人気の男前ブーツを、大人がお洒落に履きこなす方法とは？

何事にも揺り戻しはあるもので、ここしばらく続いていたスニーカー人気を経て、ブーツに興味を向ける人が増加。サイドゴアブーツ人気が先行していましたが、ここにきて無骨な編み上げブーツへの注目度が上昇しています。各ブランドからリリースされている新作を見てみると、ボリュームのあるブーツが豊富。コーデのしやすさでいえば、やはりブラックがお目当てかと。

で、気になるのはその合わせ方。アメカジ再燃中とはいえ、さすがに無骨すぎるコーデはオヤジには難ありです。理想は無骨だけどスマート。そこで白羽の矢が立つのがスラックスとニットのリブパンツです。テーパードの効いたスラックスですっきりと、ニットのリブパンツをブーツインしてメリハリを。この2パターンをマスターすれば、久しぶりの編み上げブーツスタイルも恐るるに足らずですゾ！　

コンバットブーツを想起させる、いや、それ以上に無骨なこちら。ソールも実に分厚く、ダウンジャケットにも顔負けしないボリューム感です。一方、アイレットのガンチーニモチーフがオヤジの足元に相応しいラグジュアリー感を主張。となれば、いうまでもなくブーツインが正解です。

無骨さと洗練さ、さらには歩きやすさも兼ねるのがこちら。厚みのあるアンクルのクッションやストームウェルトがブーツならではの無骨さを示しつつも、トウに向かうフォルムは実に流麗。そしてライトウェイトウォーキングソールが、長時間履きも快適に。

ペブルパターンを採用した厚みのあるラバーソール。いわゆるマッドガード的な雰囲気が、足元の存在感を強めます。「W. G.コレクション」からの一足で、見た目こそボリューミーですがブラッシュドレザー製のアッパーは柔らかく、履き心地は軽やかです。

もはや威圧的とさえいえるボリュームが見どころとなる、ハイキングブーツの「マーロウ」。本格的な登山靴さながらのゴツさを披露しつつ、ラバーによるモノグラムとロゴがストリート&ラグジュアリーな雰囲気に。これも、もちろんブーツインで履きたいところです。

アーカイブを現代的に解釈したワーカーブーツ「♯742」。ボリュームのあるトウ、厚みのあるラグソール、外ハトメ、そしてシボ感の強いグレインカーフスキンが、まさしく男のブーツといったところ。それでいてステッチはシンプルで、あくまで都会顔に留めています。

履き口のアタリが出ない程度にすっきりとテーパードしたスラックスがオススメ。さらに重要なのが丈。クッションが出ないくるぶし丈ぐらいがベストです。すっきりして見えるだけでなく、ブーツ感がより楽しめますからね。

ブーツインすることで足首がタイトになり、ゴツいブーツが洗練されて見えます。裾がリブでない場合は、厚手のソックスに裾を入れ込むのも可。さらに生地はニットがオススメ。柔らかなドレープ感とゴツいブーツとのギャップが、コーデに表情を与えてくれます。