0→100kmまでを2.15秒!! ロケット級の加速
フェラーリの市販スポーツカー史上最強という1200CV(イタリア式馬力表示)を持ってます。ハイブリッドなんだけれど、バッテリーだけの走行なんてやらない、と最初から宣言。モーターはあくまでパワフルな走行のために使う、といういさぎよさ。
F80はフェラーリいうところの「スーパーカー」に属する超スペシャル。過去には「GTO」(1984年)、「F40」(87年)、「F50」(95年)、「エンツォフェラーリ」(2002年)、「ラ・フェラーリ」(13年)、それに「同アペルタ」(16年)と、キラ星のごときモデルが名を連ねています。
コクピットのデザインもユニーク!
F1マシンとかWECマシンのような性能を追求しているF80では、ドライブモードの機能もハンパではありません。「ハイブリッド」「パフォーマンス」「クオリファイ」のうち、うしろの2つでは「ブーストオプティマイゼーション」機能が使えます。
コクピットのデザインもそうとうユニークです。なにしろ、基本コンセプトはレーシングカーですから、ドライバーズシートだけが目立つんです。写真を見ていただければわかるように、シートはあざやかな赤。ダッシュボードがドライバーを取り込んでいるデザインです。
ボディデザインはきわめて未来的!?
ボディデザインのインパクトは強烈です。「きわめて未来的なインパクトのあるビジュアル」というのが、デザインチームの目標だったとか。とくに上からの眺めはWEC(世界耐久選手権)マシンまんま。これに公道でドライブできるなんて。
ドアは今回、エンツォ・フェラーリ(クルマ)を思わせる、フロントヒンジで後ろが上に跳ね上がる複雑なリンク構造をもったもの。ボディの一部がドアと一緒に持ち上がるのは、とてつもない迫力であります。
デリバリーされる数は限定799台。価格は360万ユーロ(1ユーロ=160円換算で、約5億8500円)。サーキットでものすごい走りが味わえる、と言われても、大事に車庫に保管しそうです。オヤジさんはあの娘をドライブに連れていってあげてくださいませ。
■ Ferrari F80
SPEC
全長×全幅×全高=4840×2060×1138mm
ホイールベース:2665mm
2992cc V型6気筒+電気モーター 全輪駆動
システム最高出力:882kW
システム最大トルク: 1075Nm
変速機:8段デュアルクラッチ
車重:1525kg
価格:360万ユーロ
■ フェラーリ・ジャパン
HP/https://www.ferrari.com/ja-JP/auto/f80