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2023.07.08

小型・軽量・フルサイズ! ソニーの動画カメラ「ZV-E1」を自腹レビュー

ソニーのフルサイズVlogカメラ「VLOGCAM ZV-E1」を実機レビュー! 自腹で購入した編集部員がその魅力をお届けします。

CREDIT :

写真/R.Moon 文・編集/平井敦貴(LEON.JP)

「VLOGCAM ZV-E1L」レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)オープン価格/ソニー
男の価値はスペックだけじゃ決まらないけど、やっぱりスペックは高いが“勝ち”! クルマも時計もハイスペックを求めてしまうのは男のサガと言えるでしょう。ここではそんな“勝てる”ハイスペックな家電・ガジェットを厳選してお届け。一歩先ゆくアイテムで“モテる”大人を目指しちゃってくださいませ!

というわけで今回はソニーのハイエンドVlogカメラ「VLOGCAM ZV-E1」をご紹介。LEON.JPガジェット担当が自腹レビューいたします!
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やっぱりカメラは画質が命!

今やスマホでなんでも撮れる時代。高画素化や手ぶれ補正など、カメラ機能もどんどん進化しています。さらには一眼カメラの専売特許だった“ボケ表現”も、AI処理によって撮影“後”にボケ量を調整できたりと、もはやその性能はデジカメを凌ぎつつあります。

ですが、そんな優秀なスマホカメラにもやっぱり越えられない壁があるわけで。それは「画質」。センサーサイズの大きさはそのまま画質に直結するため、より美しい写真・動画を撮るなら一眼カメラにまだまだ分があるんですね。

旅の記録もふたりの思い出もできれば綺麗に残しておきたいもの──。ということでここでは、ソニーのVLOGCAMシリーズのハイエンドモデル「ZV-E1」をご紹介。レンズキットモデルを即ポチした私が自腹レビューいたします!
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「フルサイズ」なら暗所でも“勝てる”!

「VLOGCAM ZV-E1」の最大の特徴は35mmフルサイズセンサーを搭載していること。しかもこのセンサーは名だたる映像クリエイターも愛用する「α7S III」と同じ“有効画素数約1210万の裏面照射型CMOSイメージセンサー”、つまりプロ仕様なんです。

スマホのセンサーサイズに比べて約30倍の面積を誇るので、その分より多くの光を取り込むことができ、暗い場所でも低ノイズを実現。常用ISO感度が80〜10万2400と幅広く、晴れた屋外から暗い室内までどんなシーンにも対応します。

とはいえスマホとの違いは見比べるのが一番。実際にいくつか撮り比べてみたので、まずはそれをご覧いただきましょう。
比較用に使用したのは私物の「iPhone 14 Pro」。「ZV-E1」にはキットレンズの「FE 28-60mm F4-5.6」を装着。それぞれデフォルト設定で4K60pでの動画撮影を行っています。さっそく動画を切り出した画像で比較してみましょう。
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Scene.1

「VLOGCAM ZV-E1L」レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)オープン価格/ソニー
これは一目瞭然ですね。「ZV-E1」は夜空の深さを表現しつつ建物の光もしっかりと捉えています。暗所に強いとはまさにこのこと。これなら夜のデートシーンでもバッチリ撮影できちゃいます。

Scene.2

「VLOGCAM ZV-E1L」レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)オープン価格/ソニー
こちらも同じく「ZV-E1」の方が空の色やドームの明かりを綺麗に映しています。ただ、よく見るとドーム内の光に白飛びが……。その点、スマホのカメラはAI処理によって白飛びを抑えていたり、乗り物の色を際立たせているのがわかります。このあたりは一長一短かもしれません。
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Scene.3

「VLOGCAM ZV-E1L」レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)オープン価格/ソニー
こちらのシーンもスマホのカメラは頑張っているのですが、レンズの乱反射が画面全体に出てしまっています。スマホ撮影の“あるある”ですね。この乱反射がないぶん「ZV-E1」の方が綺麗で見やすく、映像自体もくっきりしているのがわかります。

Scene.4

「VLOGCAM ZV-E1L」レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)オープン価格/ソニー
室内の猫を撮影してみました。毛並みが柔らかく表現できているのは「ZV-E1」。スマホは白い毛が飛んでしまっていたり明暗のコントラストがきつい印象です。フワッとした空気感を伝えたい場合には一眼カメラがやはり圧倒的。ペット撮影をしたい方にもオススメです。

Scene.5

「VLOGCAM ZV-E1L」レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)オープン価格/ソニー
暗い室内でPCとイヤホンを撮影してみました。一見するとスマホの方が明るくて“映え”ますが、「ZV-E1」は暗いシーンでも階調をしっかり残して映像に破綻がないのがわかります。対してスマホは感度をかなり上げているため全体がザラついた印象に。少し安っぽく見えてしまうのは否めません。

こうして比べてみるとやはり「画質」の差は歴然です。スマホ1台でなんでも撮れる手軽さはありますが、スマホにはない「奥行き感」や「柔らかさ」、「空気感」といったクオリティを求めるならハイスペックなカメラはぜひ1台は持っておきたいところでしょう。
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本体399gの圧倒的な軽さで「勝つ」!

「VLOGCAM ZV-E1L」レンズキット(FE 28-60mm F4-5.6)オープン価格/ソニー
▲ 動画撮影に特化したボタン類。スチール撮影に必須なダイヤル類やファインダーを省くことで軽量化を実現。
一般的なフルサイズセンサーの一眼カメラは重さが600g前後、「ZV-E1」は動画に特化しているためファインダーやダイヤル類を削減し、本体399g(バッテリーとメモリーカードを入れると約483g)を実現。キットレンズを入れても約650gという圧倒的な軽さになります。この本体サイズと重量は現時点で世界最小・最軽量(※)だそう。これなら毎日持ち歩くのもOKですね。

また、最新の画像処理エンジンBIONZ XR®に加え、最新鋭のAIを駆使したオートフォーカス機能を搭載するので、こんなにコンパクトながらも中身は超一流です。新機能の「シネマティックVlog設定」を使えば映画のワンシーンのような色味を簡単に設定できるので、本格撮影や映像にこだわりたい人にもうってつけです。

このSNS時代、綺麗な写真や映像が撮れればモテるのは必至。これだけハイスペックなカメラなら、デート中の記念撮影もSNSでも“勝てる”のは自明の理と言えるでしょう。

実際に私自身、すでに今年のベストバイ候補になっています。ハイスペックなカメラをお探しの方やスマホよりもワンランク上の撮影をしたい方は、ぜひ「ZV-E1」に注目してみてはいかがでしょうか。
※光学式ボディ内手ブレ補正機構搭載のフルサイズセンサー搭載デジタル一眼カメラとして。2023年3月広報発表時点。ソニー調べ。

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