• TOP
  • CARS
  • フェラーリの市販スポーツカー史上最強「F80」がヤバすぎる!

2024.11.19

フェラーリの市販スポーツカー史上最強「F80」がヤバすぎる!

1984年の「GTO」、87年の「F40」、95年「F50」、2002年「エンツォフェラーリ」、2013年「ラ・フェラーリ」、16年「同アペルタ」と、キラ星のごときモデルが名を連ねてきたスーパーカーの真打「F80」とは!?

CREDIT :

文/小川フミオ 写真/Ferrari

0→100kmまでを2.15秒!! ロケット級の加速

ドアはフロントヒンジで後ろが上に跳ね上がる複雑なリンク構造をもったもの。
▲ ドアはフロントヒンジで後ろが上に跳ね上がる複雑なリンク構造をもったもの。
跳ね馬好きのオヤジさんたち、お待たせでした。フェラーリが、2024年10月17日に、F1か? というぐらいの濃ーい内容をもった「F80」を発表しました。

フェラーリの市販スポーツカー史上最強という1200CV(イタリア式馬力表示)を持ってます。ハイブリッドなんだけれど、バッテリーだけの走行なんてやらない、と最初から宣言。モーターはあくまでパワフルな走行のために使う、といういさぎよさ。

F80はフェラーリいうところの「スーパーカー」に属する超スペシャル。過去には「GTO」(1984年)、「F40」(87年)、「F50」(95年)、「エンツォフェラーリ」(2002年)、「ラ・フェラーリ」(13年)、それに「同アペルタ」(16年)と、キラ星のごときモデルが名を連ねています。
PAGE 2
トータル出力は882kW(1200CV)で、静止から時速100kmまでを2.15秒で加速。
▲ トータル出力は882kW(1200CV)で、静止から時速100kmまでを2.15秒で加速。
F80の2992ccV6エンジンには、電動ターボチャージャーがそなわります。排圧だけでなく積極的にモーターでタービンを回して、プレッシャーをあげ、出力を高めてます。トータル出力は882kW(1200CV)で、静止から時速100kmまでを2.15秒で加速というから、ロケット並みの速さではないですか。

コクピットのデザインもユニーク!

空力性能も徹底的に追求されています。フロント部分は、Sダクトをはじめ、フロントとリアのフラップとウイングを速度や走行状況に合わせてアクティブに動く機構をそなえ、効果的なダウンフォースを追求。

F1マシンとかWECマシンのような性能を追求しているF80では、ドライブモードの機能もハンパではありません。「ハイブリッド」「パフォーマンス」「クオリファイ」のうち、うしろの2つでは「ブーストオプティマイゼーション」機能が使えます。
PAGE 3
空力性能も徹底的に追求。フロントとリアのフラップとウイングを速度や走行状況に合わせてアクティブに動く機構をそなえる。
▲ 空力性能も徹底的に追求。フロントとリアのフラップとウイングを速度や走行状況に合わせてアクティブに動く機構をそなえる。
「ブーストオプティマイゼーション」とは、サーキット走行のためのもの。最初の習熟ラップの際使うと、車両がコースを記憶。本番では、ここぞという時(たとえば直線での加速時)にパワーブースト機能が働きます。

コクピットのデザインもそうとうユニークです。なにしろ、基本コンセプトはレーシングカーですから、ドライバーズシートだけが目立つんです。写真を見ていただければわかるように、シートはあざやかな赤。ダッシュボードがドライバーを取り込んでいるデザインです。
PAGE 4
コクピットの基本コンセプトはレーシングカー。ドライバーズシートだけが目立つ。
▲ コクピットの基本コンセプトはレーシングカー。ドライバーズシートだけが目立つ。

ボディデザインはきわめて未来的!?

フェラーリではこのコクピットを「1+」と名付けています。じゃ、彼女に乗ってもらうシートはどこに? というと、ちゃんと横にあるんです。ただドア内張りなどと同色。

ボディデザインのインパクトは強烈です。「きわめて未来的なインパクトのあるビジュアル」というのが、デザインチームの目標だったとか。とくに上からの眺めはWEC(世界耐久選手権)マシンまんま。これに公道でドライブできるなんて。
助手席は横にあるが、ドア内張りなどと同色の仕様。
▲ 助手席は横にあるが、ドア内張りなどと同色の仕様。
PAGE 5
ボディは先述のとおり空力が最大の課題だったのですが、それでも誰が見てもフェラーリ。フロントはちょっと「12チリンドリ」を思わせるデザイン処理がされていますが、いたるところに設けられた空気のインレットとアウトレットがなにより目立ちます。

ドアは今回、エンツォ・フェラーリ(クルマ)を思わせる、フロントヒンジで後ろが上に跳ね上がる複雑なリンク構造をもったもの。ボディの一部がドアと一緒に持ち上がるのは、とてつもない迫力であります。

デリバリーされる数は限定799台。価格は360万ユーロ(1ユーロ=160円換算で、約5億8500円)。サーキットでものすごい走りが味わえる、と言われても、大事に車庫に保管しそうです。オヤジさんはあの娘をドライブに連れていってあげてくださいませ。 
F80はフェラーリいうところの「スーパーカー」に属する超スペシャルモデル。
▲ F80はフェラーリいうところの「スーパーカー」に属する超スペシャルモデル。

■ Ferrari F80

SPEC
全長×全幅×全高=4840×2060×1138mm
ホイールベース:2665mm
2992cc V型6気筒+電気モーター 全輪駆動
システム最高出力:882kW
システム最大トルク: 1075Nm
変速機:8段デュアルクラッチ
車重:1525kg
価格:360万ユーロ

フェラーリ・ジャパン
HP/https://www.ferrari.com/ja-JP/auto/f80

こちらの記事もオススメ!

PAGE 6

登録無料! 買えるLEONの最新ニュースとイベント情報がメールで届く! 公式メルマガ

登録無料! 買えるLEONの最新ニュースとイベント情報がメールで届く! 公式メルマガ

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        フェラーリの市販スポーツカー史上最強「F80」がヤバすぎる! | 自動車 | LEON レオン オフィシャルWebサイト