デビューから変わらぬスタイリングで不動の人気を誇る
Gクラスにも最新のMBUXをついに採用
この電気モーターと48V電気システムにより、回生ブレーキによる発電を行いリチウムイオンバッテリーに充電。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うもの。電動走行はしない一般的にはマイルドハイブリッドと呼ばれるものだ。このシステムもメルセデスではすでに多くのモデルに採用されており、効率性、快適性の向上に大きく寄与する。
G63のスペックはもはやスポーツカー並みに進化
スタイリングは基本的にGクラスを踏襲する。エクステリアでEVとわかりやすい特徴はフロントマスクがグロスブラックになっていること。シャシーはエンジン車と同じラダーフレームを採用。切り替え可能な LOW RANGE オフロードギア減速機能を搭載するなどEVであってもオフロード性能に妥協はない。
モーターを4輪それぞれに配置した4WDで、ひとつあたり最高出力147PS/最大トルク291Nmを発揮。システム最高出力は587PS、最大トルク1164Nmに達する。4輪独立モーターを個別に制御することで、その場で車体が回転する「Gターン」という機能を備えており、転回や切り返しの難しい場面で役に立つという。
ただし、アスファルトやコンクリート路面での使用は推奨されておらず、基本的にはオフロード用の装備だ。バッテリーの総電力量は116kWh。一充電あたりの航続距離(WLTPモード)は、最大473kmとなっている。