バッグ・靴・ベルトなど。小面積でガオー！ を発揮する「エキゾな一品」

柔和さや優しさのベールでいかに下ゴコロを包めるかが重要である、とお伝えしてきた「オオカミオヤジの作り方」。ここまで、オオカミゴコロをレザーアイテムに見立て、何を選び、どうこなすのがいまどきなのかを徹底検証してきましたが、今回はレザー小物のお話です。

小物類はファッションを思いどおりに仕上げるためのスパイス的な役割を果たしてくれますよね。その効かせ方は狙い次第ですがオオカミ的なテイストを強めたい時に最適なのが、エキゾな小物類です。何せ存在感強めゆえ、装いに占める面積が小さくとも、ギラリとした危うい艶っぽさでスタイルを刺激的に仕上げてくれるのですよ。

大きなウロコが美しく配されるようカットしたベルト。欧州で鞣した上質クロコに対し、裏地には高品質で丈夫な牛革を用い、ガシガシ使えます。美しく垂れるように先端をしなやかに仕上げるなど、細部までヌカリなし。

クロコ専門メーカー自慢の高品質クロコ革を使用したトート。柔軟なお腹の革を横幅いっぱいに用いた迫力ある逸品ですが、見た目に比して軽量なのは独自の革漉き技術ゆえ。

丸みのあるウロコの形状が特徴的な、カイマンの脇腹レザーを用いたローファー。手縫いのハンドモカのヴァンプが幅広でカジュアル感があり、エグくなりすぎずサラリと履きやすいんです。