プリントTシャツ。大人がハズさないように選ぶにはどうする？

大人がプリントTシャツを着るとなれば、巷にあふれたグラフィックTシャツでOKというわけにはいきません。見映えのよさはもちろん、それなりの意味があったり、テーマがあったりしてこそ、リッチでモダンでインテリジェンス溢れる大人のプリントTシャツといえるのです。

そのためには間違いのないブランド選びが大切。LEONでおなじみのラグジュアリーブランドのそれなら確かでしょう。グラフィックはシーズンテーマや、デザイナーのセンスが溢れていますので、そのあたりを見極めてから選ぶのはいかがでしょう。しかもいまは夏真っ盛り。わいわいと人の集まるシーンでなら、大胆なプリントTシャツというのも印象に残るものです。

ジャケットやアウターでの大胆なプリント柄は、少々はばかられますが、Tシャツなら大胆なプリント柄もご愛嬌ですし、そんな時こそラグジュアリーブランドの一枚でリッチな大人をアピールするのに絶好です。多少の悪目立ちだって許されてしまうのがTシャツの懐の深さですから、ひと夏の思い出つくりとして、ぜひご活用ください。

毎シーズン、大胆なグラフィックのプリントTが注目を集めるランバン。ビッグシルエットで、肩を落としてゆったり着るのが今年風です。ジャケットのインナーとして着用してもポイントになります。

デザイナーがモトクロスに着想を得た今季のグラフィック。GV3ワールドツアーと銘打って、架空のモトクロスチームのユニフォームをイメージ。袖口にリブを配して半袖スウェット風に着ることで、サイクルシャツのデザインを街着にモディファイしています。

袖口にプリントでカラーパネルを施してあるのはモータースポーツらしいデザイン。袖口はリブニットが使われていて、いわゆるTシャツのようにひらつく感じはなく、タイトでモダンな印象です。

春夏は「海」、秋冬は「森」をテーマにコレクションを展開するロエベは、バックプリントにオイルランタンをモチーフにしたプリントTでグランピングなイメージ。ブランドロゴとも絶妙に絡んで一体化しているところがこだわりポイントです。

インパクト大なバックプリントとは別に、フロント左裾のロープや裾にぐるりと通した「現在・過去・未来」と記されたレタードや袖口のラインなど、細かいところまでグラフィックにこだわっています。

どこかサーファー風のプリントTは、アメリカンなカジュアルウエアをベースにしたこのブランドらしいグラフィック。少し色落ちしたデニムと合わせて着るのにぴったりです。

ベルルッティのレザーグッズに刻まれた「スクリット」は、18世紀のカリグラフィーをモチーフにしたこのブランドのアイコンデザイン。これまでジャケットの裏地などに使われたこのモチーフを、Tシャツにも採用。