「エス・テー・デュポン」の「フランク ミュラー」がコラボ！ ハードボイルドな夜に似合います

暖炉のある部屋で、物思いにふけながら、その男はふとブランデーの隣にある時計を見た。「もう22時か……、夕食を済ませてから、シガーを一服したのだから当たり前か」。なんて、ハードボイルドな小説に出てきそうなシーン、憧れますよね？

で、そんなときに必ずあるのが三種の神器、お酒とシガーと時計。なかでも、シガーに火を灯す卓上ライターは古くからインテリアの側面もあり、純金や陶器製など、さまざまな素材、デザインのものがあったのだとか。

当時は時計を備えたライターが最先端だったそうで、今回ご紹介するのはその最新にして最高級の品。作ったのはコンプリ時計界の王者、フランク ミュラーと、ライター界の帝王、エス・テー・デュポン。

この両ブランドが協力したのだから、その機能は当然、ハイコンプリなものに!? と期待した方、大正解。時計部分はこのライター用に新開発したムーブメントを搭載し、ライター部分も着火装置が新仕様に。コラボというと名前貸しで仕様は同じなんてこともあるなかで、両ブランドの本気度合いが伝わってきます。

しかも、ダブルバナー式なので、炎がハート型にも見えるので、目にした彼女に「君のハートにも火を灯すぜ」なんてハードボイルドな台詞も似合っちゃうかも!?

表面にはフランク ミュラーらしいビザン数字とカラーリング、そして時針と分針を配置しています。

裏面には秒針とまたまた同ブランドらしいスケルトンムーブメントの姿を楽しめるようになっています。ムーブメントは、脱進機の上にゼンマイを配置。シンメトリーなレイアウトもらしさ満点のひと言。