2024.01.31
【藤原ヒロシ × アンカー・ジャパン 猿渡歩】fragment designとAnkerのコラボ充電器はこうして生まれた
fragment designとAnkerとのコラボモデル、 「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」がいよいよ販売開始! Ankerの充電器、ケーブル、オリジナルポーチがセットになったその魅力とは? 藤原ヒロシ氏とアンカー・ジャパン代表取締役CEO・猿渡歩氏に伺いました。
- CREDIT :
写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(LEON.JP)
【対談】藤原ヒロシ × アンカー・ジャパン代表取締役CEO・猿渡歩
一番オーガニックな仕事のスタイル
藤原ヒロシさん(以下、藤原) 僕はずっとAnker製品を使っていて、以前、Ankerの中国本社からコラボの問い合わせがあったりもしたんです。でもその時はうまく実現しなくて。今回はアンカー・ジャパンの猿渡さんと直接話すことができ、実現となりました。
猿渡歩さん(以下、猿渡) 以前よりヒロシさんの私物を紹介する雑誌のコーナーにAnker製品が入っていたり、インスタで紹介してくださったりしていて「ヒロシさん、Ankerの製品を本当に使ってくれているんだ!」って社内でも話題になっていたんです。その延長でたまたまご縁があり、今回のコラボに至りました。
藤原 僕が普段から使っている製品のコラボなので、一番オーガニックな仕事の流れですね。僕としては充電器を取り扱っているメーカーの中で名前が立つブランドってAnker以外想像できないし、実際ないですよね。それもあるし、ずっと使ってきて製品に信頼を置いていたのでコラボの話が来た時にぜひやりましょうって伝えたんです。
旅の相棒に相応しいかどうか
藤原 基本的には自分でも使うものだったり自分で着たいものっていうのが前提にあります。なので今回の充電器は一番素直なカタチです。ずっと前から自分が使っていたブランドの製品でコラボできるっていうのは。
── 藤原さんはこれまでどんなAnker製品を使われてきたのでしょうか?
藤原 僕は仕事でMacを使うんですけど、純正の充電器よりも小型なのでAnker製品を使うようになりました。最初に使ったのは「Anker PowerPort Atom III 45W Slim」という製品で、こんなに薄くて小さいのに45Wも出力できるんだって驚いたのを覚えてます。特に僕は旅に行くことが多いので、充電器は小さければ小さいほどいいんです。
猿渡 充電器を開発するうえで難しいのは大きさです。サイズを大きくすれば放熱性と出力を高めることができるのですが、お客様が求めるのは小さくて高出力のもの。それを実現したのが半導体にGaN(窒化ガリウム)を採用した弊社の急速充電器なんです。現在は各社から発売されていますが、小型化と安全性を両立させて初めて製品化できたのはお客様の利便性を追求したからこそです。
fragmentの世界観が施されたデザイン
▲ 「fragment design」とのコラボモデル「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」1万9990円/Anker
▲ 「fragment design」とのコラボモデル「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」1万9990円/Anker
▲ 「fragment design」とのコラボモデル「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」1万9990円/Anker
▲ 「fragment design」とのコラボモデル「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」1万9990円/Anker
▲ 「fragment design」とのコラボモデル「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」1万9990円/Anker
▲ 「fragment design」とのコラボモデル「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」1万9990円/Anker
▲ 「fragment design」とのコラボモデル「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」1万9990円/Anker
▲ 「fragment design」とのコラボモデル「Anker Prime Wall Charger(100W, 3 ports, GaN)FRAGMENT Edition」1万9990円/Anker
藤原 既存のモデルにfragmentとしてカラーリングを調整し、ロゴなどのプリントを追加しています。このサイズで100W出力はとても便利っていうのが僕が1番伝えたいこと。なので、100Wの文字を大きく入れています。
── この「100W」という大きな文字はインパクトがありますね。
