【お洒落スナップ／レザーブルゾン編】 ワイルドなレザーの着こなしは、品良く魅せるのが大人の条件

レザーに抱くワイルドやセクシーといったイメージ。これ、大人こそ生かさない手はないのですが、ここで注意すべき点が。いい歳した大人がワイルドだけに振り切ると、結構味濃いんですよね。そこでポイントとなるのが、クラシックとのミックスです。

プリーツ入りのスラックスや、フレンチなジャケット、そしてハイゲージニットや白シャツといった、クラシカルで洗練されたアイテムと組み合わせることで、品良く見せようってヤリクチです。ここでご紹介する3人は、まさにそれを実践。色使いやアクセサリーといった小ワザも重要なので、お見逃しなく！

ワイドかつフレアなパンツと好バランスを描くレザーブルゾン。70年代フレンチを意識したジャケット&パンツに対して、同じくフレンチブランドというのが小ニクいところ。色を効かせた柄スカーフやヒールが高めのローファーを合わせることで、ルーズなシルエットながらエスプリの効いたコーデに。

幅広のボア襟から覗く柄スカーフはヴィンテージ。メリハリの効いた配色に加えて、大柄なのでインパクトの強いレザーブルゾンにも顔負けしません。

幅広のラペルが70年代なジャケットは「サンローラン」のヴィンテージ。構築的なショルダーラインとウエストを絞ったシルエットに、色気を匂わせます。

ヒールが高く、さらにウエストが絞り込まれたローファー。トウも細身で、フレアパンツと相まって70年代のパリ・サンジェルマンな空気感を主張します。

ラムレザー製のブルゾンだけを見れば、言わずもがなタフな印象。しかし、そこにパームツリー柄をあしらったカラーニットを合わせることで、一転してむしろ可愛らしさを漂わせます。とはいえパンツには、マリンセーラークロスを採用したプリーツ入りパンツを合わせて落ち着いた大人顔にまとめています。

イエローのニットにあしらう柄の色を、ドット柄スカーフとシンクロ。ブラウンのラムレザーと相まって、カラーニットながらレトロな雰囲気に。

「ロレックス」の60年代ヴィンテージは、ステンレスシルバーとイエローゴールドのコンビに。ブラウンとの組み合わせは、むしろシックで上品。

足元は「J.M.ウエストン」のサイドゴアブーツを。もちろん、ブルゾンと色を合わせて。ペッカリーグローブもさり気なくイエローニットとシンクロ。

A-1タイプのブルゾンはグッドフォークス。黒のデニムパンツと合わせたと聞けば無骨なアメカジを想像しますが、デニムパンツはクリース入りで、さらにインナーにはハイゲージのタートルネックニットに白シャツをイン。モノトーンでまとめることで、むしろ洗練された着こなしにまとめています。

リングは「エルメス」のシェーヌ・ダンクルを重ね付け。カルティエの腕時計は、ウエアと同じくモノトーンを選ぶことで統一感をアピールします。

「ダブルアールエル」のベルトはカービングが施されたウエスタン調のレザーを。黒デニムと合わせても無骨一辺倒に見えないのは、細身だからです。