2025.03.26
【注目】キャデラック初の電気自動車が右ハンドル、ワンプライスで日本上陸!
キャデラック初のBEV(電気自動車)「リリック(LYRIQ)」は従来のアメリカ車への固定観念を覆す斬新なデザインと欧州プレミアムブランドに匹敵するハンドリング性能が自慢だ。この新時代のキャデラックは日本でも受け入れられるのか。
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文/藤野太一

日本上陸110年という長い歴史のあるブランド
日本にとっても馴染みの深いブランドで1915年に梁瀬商会(現ヤナセ)が輸入販売を開始しており、日本上陸110年という長い歴史をもつ。しかし、近年のモデルラインアップは左ハンドル仕様のみの設定ということもあり国内販売は低迷していた。

▲ インテリアには9Kにも匹敵する高解像度の湾曲型の33インチアドバンスドカラーLEDディスプレイを配置。フロントとサイドは二重ガラスで、リアガラスには5mm厚の強化ガラスを採用。さらに次世代型のアクティブノイズキャンセレーションシステムを搭載しており、室内は高レベルの静寂性を実現。そして世界的なオーディオブランド、AKGの全19個のスピーカーを配置することで立体的でナチュラルな音響空間をつくりあげている。
▲ インテリアには9Kにも匹敵する高解像度の湾曲型の33インチアドバンスドカラーLEDディスプレイを配置。フロントとサイドは二重ガラスで、リアガラスには5mm厚の強化ガラスを採用。さらに次世代型のアクティブノイズキャンセレーションシステムを搭載しており、室内は高レベルの静寂性を実現。そして世界的なオーディオブランド、AKGの全19個のスピーカーを配置することで立体的でナチュラルな音響空間をつくりあげている。

ワンプライス制を導入、来年以降には新型モデルも追加
さらに来年以降は日本市場においても新型BEVを順次発売予定という。リリックを皮切りに「VISTIQ(ビスティック)」や「OPTIQ(オプティック)」、そしてリリックのハイパフォーマンスバージョンである「LYRIQ-V」といったニューモデルの導入が予定されている。



またキャデラックではいまアジアパシフィック部門の強化に取り組んでおり、日本のみならずオーストラリアやニュージランドなどへも右ハンドルモデルを積極的に用意する。GMジャパンは数年前に、シボレーブランドのスポーツカー「コルベット」の導入時に右ハンドル仕様のみの設定にした経緯がある。長年のコルベットファンは左ハンドルじゃなければ購入してくれないのではないかという懸念もあったが、あえての挑戦だったとGMジャパン代表取締役社長の若松格氏が話してくれた。結果、わずか数カ月で2年分の生産枠が完売したという。
