「ゼニス」と「タグ・ホイヤー」のクロノグラフがアツい！【LVMH Watch Week 2025 速報 その②】

2025年の新作時計の動向を占う「LVMHウォッチウィーク」が1月のニューヨークで開催されました。

6回目となる今年はおなじみのマニュファクチュールに加えて、ルイ・ヴィトンやティファニーも参加。技術だけでなく表現力も興味深い、華やかな時計たちが発表されました。

その①（ウブロ、ルイ・ヴィトン）はコチラ！

創業160周年を迎えるゼニスは、クロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」に代表されるように、技術のイメージがありますが、カラーリングもハイレベル。

1990年代に発表した「レインボーフライバック」は、計測機器であったクロノグラフに〝カラフル〟という遊び心を加え、デザインの新風を送り込みました。

そんなブランドの伝統を継承する、レインボーカラーの華やかなジュエリーモデル『クロノマスター スポーツ レインボー』が登場しました。また自慢のクロノグラフの奥まで見せるスケルトン仕様の『デファイ スカイライン クロノグラフ スケルトン』にも注目です。

クロノグラフ針が10秒で一周し、1/10秒の計測が簡単にできる高性能クロノグラフムーブメント、キャリバー「エル・プリメロ3600」を搭載する高性能モデルながら、ダイヤモンドと色とりどりのサファイアを使って、華やかなレインボーカラーを表現。

高性能クロノグラフにスケルトン仕上げを施した「エル・プリメロ 3600SK」を搭載。1960 年代にゼニスが用いた「ダブル Z」ロゴをイメージした幾何学的なデザインになっており、さらには毎時36,000振動するテンプを、表側から鑑賞できるのもうれしいですね。

2025年シーズンから、久しぶりにF1世界選手権のオフィシャルタイムキーパーに復帰するタグ・ホイヤー。

同社はダッシュボード・クロノグラフに始まり、高精度ウォッチや計時システムの開発などを通じてモータースポーツに深く関わっており、その情熱は尽きることがありません。

伝説的公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコからインスピレーションを受けた傑作「カレラ」からは、色気満点のパープルカラーが登場。さらに5年目を迎えたポルシェとのパートナーシップモデルは、スピード感溢れるクロノグラフが登場。

コロガシオヤジにとって、見逃せない新作が揃っていますよ。

1963年にデビューした「カレラ」は、モータースポーツからインスピレーションを受けたモデルですが、タキメーターを内側に入れることでベゼルを細くしており、エレガントな雰囲気も楽しめます。

ブラックからパープルへとグラデーションさせたダイヤルも美しく、大人の色気を醸し出す時計に仕上がりました。

最初の15秒は猛スピードで針が動き、徐々に速度を落とし、60秒で針が1周する特殊なクロノグラフ機構を搭載。タキメーターにはPORSCHEのロゴが入り、ラリー・モンテカルロで活躍したカーナンバー147のポルシェ911のミニチュアモデルも同梱。