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2022.02.15

◼️ 現地スナップを直送でお届け!

イタリアのお洒落な大人たち・ベスト11【No.2:ガブリエレ・パジーニ編】

LEONが長らく取材してきたお洒落なイタリアオヤジたち。通称“イタオヤ”11人の姿を、久方ぶりに現地でキャッチしました。今回は、自身の名を冠するブランドが世界的人気のファッショニスタ、ガブリエレ・パジーニさんの最新スタイルをお届けします!

CREDIT :

写真/仁木岳彦(siteniki.com) 取材・文/田中美貴

世の中がどうあろうとも、お洒落を、そして人生を楽しむ姿勢に変わりはなし! 今回、久方ぶりに取材を敢行しました、かの地のお洒落オヤジたちの現状を。リラックスという今の気分に呼応しつつ、エレガンスは決して忘れぬ11人のイタリアオヤジたちのスタイルは、日々のコーディネートをさらに楽しく、アップデイトするヒントの宝庫なのです。

【No.2】 ガブリエレ・パジーニのココが新しい

強印象な柄使いで個性的に

「最近はよりニッチなコーディネートを意識しています。時代がリラックス傾向に向かっている今だからこそ、あえて究極のフォーマルスタイルを追求することもありますし、その一方で私が今まで大事にしてきたサルトリアテイストに、大胆にモードなイメージを加えることもあります」

そんな風に語るガブリエレさんが見せてくれたのは、柄や色に実験的な遊びを加えたパンチの効いた着こなし。
イタリアのお洒落な大人たち・ベスト11【No.2:ガブリエレ・パジーニ編】
スリーピースでフォーマルを演出しつつ柄と小物で不調和を生み出す
究極のフォーマルを狙った、マイクロチェックのスリーピースにタイドアップのスタイリング。ヘリンボーンのニットタイで柄と柄をぶつけつつ、ちょいユルめなモヘアのネイビーコートで引き締め。足元にはバレンシアガのワークブーツを合わせ、小さなアンバランスで脱ブナンなムードを演出。メガネ/ヴィンテージ、ほかはすべてガブリエレ・パジーニ
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で、それは単なる派手なスタイルではなく、あくまでクラシックをベースにした計算高い崩しを入れたもの。良質の素材や、イタリアらしい仕立ての良いアイテムが色やディテールで飾られ、さらにモード系の小物とコーディネートされています。

「守りに入った着こなしはつまらない。自分らしさを発揮できる服、エモーションを与えてくれる服が着たいんです」と語るガブリエレさんは、クラシックを知り尽くしているからこそできる、攻めのスタイルへ驀進中。

Profile

ガブリエレ・パジーニ
モデナにショップを経営すると同時に、2012年に自身の名を冠したブランドをスタートし、世界的人気に。ナポリ仕立てのテーラースタイルにモードをミックスした独特の世界観をもつファッショニスタ。

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New Style

赤黒チェックを黒合わせでモードに

イタリアのお洒落な大人たち・ベスト11【No.2:ガブリエレ・パジーニ編】
▲ 靴/バレンシアガ、ほかはすべてガブリエレ・パジーニ
赤×黒のスタイルにヒネリを加えた、大人のグランジスタイル。コートとマフラーは同じパターンの赤黒チェック、中に着た黒カーディガンにも赤のストライプが。グランジテイストのチェックを、黒のフィッシャーマンパンツと合わせてモードに。
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New Style

ネイティブ柄でスーツを遊ぶ

イタリアのお洒落な大人たち・ベスト11【No.2:ガブリエレ・パジーニ編】
▲ ベルト/オフホワイト、靴/バレンシアガ、ほかはすべてガブリエレ・パジーニ
スーツとカーディガンを白で統一し、ネイティブ柄のコートやテキサス風のプリントシャツをコーディネート。
イタリアのお洒落な大人たち・ベスト11【No.2:ガブリエレ・パジーニ編】
ヴァージル・アブローへのオマージュとしてオフホワイトのベルトを。シャツやコートの一部に使われている黄色とさり気なくリンクさせている点も◎。 
2022年3月号より

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