ジェンタデザインの「ロコモティブ」が待望のレギュラーモデル化！

腕時計のプロたちが魅了された1本をリコメンドする本企画。今回、腕時計YouTuberのRYさんが選んだのは、クレドールのロコモティブ（GCCR997）です。

クレドールのロコモティブのオリジナルモデルは、あの巨匠ジェラルド・ジェンタ氏がデザインを手掛け、1979年に発売されました。

「Locomotive」という言葉には「機関車」と「牽引力となるもの」の２つの意味があり、モデル開発時にジェンタ氏が「クレドールを牽引し、未来を担うモデルになってほしい」という願いを込めた名称になっています。

ジェンタ氏といえばパテック フィリップのノーチラスやオーデマ ピゲのロイヤル オークをデザインするなど、“時計界のピカソ”と称されるほど高名なデザイナー。彼の作品の多くは、世界中の時計愛好家がこぞって買い求めることで知られています。

実際、2024年にクレドール誕生50周年を記念したロコモティブの300本限定モデルは、即完売してしまいました。そんな伝説的なモデルがついにレギュラーとしてラインナップされるのです！

数ある腕時計のジャンルでも、最も人気があると言っても過言ではないのがラグジュアリースポーツウォッチ（通称ラグスポ）。

スタイリッシュな外観に必要十分な耐久性を誇るラグスポは日常使いしやすいだけでなく、腕元に華も添えてくれます。その人気はコロナ禍前後で一気に加速、各メーカー相次いでラグスポテイストなモデルをリリースし、もはやブームとも言える状態になって久しいです。

このロコモティブがラグスポに属するかどうか判断に迷うところですが、幅広のベゼル、6つのネジ、スタイリッシュなプロポーションに扱いやすい耐久性と、その要素は十分に備わっています。

しかし、ラグスポにありがちなギラッとした押し出し感はなく、ほどよく控えめな雰囲気はブームに疲れた方にはピッタリでしょう。

クレドールには国産の安心感に加え、知る人ぞ知るブランドというニッチ感も（へたに周りを刺激することなく）うれしいポイント（笑）。

ケース径38.8mm、ケース厚さ8.9mmというコンパクトさは多くの日本人にとって嬉しいジャストフィットのサイズ感。さらにブライトチタン製なのでステンレススチールに比べて約30%も軽く、耐傷性や耐食性に優れ、ストレスフリーな使い心地です。