2025.03.31

有名シェフの夢の共演を堪能した京都の夜

京都の観光名所「渡月橋」にほど近い、スモールラグジュアリーホテル「MUNI KYOTO by 温故知新」にある「MUNI ALAIN DUCASSE」で、パリの二つ星レストラン「Le Meurice Alain Ducasse」とのコラボレーションディナーイベントが開催されました。迷わず参加したLEONの食いしん坊担当の堀川が、その様子をリポートいたします。

CREDIT :: 文／堀川正毅（LEON編集長代理）

師弟愛が溢れるディナーにオナカもココロもいっぱいに

寒い冬が終わり、暖かな春がいよいよ到来。週末や休暇をどこで過ごそうかとお考えの御仁も多いのでは。オススメのデスティネーションはいくつもありますが、いま一番アツいのは、京都ではないでしょうか。

外国人観光客によるオーバーツーリズムで日本人観光客が京都を敬遠しはじめているなんて声もあるようですが、いやいや、やっぱり京都はいい。それこそ何度も京都に行っている皆さんなら、観光地というより、あれを食べようとか、宿にお籠もりしようといった愉しみ方をご存知かと。

そういう意味でも、大オススメしたいのが、「MUNI KYOTO by 温故知新」です。京都は嵐山にあるスモールラグジュアリーホテルですが、ココンチの最大の魅力は併設する「MUNI ALAIN DUCASSE」。アラン・デュカス氏から薫陶を受けたエグゼクティブシェフのアレッサンドロ・ガルディアーニ氏が腕をふるうガストロノミックレストランです。

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京都や周辺エリアの生産者から届く旬の食材を使用したスペシャルなディナーは足を運ぶ価値ありですが、実は先日、アレッサンドロ氏の兄弟子にあたるアモリー・ブウール氏が来日し、ふたりの共演による「FOUR HANDS DINNER」が開催されたんです。

というわけで、今回はそんなMUNI ALAIN DUCASSEでのスペシャルなコラボイベントの事後リポートをお届けいたします！

まず、ふたりの関係を整理しますと、現在、アモリー氏がエグゼクティブシェフを務めているのが「Le Meurice Alain Ducasse」。フランス・パリを代表する最高級ホテル「ル・ムーリス - ドーチェスター・コレクション」に入る二つ星レストランです。そこで、アレッサンドロ氏は従事していたことがあり、その時の兄弟子がアモリー氏というわけです。

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今回のコラボディナーでは、両シェフが３品ずつ料理を提供するという、なんとも贅沢なものでした。ブウール氏は、フランス料理の伝統に重きをおきながら、新たな視点を取り入れた料理を得意とするシェフ。一方のアレッサンドロ氏は、祖国イタリアをベースに、アラン・デュカス氏のもとで培ったフレンチ、そして日本で学んだ各地の食材を取り入れたコンテンポラリーな料理を提供するシェフと、さまざまな要素が混ざり合い、交差した唯一無二の料理の数々となりました。

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アレッサンドロ氏による、松で燻製した鮑　紫アーティチョーク　ソースサルミ」に舌鼓を打ったり……。

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と、お腹いっぱい胸いっぱいな贅沢コースを堪能したわけですが、実はお料理と同じくらい感動したのが、その空間でした。モダンな空間の一番大きな壁面に、なんとシャガールの絵画が!!! 美術館でも難しい超至近距離で絵画を眺めことができるのですから、そりゃご飯も美味しくいただけるってもんですよね。

また、店内にはアラン・デュカス氏が所有するヴィンテージのグラスや食器などがズラリ飾られており、な、な、なんと、お水を飲むグラスまでプライベートコレクションを使用しているんです（スタッフさん、洗うのにめちゃくちゃ気を遣うと言ってました）。すべてが本物で、高い熱量を感じる素晴らしいレストランであることを知ることとなりました。

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美しい食器具の数々。これ、売ったらいくらになるんだろうなんて、下衆なこと考えちゃいました。

残念ながら今回の「4 HANDS DINNER」は終了してしまいましたが、不定期にレストランイベントをやっているようなので、ぜひホームページをご確認いただけたら。きっとまた、夢のようなイベントが開催されるハズですよ！

というわけで。京都に行ったらMUNI KYOTO、ですね。おいでやす〜。

追伸：次回のご参考までに、本イベントの詳細を下記します。