2025.02.25
リシャール・ミル流「角形ドレスウォッチ」でスーツの腕元に差をつける!?
腕時計のプロたちが魅了された1本をリコメンドする本企画。今回は時計ライターの高木教雄さんが「リシャール・ミル」の『RM 16-02 オートマティック エクストラフラット』を選びました! ブランドとしては久しぶりとなるレクタンギュラーケースで、新鮮なドレスウォッチ像を提案しています。
- CREDIT :
文/高木教雄 編集/岸澤美希(Web LEON)
選者:時計ライター 高木教雄
自社製キャリバーを積む、リシャール・ミルの新たなレクタンギュラー


機構的にはデイト表示も秒針もないミニマルな二針ですが、その造作にはリシャール・ミルらしさが見事に発揮されています。地板もブリッジもチタン製とし、まるでラビリンスのような、不規則な格子状にスケルトナイズしているのです。
チタンケースも用意されていますが、今回ピックアップしたのは新色テラコッタカラーのクオーツTPT®仕様で、その厚みは9.5mm。薄型であることも、リシャール・ミルのイメージを覆します。
「角型ドレスウォッチの新解釈!」(高木)

▲ 裏面から覗くと、そのスケスケ具合は一目瞭然。
▲ インデックスは専用のサファイアクリスタル製のプレートに印字。薄型でありながら、多層構造による立体感には目を見張るものがある。
▲ ケース厚は9.5mm。ミドルケースの素材にはクリーミーホワイト クオーツTPT®を使用し、サイドの見た目にもメリハリがある。
▲ バリエーションにはチタン製ケースがある。「RM 16-02 オートマティック エクストラフラット」自動巻き、グレード5チタンケース(45.64×36mm)、ラバーストラップ。価格は要問い合わせ/リシャール・ミル(リシャールミルジャパン)
▲ 裏面から覗くと、そのスケスケ具合は一目瞭然。
▲ インデックスは専用のサファイアクリスタル製のプレートに印字。薄型でありながら、多層構造による立体感には目を見張るものがある。
▲ ケース厚は9.5mm。ミドルケースの素材にはクリーミーホワイト クオーツTPT®を使用し、サイドの見た目にもメリハリがある。
▲ バリエーションにはチタン製ケースがある。「RM 16-02 オートマティック エクストラフラット」自動巻き、グレード5チタンケース(45.64×36mm)、ラバーストラップ。価格は要問い合わせ/リシャール・ミル(リシャールミルジャパン)
新色テラコッタクオーツTPT®は色味がシックで、ミルマルな2針とも相まって、これはリシャール・ミル流のドレスウォッチだと言えるでしょう。


● 高木教雄(たかぎ・のりお)
時計ジャーナリスト。1962年生まれ。大学では機械工学を学ぶ。1990年代後半から時計を取材対象とし、時計専門誌やライフスタイルマガジンなどで執筆。スイスで開催される新作時計発表会に加え、工房取材を積極的に行う。著書に『世界一わかりやすい腕時計のしくみ』(世界文化社)など。
■ お問い合わせ
リシャールミルジャパン 03-5511-1555