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2024.05.11

Apple史上“最薄”! 新型iPad Proをロンドンで触ってきた

日本時間5月7日23:00に発表となった新型iPad Pro。ガジェット担当・平井がロンドンのイベント会場に行ってまいりましたのでそのリポートをお伝えします! ズバリ、今回のiPad Proは“買い”です!

CREDIT :

取材・写真・動画・文・編集/平井敦貴(Web LEON)

ロンドンより新型iPad Proをリポート!

もはや説明不要な魔法のタブレット「iPad」。実際に使っている方も多いのではないでしょうか? 私自身も初代からのユーザーで、Air、Proと乗り継ぎ、現在は「iPad mini 6」をメインに使っています。その理由は“軽い”から。やっぱり毎日持ち歩くなら軽いに越したことはありません。大好きですiPad mini!

ですが、そんな大好きなiPad miniともいよいよお別れの時が近づいてきたのかも知れません。というのも今回発表された「iPad Pro」がとっても素敵だから(笑)。

ここではそんな新型iPadの発表が行われたロンドンにて、現地リポートとともにその魅力をお伝えします!
▲ 現地の雰囲気を動画で収めました!
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発表されたのはiPadシリーズとApple Pencil Pro

Apple史上“最薄”! 新型iPad Proをロンドンで触ってきた
▲ ロンドンの発表会場にて。写真はApple Pencil(第2世代)。
まずは今回の発表をおさらいしましょう。

・新型iPad Airの登場
・第10世代iPadの価格改定
・新型iPad Proの登場
・Apple Pencil Proの登場


と、いずれもiPadに関する内容でした。
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新型iPad Airの登場

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▲ 新型iPad Airは2サイズ展開。9万8800円から/アップル
新型iPad Airは初となる11インチと13インチの2サイズ展開となり、M2チップを搭載。後述のApple Pencil Proにも対応します。Airの名の通り薄さ・軽さを保持した万人向けモデルで、特別なプロフェッショナル用途でなければ十分なスペックを誇ります。
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第10世代iPadの価格改定

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▲ iPad(第10世代)は値下げされました。5万8800円から/アップル
また、第10世代iPadは約1万円ほど価格が下がり、最小構成で5万8800円からとなりました。円安の時代にこれはうれしい値下げです。性能は控えめですが、iPadビギナーにはもってこいの機種ですね。
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新型iPad Pro・Apple Pencil Proの登場

で、注目は新型iPad ProとApple Pencil Pro。5.1mm(13インチモデル)という「Apple史上最薄」の薄さや「M4チップ」搭載といった革新的な進化を遂げていたので、ここではそのポイントをピックアップしてご紹介しましょう!
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史上最薄の5.1mm

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▲ 横から見るとその薄さに驚きです。
なんと言っても新型iPad Proの特徴は圧倒的な薄さ! 前モデルと比較すると11インチモデルでは5.9mmから5.3mmへと0.6mm薄くなり、重さ(Wi-Fiモデル比)は466gから444gへと22g軽量化。

13インチモデル(前型は12.9インチ)では6.4mmから5.1mmへと1.3mmも薄くなり、重さ(Wi-Fiモデル比)は682gから579gへと約100gも軽量化されました。この100gの差は本当に大きく、個人的には毎日持ち運ぶのも抵抗のない重さとなっています。デカいiPadが持ち運べる日が来るなんて! 私の本命は11インチでしたが、こうなってくると13インチもかなり気になります(笑)。
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重さはiPhone 15 Pro Maxの2台分

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11インチモデルが「0.6mm薄くなった」と言ってもあまりピンとこないかも知れません。ですが、前モデルより約10%薄くなったと考えると驚異的です。手にとってすぐにその薄さや軽さを実感できるので、私のような“持ち運び性”を求めるユーザーには劇的な進化でしょう。
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ちなみに11インチモデルの444gはiPhone 15 Pro Max(221g)の約2台分。そして私の愛機iPad mini 6(297g)との差は約150g。ですが、実際に手にしてみると、重量差ほどの“重み”はさほど感じません。これまでiPad mini 6を愛してやまない私でしたが、浮気心に火がつき始めました(笑)。
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ディスプレイは2重のOLEDを採用

