マセラティ GT2 ストラダーレ
レーシングカーを合法的に公道で乗れるようにしたスーパーマシン

さて、そんな遊び心を最高に熱くさせるクルマが今回の主役、マセラティ GT2 ストラダーレ。この風貌で分かる通り、ベースはGT2 ヨーロッパシリーズでマセラティをトラックに復帰させたGT2の公道バージョン。つまりレーシングカーを合法的に公道で乗れるようにしたマシンなんですね。

そんなスーパーなマシンにスペインで試乗する機会をいただいたのでリポートいたします。
向かったのはスペイン南、コスタ・デル・ソルのリゾート、マルベーリャ。自分は初めて伺ったのですが、ヨーロッパでは割とポピュラーなリゾートで、海岸沿いにラグジュアリーホテルが立ち並んでおります。その中でも老舗にして格式高いマルベーリャ クラブ ホテルが今回の滞在先。
スペインのラグジュアリーリゾートにGT2 ストラダーレが集結

海岸に面した場所にはプールとレストラン、バーなどがあります。で、その先には桟橋。う〜んオールドスクールなリゾート感が実に心地よい。ロビー棟にはルイ ヴィトンやカルティエ、ロエベなどの高級メゾンがずらり。クラシックな建物に合わせたサイズ感なのもまた特別な雰囲気です。

翌日。ホテルの中庭にずらりとならんだGT2 ストラダーレから、公式サイトのメインビジュアルにも選ばれているマットブルーの一台を当てがわれ、いざ出発。乗り込むと、シートも完全バケットで、ドアの取手もストラップと、中もほとんどレーサー仕様です。
で、向かうはアスカリ・サーキット。こちらはいわゆるプライベートサーキットで、公式なレースではなく富裕層の会員や、こういった国際試乗会などで使用されることを目的とした場所。
街乗りもこなせるレーシングマシン。でも本気になるとヤバイです

街をぬけ、峠みちへ。峠と書くと日本の感覚だとショートコーナーが連続する山深い景色を浮かべるかもしれませんが、スペインのそれはさにあらず。岩山にゆるやかなコーナーとストレートが続く、ハイスピードなコース。ゆえに、一行の速度域もかなり高めです。ここでモードを街乗り用のGTからSPORTにチェンジ。途端にアクセルレスポンスがグッとリニアに、足回りも一段階硬めに変わります。

エキサイティング&スリリングなドライブを経て、サーキットに到着。ここで私もついにハンドルを握ります。まずプロドライバーの横に乗り、レクチャーを受けるんですが、このドライバーがまたガチすぎるくらいガチなサーキット走行をしてくださいまして、一発で軽めのストマックブローを食らった状態に(笑)。
やはり本懐はサーキット走行!

いよいよ自分の番です。初めてのサーキットではラインどりで困るのが常なんですが、今回はコーナ毎に色違いのコーンが置いてあり、ブレーキング、ステアリング、コーナ脱出時の視線の方向と、示してある上に、先ほどのプロレーサーのレクチャー付き。
おかげで、なんとかヘンテコなことにはならずに難易度高めなアスカリ・サーキットを走ることができました。と言っても、プロの1/3くらいの速度でゆる〜く流しただけですが、その魅力の片鱗はよくわかりました。エンジンのレスポンス、ステアリング、コーナリング時の挙動、全てが滑らかで安定している。

走り終えて、の感想。下手くそな自分でも最高に楽しい! 走っているとだんだんと血がたぎってくる。ラテンスポーツカーの魔力をまざまざと体感させてもらいました。
レースって転がしオヤジ(コヤジ)にとって憧れであり、究極の遊びですよね。GT2 ストラダーレは、そんな憧れをかなり現実的にしてくれる一台かなと。もちろん本気でレースに参加となるとさまざまなハードルはありますが、少なくともこのクルマでサーキットを走るだけでも、かなりのレーサー気分を味わえることは間違いないと思います。
ラグジュアリーなおもてなしドライブは余裕のオヤジさま方、圧倒的な非日常体験を共有するデートのお供に、一台いかがですか?





■ Maserati GT2 Stradale
全長×全幅×全高:4669× 1965(ドアミラー含まず)×1222mm
ホイールベース:2700mm
3000ccV型6気筒 ツインターボ 後輪駆動
最高出力:470.6 kW(640ps)@7500rpm
最大トルク:720Nm@3000~5500rpm
8速AT
車重:1475kg
価格:4394万円〜
■ マセラティ・ジャパン
HP/https://www.maserati.com/jp/ja