2025.03.23
第4世代になったミニ・コンバーチブルの魅力とは?
2024年10月に第4世代へとモデルチェンジしたミニ。2004年の第1世代から人気のオープンモデル「ミニ・コンバーチブル」にジャーナリスト小川フミオがバルセロナで試乗。その進化の具合をリポートする!
- CREDIT :
写真/Mini 編集/高橋 大(Web LEON)
■ Mini Cooper Convertible S
新型になって、その魅力がさらにアップした!

コンバーチブルのよさは、あえて言うまでもないでしょう。風に吹かれる爽快感、太陽の光を浴びる快適さ、それにもうひとつ、ミニ・コンバーチブルなら4人で出かけられるのです。

新世代のミニ・コンバーチブルは、従来からのいいところを、ちゃんと引き継いでいます。さきに触れたとおり4人乗りのパッケージ、フルオープンになるソフトトップ、力のある2リッターエンジンといったものは不変です。
コンバーチブルのよさ、もうひとつありました。幌をおろしたとき、自分を含めた車内を外部に見てもらうたのしさです。欧米では、オープンに乗るときはことさら着るものを意識するし、車内だって大胆なシートカラーがよろこばれます。
新型では、9.5インチの大型円形モニターと、ファブリックでぐっと雰囲気がいまっぽくなったダッシュボードが、道ゆくひとの目をひきます。いいかんじ。LEDを使って好みで室内のアクセントカラーが変えられるのも、独自の魅力です。
オープンモデルでもゴーカートフィールは健在!?

幌を下げたままでも風の巻き込みは少なめですが、幌を上げてしまうと、かなりの静粛性の高さです。電動幌の開け閉めは時速30kmまで可能で、それ以上の速度域では幌の一部が40cmも開く「サンルーフモード」が使えます。これ、たいへんいいかんじ。
こんなふうに乗員への”気遣い”があるのがミニ・コンバーチブルのよさ。新世代になっても、不変です。

日本での価格は、「ミニ・コンバーチブルC」が464万円から、今回の「ミニ・コンバーチブルS」が514万円から。ボディトリム(各部の色やデカールなど)が豊富なので、オヤジさん、自分仕様の1台を仕立てて、春のデートに出かけましょうよ。
「Mini Cooper Convertible S」ギャラリー




■ Mini Cooper Convertible S
全長×全幅×全高/3880×1745×1435mm
ホイールベース/2495mm
1998cc 4気筒エンジン 前輪駆動
最高出力/150kW@5000rpm
最大トルク/300Nm@1450~4500rpm
乗車定員/4名
燃費/14.5km@l
価格/514万円
■ ミニ・ジャパン
HP/https://www.mini.jp
● 小川フミオ
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。