“エロさ”はきちんと遊べる大人の特権です！

まずは若者の“エロい”と大人の“エロい”の違いについて考察してみましょう。若者は勢いが余るがゆえに時と場所を選ばずエロさを放出してしまいがち。けれども読者貴兄である、大人の皆さまは節度というものを持ち合わせていますよね。ここで発射していいのか、ここは堪えどきだろうとか、そういう判断ができるはず。その社会的規範とタイミングに乗っ取ったエロさの放出こそが、女性に響くのです。

例えば、きちんとスーツを着ることができる。そして平日だけではなく、オフのお洒落もトレンドを踏まえつつ、自分が出しゃばることなく女性を引き立てるといった気遣いも感じられれば、それは知性として認知されます。けれども、オールウェイズ「オレが一番お洒落っしょ」みたいなスタンスでいると、間違いなく女性は敬遠します。つーか、モテません。

なぜなら女性は社名や肩書き、着用しているブランドに恋をするのではなく、対象となるのは貴兄です。そこで先陣切って、イバりを効かせたり、自慢しようものなら、もう恋は終焉です。せっかく大人の男という魅力を備えているのですから、そこはあくまでも控えめに。そのマナーが品格へとつながるのですね。

モテる大人が着こなす王道スーツはエロい!?

モテる大人は遊びのスーツがもっとエロい！

ドライヤーで髪を乾かしたり、髭を剃ったり、必ず毎日鏡を見ますよね。そこに映っているのは誰ですか？ そうあなたです。齢いくつかは存じ上げませんが、オヤジであることは間違いありませんよね。いや、いいんですよ、オヤジで。

いまや世間は空前のイケオジブーム、とも言われています。だったらそこにミートしていきましょうよ。そのためにも、まずは自分の年齢を鑑みてください。無茶は厳禁です。年齢を重ねることで似合うファッションだってありますし、ギラついていない雰囲気が身についてきたいまだからこそ、女性の警戒心も薄れるためコミュニケーションも図りやすいというわけで。

そう、モテようと思った時にまず着手するのがファッションです。それはとてもいいことなのですが、大切なのはその先です。男性が思うより、女性はとても賢い生き物。知性がなければ見向きもしてくれません。

そこで本特集では、お洒落のみならず、美容と文学作品からもアプローチ。例えば夜の街に行けば、女性が見るのは男性の横顔と手。そこで好印象を得なければ、弾む話も弾みません。もし会話に花が咲いたらチラリと知的なワードやエピソードをプラスして「それって何ですか？」的な展開に進めば、これ最高。

いずれにせよ、9月の特集でお伝えしたいのは、エロい大人はすべての女性に対して平等に接する、ということ。それが例え、OLさんであろうとモデルさんであろうと、夜の蝶であったとしても、みんなに優しくすることができる。そして、彼女たちを引き立てるファッションとマナー、知的センスが必要である、ということです。

結論として申し上げますが、人として真っ当であり、それを踏まえたうえでファッションやトーク、アクションで笑いを取り、ふざけられたりするのがモテる大人の理想像なのではないかと。きちんとしてる、なのにちょっと笑える。そういうギャップを意図的に作り出せるのも、大人の皆さまだからこそ、といえましょう。