大人の渋さをリッチに引き出す腕時計って？ その秘訣は色と素材のコンビネーション

ロマンスグレーという言葉がありますが、オトナを魅力的に見せるカラーは他にもあります。それが、イタリア男たちがこよなく愛するマローネ、つまりブラウンですね。その渋く、いい意味で“枯れた”感じが、オヤジの年季の入った肌にしっくり馴染むんです。

そしてこのブラウンは、リッチなゴールドと掛け合わせた時に持ち前のエレガントさが最高潮に引き出されます。ほら写真を見てくださいませ。ゴールドケース×ブラウンの時計が、柄ジャケ＆黒タートルのスタイルにオトナならではの「渋いエロさ」をプラスしているように感じませんか？

無論、この効果はエレガントであったりドレッシーな要素を持つ時計であるほど高まります。以下、オススメのゴールド×ブラウンの時計をご紹介しますので、ぜひご参考に。

ブルガリのアイコンであるオクトに自社開発の薄型ムーブメントを載せ、芸術的な多面体構造ケースを手首に吸い付くスリムなプロポーションに仕立て直したオクト フィニッシモ。2014年に登場するやたちまち大人気となり、今やブルガリの高度な美学と時計作りを象徴するコレクションとして様々なバリエーションを展開していることはご承知の通りでしょう。

こちらの３針モデルでは、ピンクゴールドケース&ブレスレットにブラウンのラッカー仕上げダイヤルを合わせ、エッジの効いたクールなデザインを、どこか柔らかな印象に仕上げています。色調的に暖かさを感じさせる色合いなので、秋冬のスタイルを粋に仕上げたい時にも絶好です。

複雑な永久カレンダー搭載機でありながら、薄く美しいデザインを叶えたL.U.C パーベチュアルツイン。２つ縦に重ねた香箱により、65時間パワーリザーブを実現し、なおかつCOSC認定も取得と、まさにショパールの高い技術力を見せつけた傑作モデルです。

さらに、こちらはエシカルな18Kローズゴールドをケースに使用。グレー文字盤とブラウンのカーフストラップもその高貴な雰囲気にマッチしています。

なお、文字盤には繊細なサンバースト仕上げが施されているのですが、それをセンターではなく、ビッグデイトの窓から広がるようにしているのも個性的。さすがハイジュエラーとしても高名なメゾンの美学を感じさせる一本です

名門ヴァシュロン・コンスタンタンの1956年製モデルのヴィンテージなスタイルを引用したフィフティーシックス。こちらはそこに曜日、月、ポインターデイト、さらに122年間に一度しか調整を必要としない高精度なムーンフェイズ表示を装備したコンプリートカレンダーモデルです。

ムーンフェイズのお月様はケースと同じ18Kピンクゴールド製。背景となる空は綺麗なブルーとし、セピアブラウンの文字盤と見事な調和を見せています。ブラウンのカーフスキンレザーストラップも、全体のエレガントな雰囲気にマッチ。