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2025.02.23

ランボルギーニの新型車「テメラリオ」は何がスゴイのか!?

2024年11月末に日本公開されたランボルギーニの新型車「テメラリオ」。V型8気筒ツインターボエンジンに、ハイブリッドシステムを組み合わせたミドシップスポーツカーで、最高出力は920馬力という。この新しいビーストマシンの詳細をリポート!

CREDIT :

文/小川フミオ 写真/ランボルギーニ・ジャパン

ひと目でランボルギーニとわかる新型車は920馬力!

ランボルギーニ テメラリオ 国立競技場では標準モデル(手前)と軽量かつ空力にすぐれた「アルジェリータパッケージ」が並べられた。
▲ 国立競技場では標準モデル(手前)と軽量かつ空力にすぐれた「アルジェリータパッケージ」が並べられた。
どうせだったら、メッチャいいものが欲しいオヤジさん。スポーツカーでもと思ってらっしゃるなら、ランボルギーニが2024年11月末に日本で公開した新型車「テメラリオ」は、どうでしょう。V型8気筒ツインターボエンジンに、ハイブリッドシステムを組み合わせたミドシップスポーツカー。最高出力が920馬力という超ハイスペックであります。
ランボルギーニ テメラリオ 3基の電気モーターと8段デュアルクラッチ変速機で、静止から時速100kmまで2.7秒で加速。
▲ 3基の電気モーターと8段デュアルクラッチ変速機で、静止から時速100kmまで2.7秒で加速。
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もうひとつの魅力は、クラシック・ランボルギーニファンのためにデザインされたスタイル。「ランボルギーニのデザインDNAはクンタッチ(カウンタック)」と語るミティア・ボルカート氏のディレクションのもと、「遠くからでもひと目でランボルギーニとわかるシルエットや、宇宙船のようなリア」を意識して造型されたといいます。

クルマ好き、ランボ好きのオヤジさんなら、どこにどんなモチーフが過去のランボルギーニから引用されているか、探してみてはどうでしょうか。

毎分1万回転まで回るレーシングカーのようなエンジンを搭載!

ランボルギーニ テメラリオ コクピット背後のエンジンは(レヴエルトのように)外から一部が見え、二輪車のフレームのように補強フレームが入る。
▲ コクピット背後のエンジンは(レヴエルトのように)外から一部が見え、二輪車のフレームのように補強フレームが入る。
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もちろん、「私たちはつねに前を見ている、ウインドシールドはリアビューミラーよりはるかに大きい」というランボルギーニ。つねに「未来をみてクルマを作っている」(ボルカート氏)という意味であります。

日本では国立競技場のフィールドを使って、大々的にお披露目が行われました。本社からステファン・ウィンケルマン会長兼CEOや、プロダクトラインディレクターのパオロ・ラチェッティ氏、それにさきのボルカート氏ら、そうそうたる面々が来日。日本市場へのなみなみならぬ期待ぶりを感じさせてくれました。
ランボルギーニ テメラリオ リアからだとタイヤが丸見えなのもデザインのこだわり。
▲ リアからだとタイヤが丸見えなのもデザインのこだわり。
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テメラリオは、従来のウラカンの後継にあたります。23年に発表された12気筒のプラグインハイブリッド・スポーツカー、レヴエルトの下に位置します。

全長4706mm、全幅1996mm、全高1201mmの車体に、毎分1万回転まで回るレーシングカーのようなエンジンを搭載。ウラカンより長い2658mmのホイールベース採用の恩恵は、乗り心地とともに、広めの車内空間から感じられるのです。
ランボルギーニ テメラリオ 国立競技場の会場でテメラリオのデザイン解説をするボルカート氏。
▲ 国立競技場の会場でテメラリオのデザイン解説をするボルカート氏。
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「テメラリオはどんな使い方もできるクルマとして設計していますから、車内もちゃんと携行品が置けるようにしたのです」とボルカート氏は説明。たしかに、彼女とちょっと遠出、なんていうとき重宝するのがキャビンの物置きスペース。たとえばポルシェ911が好まれるのは、そんな理由もあるはずです。

モテるオヤジにぴったり!? 後ろ姿で魅せるアイデンティティ

ランボルギーニのウィンケルマン会長兼CEO。
▲ ランボルギーニのウィンケルマン会長兼CEO。
ランボルギーニは、なんだかんだいっても、オヤジさんが期待しているとおり、見てワクワクしなくては。そこは、テメラリオのデザイナーもちゃんとわかっているそう。
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ボルカート氏は、「特にリアをみてほしい」と言います。

「デザインにあたっては、多くのインスピレーションをモーターサイクルから得ています。ひとつは外から見えるエンジン。そしてそこにはすかいに渡したカーボンファイバーによる補強材。これはモーターサイクルのフレームのイメージです。そしてリアから後輪が大きく見えるようなデザインにしています」
ランボルギーニ テメラリオ デジタル技術が多用されるとともに広々感が強調されたコクピット。
▲ デジタル技術が多用されるとともに広々感が強調されたコクピット。
なるほど、そう聞いてから改めてテメラリオを見ると、このクルマにしかないキャラクターがしっかりあって、レヴエルトとはまたちがう魅力があるのです。
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テメラリオが公開されたのと同じタイミングで、「ランボルギーニデイ・ジャパン」が開催されました。クラシックランボルギーニが並べられ、アジア太平洋地域や欧州からオーナーやメディアもやってきたんです。

世界中で注目されているテメラリオ。クンタッチに憧れたオヤジさんなら、そのDNAを引き継ぐこの最新モデルを試してくださいませ。
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■ Lamborghini Temerario

全長×全幅×全高/4706×1996×1201mm
ホイールベース/2658mm
3995.2ccV型8気筒ガソリン+電気モーター ハイブリッド 4WD
最高出力/677kW(エンジン+モーター)
最大トルク/730Nm(エンジン+モーター)
車重/1690kg

■ ランボルギーニ・ジャパン
HP/https://www.lamborghini.com/jp-en

● 小川フミオ

クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。

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