタンのプロテクターを形作るのは、天然石のカルセドニー。

その淡いブルーの色は、なるほど氷河を想起させます。天然石だから、どれも色や模様が異なり、限定50本の１つ１つがすべてユニークピースに。フロスト加工した半透明のサファイアダイヤルも、氷河のイメージ。

ダイヤルの下にムーブメントを透かし、周囲にもチラ見せして、1/100秒計計時の精緻なメカニズムを、巧みにデザインと融合させています。