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新型iPad Proがすごいのは薄さだけではありません。発表イベントで盛り上がったトピックの1つがディスプレイでした。

液晶ディスプレイに比べて色彩表現力が高く、完全な「黒」色まで再現できるOLED(有機LED)ディスプレイ──新型iPad ProではそのOLEDを2枚を重ねる「Tandem OLED(タンデムOLED)」を初めて採用。これにより最大1000〜1600ニトという高輝度を実現し、明るくくっきり、それでいて淡色から黒までしっかり再現するという、とんでもない技術が盛り込まれたのです。

シンプルに2枚のディスプレイを“重ねて”“同時に”出力するってすごいですよね。CPUへの負荷がとんでもないことになるのでは? なんて思っていたところ、続けて驚くべき発表がありました。
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1秒間に“38兆”回の演算処理をする「M4」チップ

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それがこちら、「M4」チップの登場です。今回の発表イベントで最も歓声が湧いたのはこの瞬間だったかも知れません。というか、正直私も驚きました。

現行のApple製品には独自のチップ「Apple Silicon(アップルシリコン)」が採用されていますが、MacBook Proでさえ「M3」が最新にも関わらず、新型iPad Proはその上を行く「M4」を搭載。前モデルが「M2」だったので2階級特進です。

この「M4」チップによって、なんと1秒間に38兆回の演算処理ができるようになったとのこと。

もう一度言います、1秒間に“38兆回”です!
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この「M4」チップにより、ディスプレイ処理はもちろんAIのワークフローが加速され、動画編集のリアルタイム合成や3Dモデルのリアルタイムレンダリングといった高負荷のプロフェッショナル作業もストレスなくできるようになりました。

さらに「M4」チップでは電力効率が飛躍的にアップし、「M2」と同じパフォーマンスを引き出すための電力量が約半分になったそう。省電力はソフト面だけでなくバッテリーや排熱機構といったハード面にも好影響を与え、「M4」チップによってこの軽量スリムなデザインが実現できたといいます。スリムなのに中身は超優秀なんて、デキる大人そのものです(笑)。
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Apple Pencil Proに感じる可能性

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そして今回のイベントでもう1つ話題になったのがこちら、「Apple Pencil Pro」。iPad専用ペン「Apple Pencil」がProモデルに進化しました。
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この新しいApple Pencil Pro、機能面でのポイントは2つあります。1つめは人差し指の指先部分をスクイーズすることでファンクションメニューを表示できるようになったこと。触覚フィードバックも備えるので使い心地が格段に上がりました。そしてもう1つは回転を感知する機能が実装され、「バレルロール」と呼ばれるペンの動きができるようになったこと。この2つによって操作性とクリエイティビティが画期的に向上したんです。
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▲ マーカーペンの縦横が回転します。
実際に体験してみたのでご覧ください。指先にグッと力を入れるとブブッとした触覚反応がありディスプレイ上にファンクションメニューが表示されます。そのままマーカーペンを選択し、ペン軸を回転させるとご覧の通り。これまで表現できなかった“太さが変わる”線を描くことができました。

こちらは絵を描く人には特にうれしいアップデイトですが、そうでなくてもファンクション機能の拡張はかなり実用的です。個人的にもApple Pencilで画像補正や赤字校正などの作業を行うので、消しゴムや色ペンの使い分けが楽ちんになるのではと想像しています。

ちなみにこのApple Pencil Proは新型iPad Air、新型iPad Proのみに対応。既存のiPadシリーズには使えませんのであしからず。
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物価が高い今、むしろモノを買った方が幸せかもしれない

Apple史上“最薄”! 新型iPad Proをロンドンで触ってきた
最後に価格についてですが、11インチiPad Proは最小構成で999ドル、日本円では16万8800円となります。円安の影響をモロに受けていますね。

ただ、値段が高く感じる一方で、今こそ買うべきだとも考えられます。というのも、円安が続くことで「現金の価値が目減りしている」とも言えるから。現金の価値が下がるなら、モノに替える、欲しいモノを買った方が幸せになれると言えるのではないでしょうか。

──と、そんな言い訳を自分に用意して早速ポチろうかと思っています(笑)。

日本に戻ってからはより詳しい、より“モテる”実機レビューをお届けする予定ですので、引き続き「Web LEON」をブックマークのほどよろしくお願いします!

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