藤原 ワット数って実はすごい重要で、使っているiPhoneは最新なのに、古くて出力の低い充電器を使っている人がまだいっぱいいるんです。みんなあまり気にしないけど、ワット数の違いで時間をすごく損してると思う。充電時間が全然違うので。だから僕はワット数が見えている方がうれしいし、これなら45Wと間違えて持ってくことはないですからね(笑)。
猿渡 最近だとPC、タブレット、スマートフォンとデバイスの種類もその充電に必要な出力も増えていますが、この製品は3ポート搭載で3台の機器を同時に急速充電できます。MacBook Proも十分充電可能ですよ。
▲ 稲妻マークは充電器との相性も抜群。
▲ 100W出力なのに、サイズはコンパクト。
▲ 100Wが大きくレイアウトされたデザイン。
▲ 本体のほか、ケーブル、ポーチ、結束バンドが付属。
▲ 一度に3台の充電が可能。
▲ 急速充電にも対応。
▲ ロゴマーク入りの充電ケーブル。
▲ 3ポート搭載。
▲ fragmentらしいオールブラックデザイン。
▲ 真空パックの特別包装。
▲ 耐久性の高いUSB-Cケーブル。
▲ 稲妻マークは充電器との相性も抜群。
▲ 100W出力なのに、サイズはコンパクト。
▲ 100Wが大きくレイアウトされたデザイン。
▲ 本体のほか、ケーブル、ポーチ、結束バンドが付属。
▲ 一度に3台の充電が可能。
▲ 急速充電にも対応。
▲ ロゴマーク入りの充電ケーブル。
▲ 3ポート搭載。
▲ fragmentらしいオールブラックデザイン。
▲ 真空パックの特別包装。
▲ 耐久性の高いUSB-Cケーブル。
藤原 もともとfragment designの前身は「エレクトリックコテージ(ELECTRIC COTTAGE)」という会社で、そのロゴが電気マークだったんです。そこから会社の名前が変わってロゴだけを残したって感じなんですね。ケーブルも既存モデルをベースに、ロゴなどをカスタマイズしています。あと今回セットになっているポーチは「RAMIDUS」にお願いして、オリジナルで作りました。僕もこのポーチに入れて毎日使っているんです。
猿渡 「RAMIDUS」さんはご縁があって繋げていただきました。耐久性が高くてガジェットの持ち歩きに最適です。
── 表参道の店舗で200個の先行発売ののち、オンラインで販売とのことですが。
猿渡 1月28日(日)にAnker Store表参道にてファンの方向けに先行発売が行われ、翌日からAnker Japan 公式サイトでも数量限定で発売しています。ぜひチェックしてみてください。
日本ではAnkerがブランドとして立っている
猿渡 現在は充電器以外のプロダクトも増えていて、イヤホンなどもかなり売り上げが伸びています。会社全体として成長を続けており、充電関連製品も伸びているのですが、構成比としては実は半分もない。モバイルバッテリーからスタートはしてるんですけど、現在は総合電子機器メーカーに少しずつシフトしています。
── 中国本社から見て、日本市場はどのように見えているのでしょうか?
猿渡 実は中国よりも日本のほうがシェアが高いんです。アメリカと日本、ヨーロッパが特に市場規模が大きくて、11月にグローバルリーダーの集まる会議があったのですが、それも日本で開催されました。
猿渡 うちは12期目なんですけど、10年前って充電器をブランドで選ぶ人は少なかったと思うんです。お店に並んでいる中から適当に選んで購入する人がほとんどで。差別化が難しいと言われていた市場のなかで、Ankerの高スペック化とともに藤原ヒロシさんのような方がファンになってくださったのは、本当にクオリティにこだわってきて良かったなって思っています。
新境地を開いたコラボ
猿渡 お互いの信用力が大事だと思っています。コラボ自体を目的としたわけではないのですが、創業数年でKDDIさんとAnkerのダブルブランドの充電器を発売しました。コラボするということは当然相手側からのAnkerに対する信頼が必要で、信用力の高い携帯キャリアさんとのコラボが実現するというのは弊社の品質に満足いただいているという証明になったかと思います。次がポケモンさんとのコラボでピカチュウの充電器を製品化するに至りました。初期の頃は20〜40代の男性がお客様のメインでしたが、ポケモンとのコラボで若年層の女性にまでAnker製品を知ってもらうきっかけとなり、一つの転換点となったのかもしれません。
── その意味では、もともと男性が好きなガジェットと藤原さんのコラボは理想的ですね。
猿渡 弊社のコラボとしても目新しいものになりました。今までは先ほどのKDDIさんとの協業であったり、ポケモンさんやディズニーさんといったキャラクターコラボだったんですけど、今回はデザインブランドとのコラボという新しい取り組みでした。藤原さんのデザインのファンの方にAnker製品を届けられるというのは新境地の開拓ですし、会社としても新鮮な取り組みだったので、今回とても貴重な機会になったなと思っています。
藤原 同じシリーズで、次は数字が100から150になっていったり(笑)。あとは電源タップとかもつくりたいですね。
猿渡 シリーズで揃えられたらいいですよね。
藤原 僕もガジェットが好きなので、今回は既存のものにプリントを入れてつくった感じですけど、1番最初の段階から入って、プロダクトそのものにもコラボ感が出るようなものが作れたらいいですね。
── LEON世代にはたまらなくうれしい今回のコラボ。第2弾、3弾の発売が待ち遠しいですね!